高一の冬、文理選択ができなかった僕が留学を選んだ話
高一の春、最初にぶち当たった壁
僕は、都内の中高一貫校に通っていました。高校進学時は、特にやりたいこともなく、漠然と将来は英語を使う仕事に就きたいと思っていました。そして、何の疑問もなく、そのままエスカレーターでその高校に入りました。
高校1年生の時は何の勉強もせずそのまま入学した僕と、受験を経験し入学してきた同級生たちとでは、勉強量が違い、気づかないうちに差が付いていました。順位も校内で約490人中480位と学年ビリに近く成績は芳しくありませんでした。危機感を感じた親が優秀な家庭教師を探してくれて、週3で勉強を見てもらいました。最終ゴールは「GMARCH以上の大学に合格をする」、という目標を立てそのために必要な学習計画をその先生と一緒に立てました。好きだったサッカー部も辞め勉強に集中しました。特に数学と英語を集中的に教えてくれて、全国模試を受けるごとに校内順位が100位ずつ上がっていき、1年生の終わりには校内490人中200位以内に入っていました。その時は楽しいことも犠牲にして、頑張ったことが結果につながったので、僕自身はとても嬉しく達成感を感じていました。
全ての教科を満遍なく出来ないといけない教育
ただ、その当時の担任はできない科目のことばかりを責めて、「これじゃダメだもっと頑張れ」と毎日言われ続けました。
その時、疑問を感じることがいくつかありました。古典の勉強では、どうして昔の人の言葉を今学ばなければいけないのか。疑問を感じて先生に質問をすると、「それが日本の教育だ」と言われました。頑張りたかったけど、将来なんの役に立つのかわからないからやる気が出ない。興味がない科目も勉強しなければ単位を取れないから勉強しなければならない。赤点を取れば毎朝一時間早く登校し、補修を強いられ放課後は職員室に呼ばれ担任から説教の日々。そんな学校生活が精神的に苦痛でした。そして本当に自分は出来ない人間なんだと落ち込んでいました。
人生の大きな分岐点
1年生の冬休み直前に、文系か理系かを選択する進路のプリントが配られました。正直、僕は他の科目より数学が得意だったけれど、理系に入っても特にやりたいと思うことも見つからず、文系に入って英語をもっと学びたいとも思いましたが、苦手な古典や社会が必修科目ということもあり、とても悩みました。結果文系、理系どちらも選べませんでした。
そして、冬休みの期間中、悩みました。毎日毎日親とも話しました。自分が将来やりたいこと勉強したいことについてたくさん考えました。その結果、2つのやりたいことを見つけました。それは、英語とデザインです。しかし、東京で英語とデザインを同時に学べる高校を調べたところ、どこもヒットしませんでした。
そのとき親が、「だったら海外でデザインの勉強をすれば?」と言いました。その選択肢は自分では思いつきませんでしたが、聞いた瞬間に「行きたい!」と心は決まりました。
でももし、その頃N高等学校の存在を知っていたら、「ネットコースに入りつつ語学留学もする」という選択をしたかもしれません。(笑)
オーストラリアの高校は日本と違っていろんな分野の科目を自分で選択して、高校のうちから学習することができます。これに関してはまた別の機会に詳しく書きますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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