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私の半生に影響した五つの漫画

人生半世紀を迎え、自分自身を振り返る漫画作品は数少ないものの、特に人格形成に影響したものを5つ挙げよう。

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◼️ドラえもん(藤子・F・不二雄=藤本弘)

私が最初に出会った漫画であり、いじめられっ子で厳格な家庭で育った影響でありダメダメ人間になってしまったのび太に似ていると感じた。

のび太は #ドラえもん に出会った時に何もやってもダメと言われたシーンで私は両親や雇い止めされた前職の元管理職に言われたことや、幼ながら父方の親戚による除け者扱いされたことを含めた家庭内カーストの被害者であったことを自覚してカースト上位のジャイアンとスネ夫みたいになりたいと思ったことがあった。

それは、

大人になってから過去の #いじめ  被害による反動で友人からジャイアン 呼ばわりされたものの、のび太といじめっ子二人は #家庭問題  や #発達障害  等に絡む #社会問題  関係の本をかなり出版しており、立派な #いじめ後遺症  になってしまったと実感している。

初めは、前半パートでいじめっ子二人にやられて、のび太は情けないキャラクターと感じたものの、

大人になって改めて読み返してみると、のび太の泣き言が現在のような弱者不利の社会そのものだと言っているようなものだ。

何しかドラえもんの道具で一発逆転したい気持ちがあるものの、

現在は一旦未来の国に帰るドラえもんに「誰も頼らずにジャイアンの喧嘩に本気になって勝てる強さを持って欲しい」と言ったシーンで、従前まで実父を含めた力がある後ろ盾がいなくても一人で生きて欲しいと言われた程の弱さを露呈された作品だ。

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◼️あさりちゃん(室山まゆみ=室山真弓•眞理子姉妹)

上記の作品は家族と仕事以外の第三の関係がない室山姉妹同様、

家族間の熾烈な争いをドタバタギャグで表現されている。

生まれてから室山姉妹同様の家庭環境で過ごした影響で、

初職の先輩のひとりに家族以外の者との交流がないのかと疑われた程であり、人間失格であると認識した時期があった。

何事でもライバル意識が強い女性は、ブランド物や学歴、職種、婚姻、家庭環境等の面で人間関係にトラブルを起こしがちであり、

眼前にいるライバルは実姉しかいなかった。

あさりの特性であるスポーツ全般は該当しないが、優等生であるタタミを意識して、

勉強して、良い大学や優良企業に就職してタタミと同格の実姉に追いつきたく努力をした時期があった。

あさり•タタミ姉妹は特性は正反対といえども、喧嘩をするほどのトラブルメーカーであり、

私達姉妹の性格のキツさで敬遠されている面に共通している部分があるが、広く浅い関係ではなく、狭く深いといった限られた関係間で上手くやっており、第三の関係がらみの話をしない良い関係である。

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◼️華やかなモノトーン(神奈幸子)

表題の作品は小学校高学年の頃に実姉の友人から借りたマンガであり、生まれて初めて読んだレディースコミックである。

主人公の女性は要領良く、他人を欺いてまで一流デザイナーになったものの、妊娠する程の三股交際をして、結果的に全員に振られて天涯孤独になってしまった結末だったことを記憶している。

メディアで性的描写を初めて知り、

公の場では開けっぴろげで口外しないことや異性と交際中に先約があった同性の友人の約束を優先する配慮をしたり、狡賢い世渡り術を身につけないよう律した。

そういう主人公の性格は、

嫌われ者の典型的なタイプであることを知り、リアルな場でしたら人間関係等でヒビが入るリスクを教えてくれたようなものである。

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◼️すくらんぶるゲーム(川原由美子)

実姉所有のものを借りた漫画であり、

作品の舞台が自由な校風の高校であり、短期単純で思ったことを口にする主人公と何も考えずに校風を変えようとする彼氏とのやり取りが印象的である。

高校入試前に実姉が卒業した高校の文化祭を見学したことがあり、

小見出しの漫画に影響されてその学校も中堅校でありながら自由な校風の学校を第一志望の公立高として挙げたものの、内申点が足らずに後に卒業した泣く泣く学区で最底辺の公立高を受けざるを得なかった。

それでも受験できなかった未練があり、限られた環境で条件が制約された中で自由な校風であることを認められるべく、従前の文化祭案を覆した案を同じ文化祭実行委員会の先輩に直談判したら、

勝手にやるなと窘められ、主人公の彼氏と同様なことをしてしまった。

それとは別に、部活の男子の後輩が #底辺校 特有の遊んでばかりで全国大会や定期演奏会を意識しない練習環境に馴染めず、勝手に部室の模様替えをしたことで、顧問の音楽教諭に代わりに叱責された程、

#校則 が厳しく、生徒の自主性を尊重しない嫌な学校生活だったと回顧している。

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◼️おぼっちゃまくん(小林よしのり)

主人公の茶魔が下劣なギャグを連発して、PTAからクレームが出た程の大ヒット作であり、読者が公募した茶魔語がよしりん氏のストーリー制作に一役買ったといえる。

茶魔が連載されていた頃は高校時代から初職に入社初期であり、

私が卒業した高校に人間的に底辺な教諭が集まっており、友人と一緒に影で揶揄して自死した共通の親友と一緒に楽しんだ。

政治色が強い #ゴーマニズム宣言  同様、コロコロコミックや学習雑誌向けの漫画にも関わらず、

よしりん氏特有の毒があるものであり、役付があっても尊敬すべき大人達に対する反発心が既に芽生えてきた。

茶魔が発する下劣な発言で相手を黙らせる同様のことをしてしまうのを恐れて、警戒されたことが多々あったものの、

雇い止めによって失業を余儀なくされ、抑圧された過去の出来事を爆発したかのように同居家族に話したら、優等生の実父曰く、下劣なワードで示さないと理解できないと詰られている。

茶魔に例えると、

実父曰く、出生時は話し始めがかなり遅れていて #発達障害  を疑われたものの、実父に躾けられたのが裏目に出てしまい、前述のような悪事を起こしてしまったことを受け、PTAのクレーム通り、実父が言う排泄物の状態を訊いているようなものであり、プライバシー侵害や話したくない過去を無理やり話させる卑劣な行為をするようになるまでに成長した娘に呆れ返ったと嘆いている。

強いて言えば、

茶魔の下劣なワードに例えると女性の人間関係でいう陰口で毒を出してストレス解消をしているようなものだ。

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50年近い人生に影響した漫画は、

誰もマイナスイメージを及ぼすようなものであり、第三者からすれば付き合いたくない中年女性と言ってもおかしくないが、決して紹介したマンガのキャラクターのようにはなりたくないと決めつつ、抑圧すればする程そんな形で表出してしまうのが現実だ。


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#私を構成する5つのマンガ #立川病院 #慶應大学附属病院 #生きづらさ

只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。