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ポストコロナ時代は、お金のいらない社会が加速していく。【評価経済社会の本格的な台頭】

新型コロナウイルスがパンデミックし、社会構造に大きな影響を与えています。世界経済は急激に落ち込み、いつ終わりが来るかもわからない時代の中で、収入が大きく落ち込む方もいらっしゃるかと思います。職を無くしてしまう方もいるでしょう。

新型コロナウイルスは社会のシステムを攻撃し、今まで当たり前だった「お金中心」の社会が終わろうとしているのです。

ポストコロナ時代とは、そんなコロナウイルスがある程度収束し、インフルエンザのように生死を心配するような感染症ではなくなった時代のことを言います。

なぜ、ポストコロナ時代が「お金のいらない社会」とつながるのか?
それは、私たちが気づいてしまったからです。
社会システムが、これほどカンタンに崩壊してしまう」という事実に。

豪華客船ダイヤモンドプリンセス号から下船が完了したのが3月15日。あれほど盤石に見えた社会システムは、たった1か月でズタボロです。

それに気づいた私たちは、「一生を会社に捧げて、安定した収入があれば、必ず幸せになれる」という昔ながらのステレオタイプに乗っかることは、もはや不可能です。

さらに、政府が発行する「貨幣」
本当に信頼できるものでしょうか?

この記事では、ポストコロナ時代は「お金」の価値がどんどん薄まっていく時代になること。そして、その代わりに「評価」がもっと広く使われるようになる「評価経済社会」が広がっていくこと。

そして、もう既に評価経済をベースにして提供される様々なサービスの実例をいくつか紹介して、ポストコロナ時代に備えていきます。

時代の転換点にいるアナタが、
古い時代に取り残されないことを祈って。

3秒で分かる貨幣経済

貨幣経済はカンタンです。
お金(貨幣)を使って、モノやサービスに変える。
それだけ。

厳密にはもっとさまざまな定義がありますが、それは経済の専門家に任せます。ここで重要なのは、人々を媒介するのが「お金」であることです。

5秒で分かる評価経済社会

いくつか動画がありますが、一番分かりやすいのがコレ。

評価経済社会を提唱している岡田斗司夫の動画を見るのが一番わかりやすいと思いますが、せっかく僕のnoteを読んでくれる方の為に、画像とカンタンな文章で説明していきます。

↓ 評価経済社会の説明 ↓

貨幣経済の中心が「お金」だったのに対して、
評価経済の中心は「評価」です。

インフルエンサーは発信した情報で
消費者に影響を与え、評価を得ます。

そして彼らは、その評価を使ってお金やサービスと交換するのです。

ハイ、分かりにくいですね。
たとえ話を交えて、もっとカンタンに説明していきます。

例1. あなたは旅館のオーナーです。


あなたの経営する旅館に、Twitterとインスタフォロワー数100万人のインフルエンサーが宿泊しに来るようです。そのインフルエンサーが紹介した旅館には、何人もの宿泊客が訪れることがその業界では有名です。
「自分の旅館を宣伝してくれる代わりに、宿泊費を値下げしてくれませんか?」と交渉があった場合、あなたならどうしますか?

もし、アナタが優秀な経営者なら、この申し出を受けるべきです。
だって、この人の宿泊費(1人分)が回収できなかったとしても、何人もの宿泊客がきてくれることが、ほぼ確実。費用よりも効果の方が大きいのだから、申し出を受けるべきです。

今、アナタはインフルエンサーから「評価」を受け取って「サービス」を提供しました。これが、評価経済の基本です。

「インフルエンサーの話じゃん、自分には関係ないよ」
と思いましたか?

でも、評価経済はもっともっと身近な話です。

・友達(という評価)だから、サービスを割引してもらった
・家族(という評価)だから、田舎の家族に仕送りしてもらった
・社員(という評価)だから、社員割を使った

これらは全て、「評価」をお金・モノ・サービスに変換しています。

岡田斗司夫によると、お米の1/3~1/4はタダで流通しているそうです。
日本人の多くが、「お金を払わずに」お米を手に入れているのです。
お金がないと何も手に入れられないなんて嘘っぱちです。
現に、「評価」を使ってモノを得ている人は一般人にも大勢います。

例2.Amazonで中古品を買う場合

アナタはAmazonで中古の本を買いたいと思っています。
A:80円だが、レビューは☆1つ
B:100円だが、レビューは☆4.5つ
C:120円だが、レビューは☆5つ

ABCは全て同じ本です。
アナタならどの本を選択しますか?

お金だけで考えたらAの方が安いのですから、Aを選ぶべきです。それでも、アナタはBかCを選んだハズです。Aを選ぶ人はほとんどいません。

これは既に「評価」>「お金」であることを示しています。

「評価」は「お金」に変えることができますが、
「お金」は「評価」に変えることができません。

評価は既にお金よりも大切なものさしになっています。

評価経済のフェア性

実は、評価経済社会はフェアな社会かもしれません。

例えば、貨幣経済の中で、労働者が経営者に「お前は経営が下手だ!早くやめろ!」と言ったところで何も変わりませんし、経営者にとっては痛くもかゆくもありません。

「お金を持つ者が強い社会」なのだから当然です。

しかし、評価経済社会は少し状況が異なります。

評価経済社会に強いインフルエンサーは、自分の「評価」を保つ行動をしなければなりません。自分のファンの意図に反する行為ばかりしていると、悪いレビューが付き「評価が下がる」のです。下がった評価はお金で取り戻すことはできません。

インフルエンサーは常に自分をインターネットで公開しなければいけないので、ファンが喜ぶ自分や、ファンが理想とする自分であり続ける必要があります。

評価経済社会は「評価を持つ者が強い社会」ですが、「評価」はお金よりも変化しやすく、多くの人にとっての最適解の導き手になる可能性があります。

お金が100%なくなるのか?

「評価」だけで100%食っていける人もいます。
でも、多くの人はそうではありません。その人は「お金」を使い続ける必要があるので、「お金が100%なくなる」という話ではないのです。

しかし、たとえ話にも出てきたように、「評価」をお金やサービスの一部を交換するのは当たり前の時代になっていきます。「評価>お金」なので、お金の必要性は、少しずつ薄まっていきます。

転換期にある私たちは、「お金」と「評価」の2軸を考えていくことが重要なのではないでしょうか。

これからの僕たちがやるべきこと。

今、20~30代の若い人は気づいているかもしれませんが、「お金を貯めること」よりも「評価をためること」にシフトするべきです。

お金の必要性が下がっていく時代に、お金を貯めるのは非効率です。
評価の重要性が上がっていく時代には、評価に投資すべきです。

評価経済社会と相性の良い「幸福な生き方」の本。
それが幸福の資本論です。

岡田斗司夫の唱える「評価経済社会」が言う「評価」は、実は大きすぎる概念です。「何をすべきか?」が良くわからないんですよ。

評価経済社会について説明しているヒトの多くが、「Twitterのフォロワーを増やそう」「インスタのフォロワーを増やそう」と短絡的にまとまりがちですが、評価はSNSのフォロワーだけにとどまりません。

「幸福の資本論」では幸福の元を「お金・稼ぐ力・人との関係性」の3つの軸に分ける考え方を提示してくれます。

「稼ぐ力」「人との関係性」は評価経済社会における「評価」です。
岡田斗司夫より、もっと具体的に何をすべきかイメージする為には
この本がピッタリです。

私はこの本を読んで、自分がためるべき「評価」が何なのか。
そして、今何をすべきなのか分かりました。

時間も資源も有限です。
アナタが無理せず、幸福な人生を送るために。
「お金」だけをためるのは時代遅れ。
ポストコロナ時代を生き抜くすべを手に入れましょう。

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