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APR.16,2022

※これはInstagramに投稿したものを転載しています。Instagramのアカウントはプロフィールをご覧ください。

意外とネタ切れしてないことに自分でも驚いています。

今日も未来の話。
ファッションとは少し離れて知覚と広告について考えているなんとなくの未来です。

人間の生理的な生物の根源的な欲求として、「なんとかの設計欲求」みたいなのがあると言われています。たしかマイケル・サンデルって偉めのおじさんの研究だったと思います。

少しずれますが、このマイケル・サンデルって人の研究が割と好きで「実力も運のうち」って日本語タイトルがついてる本を見たことある人も多いと思いますが、それを書いた人です。

この考え方のベースにあるのは「ノブレスオブリージュ」っていう思想。これかなり自分の思考の中心においてる考え方で、リーダーを務める中ではすごく大事な部分だと思います。

だいぶ話がずれましたが、人間の「設計本能」に戻します。これは他の動物にはなかなかない本能で、簡単に言うと「周りのものをコントロールしたがる・安定を求めたがる」みたいなことです。

数万年前から、荒野に生きていたけど"住む空間"とか"排泄する場所"とかを固定したり安定させたがっていたからこそ、洞窟を住居にして生活の基点にしてきました。食料を安定させたいから、穀物を育てて定住してきました。この延長にあるのが、遺伝子操作やデザイナーチャイルドだと言われています。

これが広告や知覚とどう関わってくるのか。

僕はこれが「生活する上でのノイズ」にまで及んでくると思っています。1番わかりやすいのが、AirPods proをはじめとしたイヤホンの"ノイズキャンセリング"だと思います。世の中の雑音(ノイズ)から解放され雑音(ノイズ)をコントロールすることに快適さを覚えた。そして、それに対してしっかりとお金を払う感覚を覚えた。

渋谷とか池袋を歩いてると、バニラの広告トラックとかホストの広告とかが流れてくると思います。ノイズキャンセリングは、あれをシャットダウンすることに対してお金を払っているとも言えます。

これは"聴覚"の話ですが、いずれ"視覚"にも及んでくると思っていて、ARグラスやARレンズが一般化したら、自動的に街のビルとかについてる広告を消してクリアで元の状態の街を歩くことが可能になります。今は想像できないかもしれませんが、めちゃくちゃあり得る未来だと思っています。人が"ノイズレスな"街を歩くことにお金を払う時代が来る。

そしたら、広告の在り方やレコメンドスキルにもかなりの影響が出るし、お金が動くことは想像できる。

未来を正確に予測することは絶対にムリですが、方向性とか「なんとなくコッチ!」っていうのはイノベーターには欠かせない思考回路だと思っています。

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AOYAMA FASHION ASSOCIATION
Creative Director / 代表

2001.7.19 (20)
青山学院大学 3年
毎日何かしらについて書いています。
※このアカウントの発信とAFAとは無関係です。

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