07_6番目の小指

6番目の小指

隣にいたオレンジのなまずは今朝、死んだんだと聞いた。
だから味噌汁から豆腐を抜いて、代わりに紫陽花を敷き詰めた。

なまずは紫陽花の魂と混じり合って、
もう寂しがらずに済むだろう。

きっと寂しがらずに済むだろう。

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