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ノンフライヤーが健康に与える3つのメリット

ハイライト
・高カロリーだけどめちゃくちゃ美味しい揚げ物タベタイ!
・ノンフライヤーは油を70%減らせる
・ノンフライヤーは発がん物質を90%減らせる

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7/23は「天ぷらの日」

7/23は1年で最も熱くなる「大暑」にあたることから、夏の暑さに負けず、天ぷらを食べて夏バテを防ごう!と定められた記念日。


なぜ、天ぷらで夏バテが防げるのか。


それは天ぷらに多くのカロリーが含まれ栄養豊富だからです。土用の丑の日にウナギを食べることや、夏は焼肉!BBQ!というのも栄養素が多いから。

でも、天ぷらを始めとする高カロリー食品は、とにかく太りやすい。
そして、心臓病や血管病を始めとする疾患の原因となってしまいます。
徳川家康が死んだ理由も、天ぷらの食べ過ぎだと言われるくらい。


「油モノを避けろ、カロリーを減らせ。野菜を摂れ。」

そんなことばっかり言われても、
おいしい揚げ物を食べたいじゃないですか!
美味しい揚げ物を、どうにか健康に食べる方法はないのか。

そう思ってリサーチを進めていくと、真空で揚げると油を減らして健康的という情報が引っ掛かってきたのですが、機械が大きすぎてとても家庭で実践するのはムリ!

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↑ 真空フライヤー
買えるか!おけるか!


最終的な結論として、ノンフライヤーを使うこと。
それが健康的に揚げ物を美味しく食べるベストプラクティスだと判明しました。

実は、直近2年で10倍も売上を伸ばしている”ノンフライヤー”
本当に健康になれるのか。しっかりとリサーチを進めていきます!

流行るものには理由がある。
その波を見逃さないようにしましょう!


そもそもノンフライヤーとは🍳

ノンフライヤーとは、英語だと「air fryer -エアフライヤー-」
英名の通り、熱い空気を循環させることで揚げたときのパリパリ感を作り出すキッチン家電のこと。

ノンフライヤーはすでに2019年~2020年に渡って400万台を売り上げており、市場調査会社のNPD Groupによると、2年で10倍も増加しているそう。まさに爆発的な市場というワケ。

では、ノンフライヤーを使うとどのくらい健康的な食事を作ることができるのでしょう?ノンフライヤーを使うメリットを紹介していきます。


1.ノンフライヤーは油を70%減らす🍟

天ぷらを始めとする揚げ物が不健康な理由はカンタンです。
油分が多いから。

サラダ油や動物性脂肪は太りやすいだけじゃありません。
心臓病や血管病のリスクを高めます。

もっと具体的に言うと、”狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・大動脈解離”などの病気が増えます。ほかにも”大腸がんや乳がん”なども増やしてしまうので、不健康の根源とも言えます。

揚げ物をするときは、油が必要です。天ぷらや唐揚げ、エビフライをはじめとして、揚げ物に使う衣は揚げている間に大量の油を吸ってしまうので、病気のリスクと肥満のリスクを高めてしまうというワケ。


しかし、ノンフライヤーは油を使いません。


普通の揚げ物で使う油は数百mLにも及びますが、ノンフライヤーならほぼ必要ナシ。

2017年にEuropean Journal of Lipid Science and Technology誌に掲載された論文では、普通のフライとノンフライヤーを使った揚げ物の実験が行われました。その結果、ノンフライヤーは非常にヘルシーなことが示されます。

・平均で70%の脂肪を減らすことに成功
・カロリーを100gあたり45kcal減らすことに成功
・栄養素(ビタミンC)の分解を減らすことに成功

ただ上げるよりもかなり健康的なことがすでに実験で証明されているのです。この論文では、ノンフライヤーは廃油もできないため環境にもやさしいエコな調理家電であることまで言及されています。


2.ノンフライヤーは発がん物質を90%減らす💥

揚げ物でなぜ、がんになってしまうのか?

それは、調理過程でアクリルアミドをはじめとする発がん物質を作り出してしまうからです。

アクリルアミドは腎臓、卵巣、子宮内膜がんの発生リスクを高めることが知られており、最も有名な発がん物質の一つです。

そんなもん口に入れたくないですよね。

2015年にJournal of Food Scienceに掲載された論文によると、ノンフライヤーを使って調理したフライドポテトは、発がん物質:アクリルアミドの量を90%も減少させることに成功しています。

揚げ物が多い家庭も多いでしょ?

実際のところ、揚げ物を1回食べたところでどうにかなることはありませんが、1か月、1年と蓄積するにつれて、どんどん危険になってしまう可能性は高いでしょう。

90%の差は、大きいですよ。


3.ノンフライヤーはカンタン・安全👷

ノンフライヤーはフタが閉じるアイテム。

材料を入れて、ボタンを押せば調理完了です。

しかし、ふつうに揚げ物をやろうと思ったら、火事や油ハネを防ぐためにずーっと火を見ていなければいけません。服も汚れるし、キッチンもベトベト。後片付けも面倒です。

実際のところ、家で揚げ物ができない理由って油を捨てるのが面倒とか、汚れるとかそういうことだったりしません?

ノンフライヤーはそんな面倒をイッキに解決してくれます。


■なぜ、ノンフライヤーが便利なのか。

私は唐揚げやエビフライ、フライドポテトが大好きです。
でも、家で揚げたことなんて数回しかありません。

部屋もキッチンも汚れるし、ずっと火を見てるのも大変。
油ハネにはイライラするし、廃油を捨てるのも面倒。

でも、ノンフライヤーは良い。

エビフライ

スーパーで↑みたいな冷凍のエビフライやフライドポテトを買ってきておいて、仕事帰りにスイッチを入れるだけ。

着替えたりSNSをチェックしていると、勝手に良い感じになってくれるので、チューハイの缶を開け、グイっとハフっといただきます。

フライドポテトには塩を振って、バターなんかを添えると最高です。
(食べ過ぎたらダメよ!)

家についてから揚げ物する余裕なんて絶対ないけど、ノンフライヤーだとカンタンにできちゃう。しかも入れるだけで調理終了。

以前は2万、3万と高級なものがほとんどでした。しかし近年は普及も進んできてくれたおかげで安く買えるようになってるんですわ。

気になる電気代ですが、だいたい1回の調理に必要な電気代が9.6円。1か月毎日使ったとしても290円くらい。さすがに毎日使うことはないので、100円くらいのもんです。

コロナのおかげで飲み屋で揚げ物を食べることもなくなり、運動量も減ってしまいました。食生活に気を付けつつ食欲を満たす魅力商品。しかもその効果が世界各国の研究によって示されている。


それがノンフライヤーなのです。


🐱‍🏍Twitter:https://twitter.com/hagakun_yakuzai


引用

1)Ramsden, Christopher E., et al. "n-6 fatty acid-specific and mixed polyunsaturate dietary interventions have different effects on CHD risk: a meta-analysis of randomised controlled trials." British Journal of Nutrition 104.11 (2010): 1586-1600.

2)Hooper, Lee, et al. "Reduction in saturated fat intake for cardiovascular disease." Cochrane database of systematic reviews 6 (2015).

3)Santos, Carla SP, Sara C. Cunha, and Susana Casal. "Deep or air frying? A comparative study with different vegetable oils." European Journal of Lipid Science and Technology 119.6 (2017): 1600375.

4)Sansano, Mariola, et al. "Effect of pretreatments and air‐frying, a novel technology, on acrylamide generation in fried potatoes." Journal of food science 80.5 (2015): T1120-T1128.

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