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「木偶の坊」 黒歴史落書き日記vol.3

私は何になりたいのだろう。
なりたい、憧れの人物像はある。
にも関わらず、そこに向けた努力に気が乗らない。

私は、もはや何にも気力のない人形なのか。
向上心のない、自堕落な自分が、
私の本質だったのか。であれば生きる意味などない。

つまり、なりたいものはあるのに、
その努力はしたくないという、木偶の坊のグズだったのか。

あるいは、憧れやなりたいという意思こそが嘘なのか。
なりたいものではなく、社会的に褒められる人物像こそを求めていないか。
規範が作った理想像に、私の意思は介在していない。
なりたいではなくて、ならねばならないだけの存在か。

あるいは、自分の可能性を信じて、流れに身を任せる。
結果着くであろう、終着点で自分がどう振る舞うか。
未来の自分に託して、私はこうして留まっていればいいのか。

わからない、わからない。
ここまで生きてきて、自分が分からないとは。
なんと滑稽で、芯のない人間だろうか。


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