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いつか来る介護の後始末

毎日が介護中心の日々。
優しい気持ちで対応できる時間はわずかで、母と対面している時は常にイライラし、語調は強く命令調となってしまう。

1人になったときは猛烈に反省感がこみ上げる。
なぜもっと優しく対応できないのか?
何にそんなにイラつくのか。
いつか母の命が尽きる時、私は今の状況を思い出しきっと後悔するのではないかと予感がする。


介護に埋没した私の時間。
いつか母の命が尽き、介護が不要となった時、私に何が残るのだろう?
ぽかんと空いた時間。
社会から切り離され、錆びた私に何ができるだろう?
呆然としている自分が容易に想像できる怖さにため息しか出ない。

まだ来ていない未来に恐怖しか持てない自分にガッカリだ。

いつか来る介護の後始末。
どれだけ準備をしても後悔はきっと沸くだろう。
その心つもりにして、今できることをやるしかない。
とにかく動いておくしかない。

何ができるかわからない。だけどどんな状況だって学びに変えることが出来るのは私の強み。
それを心に楔を打って生きていこう。



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