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リベラルアーツゼミを終えて―③私の旅は?

こんにちは!あらひです。

TABIPPOさん主催の『旅好きがより豊かに生きるためのリベラルアーツゼミ~世界史、地理、世界遺産を学ぶ~』に参加してみた感想をここまで2記事に分けて語ってきました。長いですね笑
ちなみにこの記事が一番長いです。ごめんなさい。

これまではイベントの概要や、印象的だった参加者にスポットを当ててきましたが、今回は私のお話です。


1.そもそも、旅が好きな理由

私は、本が好きな子供でした。

知らないこと、不思議なこと、わくわくすること。

この3つが大好きで、これを叶えてくれるのが本でした。特に物語が好きでした。作り話ではありますが、話に沿って人間の感情の機微や、知らない生活に触れることができたからです。(人間の営みも私の大好物です。)

でも、途中で気づいたわけです。

魔法や壮大な陰謀、痛快バトルはないかもしれないけど、私たちが生きている世界って知らないこと、不思議なこと、わくわくすることに満ちているということ。(勉強の面白さから、このことに気づくのですが、それはのちほど。)

そのうち、私は「絶景系写真集」(正しい言い方なんだろうか?)というジャンルにぶち当たります。特に軽く説明があると最高で、綺麗な絶景を眺めながら勉強にもなるというお薦めのジャンルです。

地球とは思えないカラフルな地面や、重機も一切ない時代にどうやって作ったの!?といろいろな意味でため息が出てしまうほど壮麗な教会、貴重な動物たちがぎゅっと詰まっています。どうでしょう、わくわくしましたか?

お薦め本はこのあたりです。『世界の絶景パレット100』は日本版もあるので、もっと身近なところからわくわくしたい人はぜひ!


これらの写真集を見て、「見に行きたい!」「私も旅に出たい!」と思ったのが、旅に出るきっかけでした。


2.勉強って面白い!

さて、さきほど、「世界って面白いかも!」って気づいた話をしました。

このきっかけは本を読んだり、勉強をしたりするうちに気づいたことです。勉強って「なんで?」に満ちていて、だからこそ楽しいと思えました。

特に「社会」は得意科目でした。社会ってぜんぶ詰まってるんですね、歴史っぽい時間の要素も、世界の地形なんかの空間の要素も、そこで生きてる人間の生活も。広く見てもいいし狭く見ても良い、とても素敵な科目です。

高校生の時は「地理」と「世界史」を取りました。地理×世界史って最高で、地理の内容は世界史の内容と被るし、その逆も然り。

「あっ、こういう理由(地形的な)でこういう出来事が起こるんだ!」という感覚はまさに快感。なんか変な人ですね。頑張って読んでください!

なので、特に苦手意識はなかったわけです。

そして、人生の転機がやってきます。先ほどの写真集にもちょこちょこ出てくる「世界遺産」という概念。こいつが私の人生を狂わせました。


3.世界遺産ってすごい!

かなりざっくりですが、「世界遺産」というのは、世界にあるとっても素晴らしい自然や景色、建物、保護したい動物をみんなで守っていこう!というものです。またまたざっくりしていますが、それぞれの国が、自分の国内にある遺産を推薦して、いろいろなところに認めてもらえたら登録決定です。

ただの観光地だと思われがちですが、もっと素敵な目的をもって決まっているのです。

日本はここ数年、毎年遺産を推薦しては登録されているため、「まーたなんか増えたな~、世界遺産ってちょろいな~」と思っている方もいるかもしれませんが、登録のためにはいろいろな手順を踏みます。却下もされます。それ、珍しくもなんともないから。それ、ほんとに価値あんの?証拠は?とかとか。

要するに、これだけめんどくさい手続きを踏んでも認めて後世に残していきたい世界遺産って、その国が「特に推したいポイント」であると私は思うわけです。

「日本」について興味関心のある外国人に日本を紹介するとき、何をあげますか?和食や着物、侍なんかもいいでしょう。でも、その中に『京都』や『富士山』『姫路城』などの場所もあると思います。

「世界でもここにしかないんだ!」「自分たちはこれを大事にしてきた!」「ずっと守っていきたい!」
そういう熱意がたっぷり詰まっていて、なおかつ価値があると公式に認められているのが世界遺産。

これを知るだけで、その国が何を大事にしているのかがとてもよく分かるのです。

友だちの好きなものを教えてもらって、自分も興味が湧いたり、好きになったりしたら、もっと仲良くなれた!っていう経験、あると思います。

つまりそういうことなのです。伝われ。

地理の時にも出てきましたが、これは「感覚距離」というもので、親しみを感じれば感じるほど、その場所への距離も近く感じる、というものです。

詳しく知りたい方は、この本に載っていたのでどうぞ!(ゼミの内容がほとんどそのままで、良い学びなおしになりました。)


4.で?

ここまで長々と「好き」を伝えてきましたが、つまり何が言いたいかというと。

この4日間で学んできたことのほとんどを、私は既に修得して旅に出ていたわけです。もちろん、経験は少ないし、まだまだ知らないこともたくさんありましたが。

名だたる先生方が「これを学んだら面白くなるよ!」と語ると、うんうんそうなんだよ!と首が引きちぎれるほど頷いた日々でした。

自分の考えが認められたと思えた瞬間でした。

旅に出るときに求められる視点やある程度の知識は持っていると言える。じゃあ、その先はなんでしょう?


5.アウトプット

Day4までは、とにかく「学び」を大切にしよう、インプットを大事にしようという時間でした。

でも、それだけではないのです。
吸収したものを、形にすること。つまり、アウトプットすることが大事なのです。
例えば、文章にまとめる、イラストにする、人と語ってみる。このゼミではいろいろなアウトプットの仕方がありました。


だけど、私は時間がない!と言い訳をして、この50日間まっっっっっったくアウトプットをしてきませんでした…………。

ここまで長々話したことは「私凄くない?」という自分語りだったわけですが、私は思っていることを形にしたことは一度もなく、他人に見せたこともなかったわけです。つまり何もしてないのと同じこと。これは悔しい!と思いました。

だから、私の目標は、「アウトプットを大事にすること」です。

こういう理由で長々Noteを書いてきました。こいつ何が言いたいんだろう、と何度も思ったかもしれませんが、それだけです。

また、「世界遺産検定1級」の取得も目指したいと思います。目標は今年の7月試験!

自分が行った旅の話や、面白いと思った本の感想、勉強して分かった世界遺産のこと、いっぱいアウトプットしていきたいと思います。

いまは、なかなか旅をするのが難しく、また、学生という立場もあります。学べるうちに学び、視野を広げ、いざ大人になってお金も貯めてなんでも自由にできるようになったときに備えていきたいと思います。


6.おわりに

約1500字、約2000字、そして3000字超という長い話にお付き合いいただきありがとうございます。

私のように、なかなか旅に出られないもどかしさを抱えている旅好きの方はたくさんいると思います。

それでもできることはあるんだ!と考えるきっかけになったこと、素敵な出会いがあったこと、共有する機会を得られたこのイベントにとても感謝しています。

TABIPPOさんは「第2回もやりたい!」とやる気満々だったので(言っていいのかな)、もし第2期生の募集があればぜひぜひ参加をおすすめします!他にもイベントがあるみたいですよー!

また、ちょっとハードルが高い…と思った方も、日常に学びは転がっているはず。どんどん学んでいきましょうー!

私ももっともっと頑張ります!

50日間ありがとうございました!


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②はこれです。





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