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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿27

米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第27回全文無料で皆さまにお届けします。

🍅🍅

弟子のNEOさんへ
アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。

笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。

背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。

一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。


第26回から続く



~失敗したら、許される限り、何度でもやり直す。何回でも。

下記は、ハリーポッターの作者、J.K.ローリング氏の2008年6月5日ハーバード大学でのスピーチから、抜粋部分引用です。引用元~The Harvard Gazetteから引用しています。
尊敬している人が、かつて、教示してくれました。

Quote~”an excerpt of the speech”~
”~, but some failure in life is inevitable. It is impossible to live without failing at something, unless you live so cautiously that you might as well not have lived at all – in which case, you fail by default. BY J.K. Rowling Copyright J.K. Rowling DATE June 5, 2008”End quote.

人生において、なんらかの失敗は避けられません。何かに失敗せず生きるのは不可能です。生きてこない方が良かったというほど、用心深く生きていない限り。その場合は、最初から失敗しているのです」~ニュアンス~

申し上げるまでもなく、考え方は人それぞれです。


ニクソン大統領の法律顧問 ジョン・ディーン氏

最近ビックリした事いくつか。11月10日のマーケットのメルトアップ、ジョージア州上院選決選投票、イーロン・マスク氏の理解に苦しむツィッター経営。
過去1週間くらいの間に、アカウントがさほど大きいわけではない僕個人でさえ約100名のアメリカの方々のフォロワーを失いました。(泣)
ニクソン大統領のホワイトハウス大統領職における法律顧問を勤め、ウォーターゲート事件はこの方の証言から全ての流れが変ったと、今でも多くの人々から尊敬を集めるジョン・ディーン氏。(アメリカではよく、現代、トランプ氏に対するジョン・ディーンがいないと嘆かれてもきました。)かれこれ数日くらい前、彼が、9000人のフォロワーを失った、みんなどこに行っているの?と呼びかけ、質問する、ツィートをしていました。ツィッターを離れて行った方々は、どうもマストドンに行っている傾向があるようですね。


そして、たまたま、ツィッターを見ていたら目にした記事の見出し~東洋経済オンラインからの引用~「今の若者たちはなぜ「絶対に失敗したくない」のか~自己責任論が生んだ「ゼロリスク世代」の未来像」~引用終。
記事の内容は読めていません。この見出しを見ただけです。どこの国も、世代間で、様々な違いや考え方があるでしょう。自由ですし。


『ハリー・ポッター』著者 J.K.ローリング氏

まあ、僕の場合は、J.K.ローリング氏のスピーチに賛同して、それと同様に考えているだけです。


積み増す場合は、積み増した結果が樽型


マーケットに対しても、人それぞれにやり方、手法があっての事ですから、僕などがあ~だ、こ~だと、言う事も、思う事も何もありません。敬意を持って、ご意見を拝聴するだけす。僕の場合は、わざわざ難易度の高そうなマーケットに向かって行かずとも、あなたもできる、ぼくもでそう、というマーケットに、チャートをよく見て、準備運動を欠かさず、参加するのが好きなだけです。特別な事はできません。あなたもできる、ぼくもできそう、というマーケットの一例は、ファンダメンタルズからその環境下に置ける自分の立ち位置を確認した上で、チャートの各、平滑移動平均線の推移などを確認しながら、特に短期の平滑移動平均線を2本くらいを日足でよく見みます。何らかのトレンドが探知できて、それらの平滑移動平均線を明らかに下に切ってきた、”だまし”ではなさそう、今から売っても、あなたでも、まだ、間に合いますと言えそう。とか、それらの平滑移動平均線の明らかに上に浮上してきて、”だまし”ではなさそう、今から買っても、あなたでも、まだ間に合いますと言えそう。と見て取れそうな時の事を意味しています。それら2方向のうち、今は、買いの目線については、ご遠慮させて頂いており、それで置いて行かれても文句も言いませんという事です。行動は、納得したら、まずやってみる。ダメなら、投げる。良いなら、積み増す。というスタイルです。積み増す場合は、積み増した結果が樽型になる事を好んでいます。

アメリカで一緒に仕事したリーダー達を見ていても、その多くが、low-key (ロー・キー)(地味であり、あーだ、こーだと、ごちゃこちゃ細部にわたって、マイクロマネジメントしたりしない)でした。何かあっても、その世界のプロの目から見て、余程の事でもない限り、口出ししない、ほっとくのが良いですね(笑)って感じさえありました。人それぞれやり方は違いますから。コツコツ真面目で、一所懸命だったら、なんとかなるわな、って感じです。(笑)その人達がついてるから~っていうマネジメント・スタイルだったような気がします。

この寄稿で、機会あるごとに述べさせて頂いてきました。
ファクトとデータ、それらをチェック、事実確認。ファクトとデータが示唆してくれる何か、インプリケーションを自分なりに読み取って、自分の行動に移す。
報道は報道として聞く。
その際、様々な報道機関があります。アメリカ3大ネットワーク、ABC, NBC, CBSからはじまって、FOX, ロイター、ブルームバーグ、CNN, MSNBC, CNBC, AP, その他。そして、新聞では、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ウォール・ストリート・ジャーナルの三大紙はじめ、LA タイムズ、各地方紙、USA TODAY。アメリカの場合は日本と異なり全国紙という位置づけのものを見つけるのが難しいので、USA TODAYが日本で言うところの全国紙に相当する新聞なのかなあと思っています。アメリカで地方行脚に出かけた時は、よくUSA TODAYをその日の常識的な情報ソースにしたりしてました。面白いもので、僕のかつてのアメリカ人の同僚は、いつもファイナンシャル・タイムズ紙を持ち歩いていました。まあ、ウォール・ストリート・ジャーナルは、オフィスのあちこちに置かれていて、いつでも読めたという事情からかもしれません。(笑)彼が、フィナンシャル・タイムズの愛読家であったことは事実です。
かつては、週末など、みんなBarron's(バロンズ)を買って帰ってました。読むぞ~とかって。(笑)

例えば、アメリカ大統領選などの際は、その速報などについて、ABC, NBC, CBS、FOX, ロイター、ブルームバーグ、CNN, MSNBC, APなどのうち、2つ、2つ以上で確認がとれたらなどという暗黙のルールのような事も聞いたことがありますが、とにかく、AP。APが確認したら(AP CONFIRMED)ですね。早い、遅いの話ではなくて、APが確認したら。僕も、大統領選に関わらず、分野を問わず、出来事についての事実確認という意味においては、これを基本にしています。AP CONFIRMED(APが確認したら)


MSNBC放送 カイル・グリフィン氏(Mr. Kyle Griffin)

米国MSNBC放送の(政治)報道番組を数々手掛けてこられたエグゼクティブ・プロデューサー・カイル・グリフィン氏(Mr. Kyle Griffin)
いろいろとコメントを拝見する機会がありますが、やはり、彼をしてAP CONFIRMED(これはすでにAPでも確認されていることだけど)です。
解釈や考え方は人それぞれですが、SNSなどを見ていると、最近CNNが右傾化してきた、見るの止めたとか、どうしたの、CNN?とか、結構かなり話題になっていたりするのをここ最近は目にしました。資本関係など?や、新しいリーダーシップが、(右傾を好んでいるのかどうかはわかりませんし、知りませんが)、新しいCNNでという事だと解釈しています。

FOXニュースだけは、できるだけ避けています。MAGA(Make America Great Again)、トランプ氏の狂信的な極右支持者達が好んで見るチャンネルでもあります。アンカーのひとり、タッカー・カールソン氏。
今のアメリカを代表するプロパガンティスト。Unbearable to watch.(見るに堪えない)この人の番組は見るに堪えません。トホホ。あきれてものも言えません。

しかしながら、同じFOXニュースでも、国家安全保障の専門家ジャーナリスト・ジェニファー・グリフィン氏(Ms.Jennifer Griffin)のレポートは、別格、素晴らしいです。真のジャーナリストであると敬意を表しています。

少し話が本題から広がってしまいますが、ロシアのウクライナ侵攻、戦争が始まって以来、ウクライナ現地からの様々な命がけのレポートをライブでしてくださるジャーナリストの皆さま、現地の状況を伝えてくださる皆さまには平身低頭、頭が下がります。心から敬意を表します。無事をお祈り致しております。
ロシア、東欧の専門家中の専門家アトランティック誌のアン・アップルバウム氏、エール大学のティモシー・スナイダー教授(ゼレンスキー大統領と先日も直接お会いになっておられ、世界に向けて様々な事を発信・ご教示くださいます)、また、アメリカの著名俳優で映画監督、ショーン・ペン氏(ウクライナでゼレンスキー大統領とお会いなってアメリカに戻ってすぐ、その足で、MSNBCの報道番組に出演、様々な事を語ってくれました)、ロシア系アメリカ人でロシア専門家の歴史や思想に基づいた詳細なご説明、元アメリカの外交官や保守著名論客、現場からのたくさんのレポート、多くの見解を拝聴、見聞きさせて頂いています。前述のジェニファー・グリフィン氏のレポートなどにもずいぶん助けられました。

"From Lisbon to Vladivostok" ロシアのプロパガンダ、その発想の根底にはあるのは、「ユーラシア(リスボンからウラジオストクまで)」。そこから、今年コロナにより75歳でなくなった、ロシアのファシスト・ウラディミール・ゼリノフスキー氏(Vladimir Zhirinovsky)が、刷り込んできた思想や思惑が見て取れます。アメリカの専門家の中には、幻想を振りまく、幻想屋気どりだと厳しく批判する人もいます。

前述のロシア系アメリカ人のロシア専門家のおひとりが、西側諸国のロシアへの制裁時当初に~「超個人主義社会のロシアにおいて、ロシア国内において、戦争の不当さ、悲惨さを訴え、人々の共感を掘り起こし、デモなどで、ロシア国内から権力の転覆を目論んでもそれはワークしない。制裁はまず、ロシア国内のテクノロジー・インフラに焦点をあてるのが効果的だと、日露戦争の例なども挙げ、丁寧にご説明くださったのが今でも非常に印象的です。権威主義を通り超えて全体主義のロシアで、先日30万人の兵力増員が決まった直後から、人々が国外へ逃げ、これまで以上にデモなどが見られた時、(それが自分にも直接影響する可能性のあることであればという)人間の”さが”を見た気がしています。


故ウラジーミル・ジリノフスキー氏

故ウラディミール・ゼリノフスキー氏には注目してきました。僕はジャーナリストではないので、機会あるたびに、前述の専門家の皆様のご意見を拝聴し、自身の意見については、ツィッターのほうで発信、フォロワーさんとも、現実に出来る事にお互いに焦点を当ててきました。現実社会においては自分でもできそうな事を出来る限りしているだけです。
(最初の頃の寄稿で述べさせて頂きましたが、ツィッターのほうは、フォロワーさんが4,200人くらいの小さなアカウントで、前述の通り、この1週間で、そこから約100人のフォロワーを失いました。使用言語は、特別なケースを除いては、英語のみで、様々に、意見の発信やインターアクション、コミュニケーションをその都度してきました。フォロワー様のうち、4,000人超はアメリカ人。そしてカナダおよびヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、英語圏の人達。日本人のフォロワー様は、ごく限られていて、ほとんどいない事は事実です。)
話しがすこしそれてしまいました。

保守とかって簡単にトランプ氏の支持者はそう言う言葉を隠れ蓑に使用しますが、本来の保守とはかけ離れていて、保守とか、そういう分類ではなく、ただ、わけわかってない、わけがわからない、時にあばれたい、みたいな感じさえしています。


アン・コールター弁護士

先日、著名作家で米国保守の代表的論客、保守の間では大きな影響力をお持ちのアン・コールター氏(以前はトランプ氏の支持者のおひとり)が、
「トランプへ。あなたが在任中、上院と下院の両方の過半数議席を持っていた時があったわよねえ。あなたは、国内政策に関しては、それを義理の息子(ジャレッド・クシュナー氏)とゲイリー・コーン(元ゴールドマン・サックス社長、トランプ政権当時の合衆国国家経済会議委員長・経済担当大統領補佐官)に、丸投げ、任せて預けちゃったじゃない。外交政策については、義理の息子(ジャレッド・クシュナー氏)とそのあなたの義理の息子(ジャレッド・クシュナー氏)に$2billion 出資した国(サウジアラビアの事。コルター氏はこの発言時、国名を名指しする事なく、国名を出さずにこういう言い方で示唆しただけです)に、丸投げ、任せて預けちゃったじゃない。クソ黙りやがれ、ボケ~永遠に黙ってろ!」~ニュアンス~これは僕の言葉でありません。アン・コールター氏のご発言のニュアンスはこんな感じでしたと言う事です。
いや~、アン・コールター氏もたまには良い事言うもんだと話題になってました。

市場では、パンデミックで市中にお金をジャブジャブに流して、バブル。そしてバブル崩壊。バブル崩壊過程から、昔の名前、昔の銘柄は出てくるのですが、新しい名前が聞こえてくるにはまだまだ時間がかかりそうです。

政治では、トランプ氏の共和党支持者間での人気にあやかり、それにすがってきた共和党。今回、逆にトランプ氏によるマイナス面も多く、(トランプ氏に弱みを握られたのか?トランプ氏の言いなりになってる風の)リンジー・グラハム上院議員(共和・サウスキャロライナ)が数日前発言していたように、明らかに、レッド・ウエイブ共和党への波は来ませんでした。上院をとる事もできませんでした。共和党は、この部分について、これから、2024年に向けて立て直す必要が大いにあります。昔の名前ででは出てはいますけど状態。新しい名前が聞こえてきてはいますが、より大きな力を持って台頭してくるにはまだもう少し時間がかかりそうです。
(この辺につきましては、以前の寄稿もご参照頂けましたら。)

アメリカ。時代が大きく変わっている時ですね。


おおよそ40年ぶりに。金融緩和時代から金融引き締め時代に。だから、ちゃんと金融引き締めしないと、インフレはぶり返しますよ。
米リッチモンド連銀のバーキン総裁が言う、「米金融当局はインフレ率を目標の2%に戻すために必要な措置を講じるとし、状況が自然に落ち着くのを待つことはない」「インフレ悪化やインフレ期待の上昇を金融当局は放置できない。景気悪化を恐れて手を緩めれば、インフレはかえって勢いを増して戻ってきて、より一層の抑制が必要になる」~この通りであると思います。これがポイントだと思います。

そして目先のポイントは、
前回寄稿させて頂きました~FOMC、ハト派とパウエル議長
「ちょっと待って。おや、大義名分?~70年代の失敗を教訓とする事を持ち出して、引き締めに取り組む事をジャクソンホールでの8分間のスピーチで明言したパウエル議長。そこから鑑みるに、これ「(引き締めが経済とインフレに与える遅効性)~引き締め効果を慎重に見極める事」これが大義名分なんでしたっけ?いつの間に?本来の大義名分はインフレ率2%目標ですよね。これは、FOMCの委員にハト派が多いから?以前の寄稿で、パウエル議長の先日のFOMC後の記者会見を、弁護士のリスクマネジメントを聞いているようだと見立てた人を引用をしました。「Ph. D」「Doctor of philosophy」~博士号を持ったFRBのエコノミスト達~(引き締めが経済とインフレに与える遅効性)~引き締め効果を慎重に見極める~ハト派の総意?~いっぽうで、ここ(ハト派の総意のような事)が出過ぎないように法律畑・マーケット出身の議長がリスクマネジメントしていたと見立てられた構図。ここは、今後もアメリカの専門家達が注目しているポイントでもあると思います。今後のFOMC議事録公表時であり、FOMCでの議長会見であり、アメリカの専門家達の大きな注目点だと僕は思います。僕も注目しています。ゆえに、これまで、今後もパウエル議長にお仕事を遂行して頂きたい旨の願望をこの寄稿でも寄稿させて頂きました。」

現在~CPI(総合7.7%(前年同月比)、コア6.3%(前年同月比)

FRBが金利を下げるバー・ハードルの目安~平均、コア・PCE(コアの~米個人消費支出:Personal Consumption Expenditures Price Index)が、5か月間、2.6%以下で推移する事

CPIの数字がその通り、PCEに反映されるのか


この週末、「そもそも、PCEなんですよ。CPIの数字がその通り、PCEに反映されるのか、それさえ定かではなく、分からないんですよ、言い切れませんよ」という指摘もすでに出ていました。

パウエル議長とFOMC委員のタカ派が頑張って、インフレ抑制する事こそが、将来、世のため、人のため。インフレがこれだけ顕在化してしまっている以上、世のため、人のためが先に来るのではないんですよ~あゎゎ。ここが国家を担う人達にとって難しい箇所であることは認めますが、思考回路、思考回路。

以前の寄稿、第16回の寄稿前後で述べさせて頂きました。民主党系と決めつけるわけではありませんが、インフレに関してひどく誤ってきた「実績のあるエコノミスト」のコンセンサス、「声高に、FRBは金利引き上げを止めるべきだ」と叫んできたエコノミスト、こういったご意見をなんとか、いなして仕切って行く事。インフレ抑制を第一に。パウエル議長、FRBの重要な仕事であると思います。

ついて行かない ベアー・マーケット・ラリー


まあ、マーケットについて行けない、ついて行かないのは、
ソフトランディングどうのとか、利上げ停止とか、先々の利下げを織り込む?とかそういう、マーケットに渦巻いている願望、期待、希望的観測、方向づけはこの際、僕の場合は置いておいて、現実として、今、FRBは金利を引き上げている局面にあるわけです。その局面で、ベアー・マーケットの中で、ベアー・マーケット・ラリーがある事は承知していますが、これまで来たベアー・マーケットが終わって、ブル・マーケットに変わるというシナリオを買えと言われた時に、僕はそのシナリオは買いません。そもそも、金利を引き上げている局面でベアー・マーケットが終わるというシナリオを買いません。
その上で、現在~CPI(総合7.7%(前年同月比)。パウエル議長が今夏の終わり、ジャクソンホールでお話になられた事を素直に真に受けて、それを前提に考えた場合、バランスシートの圧縮効果を加味しても、行く行くターミナル・レート(最終到達点)は、利上げの効果を見極めるなどの時間を経ながらでさえ、現在のコアインフレ6.3%と同じくらいのレベルが、必要になるのではないかと内心思っています。思うのは自由なので(笑)。ただこれは、著名人がそう言うからとかではなくて、過去の歴史を自分なりに見ての事です。今度は、過去の歴史からとか言うと、これまで「声高に、FRBは金利引き上げを止めるべきだ」と叫んできたエコノミストの人などは、今は2022年、過去と比較するな、とか始まるので、ここの議論はしません。勝手に思っているだけです。(笑)後は、まあ、企業業績などにつきましては、これまでの寄稿で述べさせて頂きました。ソフトランディングというシナリオは、僕の場合、もう採用していません。このようなスタンスです。間違っていたら、時間をかけて修正します。

もうかれこれ、ずいぶん前に、アメリカで話題になり、僕も読みました。
前述、ニクソン大統領のホワイトハウス大統領職に対する法律顧問を勤めたジョン・ディーンさんがお書きになった本です。「良心なき保守(派)

憲法に基づく法治、その法治国家を犠牲にしながら、いかに宗教的モラル・道義と政治的プロパガンダを利用して、ビッグ・ビジネスや特定の受益者達のために、国家統治を権威主義に導こうとしているのかを危惧し、良心のない保守・保守派とはどういうものなのか。本来の保守とは~細部まで分かりやすく、ジョン・ディーンさんが描いてくれています。

第28回へ続く



最後に …

これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連note

🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

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