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ピア=仲間

ピアと言う言葉は、本来は仲間という意味で使われていたようです。だから、どんな病気でも、例え病気でなくても、一つの事で繋がった関係はピアと言えるでしょう。うちの母もピアの関係をとても色濃く築けた人だと思っています。うちの母は、癌でした。初めは個室に入っていたのですが、泣いてばかりいる日々でした。それで大部屋の方が気がまぎれるだろうと、大部屋に移して貰いました。
そうすると、病室の皆も癌だったのですが、
皆とても明るい。母の涙も乾き、絶対に生きてやるという意志が湧いてきて、病室の皆と
色んな情報をシェアしてみたのです。
それだけではなく、誰かの誕生日には、誕生日ケーキを用意し、消灯時間が過ぎてから、病室の皆で誕生日をお祝いしたそうです。
母の第二の青春だったのかも知れません。
母の同じ病室の友人は残念ながら、亡くなってしまいました。でも、母は今日も生きています。

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