「創造」と仏教的思考
稀代の大天才である仏陀釈迦は、縁起…無明(無知)が因、縁となって業(行為)が生まれ、その業が世間を作っていると説きます。これは、ひとつ前の記事に書いた「人間の欲」から「創造」が生まれ、この社会(世間)を作っているということと構造を同じくします。
人間を人間たらしめている「創造」を、仏教的解釈を加え敷衍すると「因縁を生む行為(縁起性)」と捉えることができるのではないでしょうか。「因」とは原因要素、「縁」とは条件づけというほどの意で、原因が縁(条件)づけられて、事象が生まれる。