美肌や全身の炎症を抑える最強のデトックス成分、抗酸化物質。色々あるけど結局どんな成分がオススメなの?50.7万人の検証結果がコチラ!!
総勢507,251人の被験者について、51年間のデータを使って抗酸化物質について調べた研究が、American Society for Nutritionに掲載されたのでご紹介します。有名人とかレビューみたいな、少ない人の意見ではなく、実際に科学的根拠に基づいた50.7万人のデータなので、信頼度は比較的高いですよ!
そもそも、抗酸化作用ってナニ!?
抗酸化作用とは、酸化を防ぐ力のことです。
最近では体が錆びつくのを防ぐ成分という説明も良く聴きます。
酸素は人間にとって必須の物質ですが、酸素はとっても化学変化を起こしやすい物質です。酸化が予期せぬ場所で起きてしまうことで、肌や血管や細胞にダメージを与えてしまうのです。
酸化は、紫外線(UV)や、みんな大好きな揚げ物やアルコールによって促進されてしまいます。酸化が進むと肌がめちゃ汚くなったり、血管がボロッボロになったりします。美容にも健康にも大敵なんです。
それを起こしにくくする作用が抗酸化作用です。
最近良く聴く、飲む日焼け止めとかに含まれているものの主成分は抗酸化物質です。↑と同じ理屈で作られています。
研究内容をご紹介
・それぞれの抗酸化成分を摂ってる人、摂ってない人に分けて追跡調査。
・それぞれの死亡者の数を比較しました
といった研究です。実際の生活で抗酸化物質を多く含む食事を摂っていた人の健康レベルはどのくらい高かったのか?と言うことが分かります。
では、気になる結果を。
摂取していた人の死亡率が、摂取していない人に比べてどれだけ減ったか。を表しています。
抗酸化8大成分の徹底比較!!
①カロテノイド類 : -24%
②セレン : -21%
③α-カロテン : -21%
④β-カロテン : -18%
⑤ビタミンC : -12%
※カロテノイドはカロテン類(α,βカロテン+リコピンなど)+キサントフィル(アスタキサンチンなど)のこと。
身近なものでいうと、カロテノイド類は緑黄色野菜やイクラなど色の濃ーい鮮やかなものに含まれています。セレンは鰹節に多い成分。
次は、ちょっと正確性にかけるかもしれないけど効果がありそうなものです。
⑥リコピン : -28%
⑦β−クリプトキサンチン : -27%
⑧ルテイン : -17%
身近なものでいうと、
リコピンはトマト🍅
βクリプトキサンチンはミカン🍊
ルテインはホウレンソウに多く含まれています!!
注意するべき部分
・抗酸化成分として有名な⑨ビタミンEはあまり効果がなかったみたい。
・ビタミンCは、過剰に取ると逆効果。1日に150mg以下で十分。
何がすごい研究なのか。
抗酸化作用をもつ成分は色々な研究があるんですが、この研究では一気に様々な成分についてまとめているところが凄い。
もっと正確な数値が出せる研究はいっぱいあると思われますが、私達にとっては正確な数値を知るより、数ある成分の中から、何を摂取するかが重要ですよね。
紫外線が気になる季節になってきましたし、余計な病気も出来るだけなりたくないですもんね。
どうやって摂取する??
オススメはカロテノイドがいくつも含まれている緑黄色野菜です。
トマトやピーマン、カプリカのような色が鮮やかな野菜がおすすめです。
細かいお話はコメント頂ければ相談に乗ります♪
では!!
引用
Adv Nutr. 2018 Nov 1;9(6):701-716. doi: 10.1093/advances/nmy040.
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