見出し画像

米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿220



第219回から続く


今週から業績発表


今週から業績発表が始まりますね。今週金曜日7月14日、JPモルガン、シティ、ウェールズ・ファーゴといった大銀行株の決算発表です。

アウトライヤーの6月15日のツィートで、その時点で、S&P500で上は、4500超が視野に入り、下は4250割れないとその下が見えてこないという主旨のツィートをしました。

S&P500の1株当たり利益、2023年のコンセンサス利益予想3%ダウン、$217に19.5xかけてみますと、S&P500で4231ドルって言う数字が出てきます。

S&P500の1株当たり利益、2024年のコンセンサス利益予想11%アップ、$240にフォワードPE少なくとも20x以上の数字をかけますと。20xという数字をかけただけでも、4800という数字が出てくるわけで。

シカゴ連銀のグルースビー総裁が言うところの黄金の道(golden path、ゴールデンパス)、20xでこう、黄金の道、21x以上の数字をかければ、もっと大きなS&P500の数字が出てくるわけですね。そのためには、これまで述べてきたように、FRBによるピボット(政策転換)も必要条件でしょけど。僕個人はピボット(政策転換)~金利の引き上げ局面終了から、そう間髪を入れずに金利を引き下げるというのはないと思っていますが。


株式市場にとって極めて大事な要素が流動性と業績であるとするならば、流動性につきましては、昨日の寄稿第219回寄稿で再度述べました。業績につきましては、これも繰り返しですが、目安としてこのような数字を見ています。

ルールメーカーはルールを変えた



あるとするならば、などと述べていますが、流動性と業績こそが株式市場にとって大事な要素ですね、この時代。特に流動性のところ。一昔前から考えるに、明らかにルールメーカーはルールを変えたわけですから。

ゆえに、ベアーマーケットラリーだという意見と、おそるおそるというところはあるにせよ、これは新しいブルマーケットの初期段階だという意見とを対比させてきました。

で、手が止まる、手が出ない、悩ましい。
よく申しております通り、そもそも相場がへたくそなので、一番高いところを売るとか、一番安いところを買うとか、そういう事は出来ません(笑)。
少々乗り遅れても、トレンドが出てから、それについて行ければいいなあ、そのトレンドに乗れるといいなあと思っています。

その目安の入り口として、前日のような数字を頭に入れながら、ですね。
僕個人にとりましては、自分で、売り上がる、買い下がるという相場よりも、売り下がる、買い上がるという相場、それが自分に分かりやすいトレンドだとイメージしていますし、その方が、手が合うというか、やり易いというか。

乗り遅れてからが相場かな



へたくそ、へた、なわけですから。誰がやっても儲かりそうな相場、それでないとですね。
手が止まるとか、手が出ないとか言っている時点で、乗り遅れがちなわけですから(笑)。まあ、乗り遅れてからが相場かな、それでいいや、というイメージです(笑)。


流動性や業績については、これまでこうして述べてきているイメージでいますが、その中で、米5年債の利回り推移が、何かしら、ヒントを与えてくれるのかもしれないと思いながら見ています。債券のマーケットは、「高い、を、より長く」を、より意識し始めているところだと思っています。

僕の場合は、この4月以降、上げの部分についてを、フロス(泡、あぶく)、フロスィ―、フロスィ―・マーケット(泡、あぶくのようなマーケット)だと見て、フロス(泡、あぶく)の高さは測れないと考えてきましたから、マーケットが上げても、買い目線を持つことはありませんでした。そこを買う考えも度胸もなかったわけです。

ここのところの寄稿でも述べましたが、上げについて行く事よりも、どこかで、背景にある、なんらかの条件変化により、腰折れ、これについて考えております。

その腰折れの引き金となる条件変化が、米5年債の利回りパターンの、これまでのパターンからの変化なのか?と今考えているところですね。

逆にこれが、また、4.2%以下に戻って、昨年10月以来描いてきた軌道の中におさまってしまうと条件変化ではなくなりますから。な~んだ、一時的に、上にブレークしたけど、ほんの一時的な事だったよ~となるわけで。
だから、目を皿のようにして、今この時、この推移と株価の推移を見ています。

これを引き金にして、株価の下落トレンドが出るのかどうか。

あとは、僕個人は賛同しかねますと述べておりますが、S&P500の1株当たり利益、2023年のコンセンサス利益予想3%ダウン、S&P500の1株当たり利益、2024年のコンセンサス利益予想11%アップ。これらの数字に今後、修正、変化がみられるのかどうか、というところですね。

・FRBの”意図する”QTであっても、そのQT効果は相殺されている。(マーケットの素地、素材が以前から変化しているとは僕は考えていない)
・より、金利に注目するかたちになっている。
・業績の数字予想に変化があり得るのか?
・リセッションが、リセッションがと声高に叫んだところで、そのリセッションが来る前に、多くの弱気論者の意に反して、マーケットが高値を獲り行く可能性さえありうる状態なわけですから。

これらの”現実”から、意図的に乗り遅れてでさえ、また、この業績発表時期を機にしたりしながら、なにかしらのトレンドが出てから、遅れても、それに乗れればいいなあというスタンスでいるのが、今は、気が楽だと思っている、これが正直なところです。


失敗って、恐れるものではなくて、それを乗り越えられればいい


気を楽にして、失敗したら、「まあ、そんなこともあら~な」と流して、気を取り直す。

失敗しないようにやるというのは、僕には無理ですね。失敗しますから(笑)。
失敗って、恐れるものではなくて、それを乗り越えられればいいわけですから。
まあ、失敗して、乗り越えて、これを繰り返して生きて来ましたから、まあ、今後もそんなスタンスでしょう、たぶん。


J・K・ローリング

第27回寄稿の冒頭で引用させて頂きましたが~

~失敗したら、許される限り、何度でもやり直す。何回でも。

下記は、ハリーポッターの作者、J.K.ローリング氏の2008年6月5日ハーバード大学でのスピーチから、抜粋部分引用です。引用元~The Harvard Gazetteから引用しています。
尊敬している人が、かつて、教示してくれました。

Quote~”an excerpt of the speech”~
”~, but some failure in life is inevitable. It is impossible to live without failing at something, unless you live so cautiously that you might as well not have lived at all – in which case, you fail by default. BY J.K. Rowling Copyright J.K. Rowling DATE June 5, 2008”End quote.

「人生において、なんらかの失敗は避けられません。何かに失敗せず生きるのは不可能です。生きてこない方が良かったというほど、用心深く生きていない限り。その場合は、最初から失敗しているのです」~ニュアンス~





第221回へ続く




最後に …
もし、この記事を最後まで読んで頂けて、良かったなと思ったら「スキ」をクリックお願いします!



関連スペース&キャス



関連note


第138回~

第1回~第137回

私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
OUTLIER 「相乗的にパフォーマンスを高める食品と栄養素を集約。」


🍅🍅


アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?