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黒影紳士season6-X 連鎖「黒影紳士season6-X連鎖『黒影紳士season1 短編集複製コピー版』」〜通称6-XX〜🎩第十章 喫茶店の帰り道

喫茶店の帰り道

 喫茶店の帰り道
まだ仄かに夢物語の中におりまして
行きと違うのは
君が横にいる

甘い香りがしますねと
辺りを見渡し僕が言うと
この先に
金木犀が咲いているのだと
君が教えてくれるのです

柔らかい優しい香りは
僕の好きなバニラのやうで
ああ、珈琲ふろうとにすれば良かったと
言いましたら

君は身体が冷えてしまいますわよと
微笑み前日の事を
きっと思い出しているのです

こんな寒い日には
あえてアイスくりいむが食べたくなった
そんな我儘を言う僕に
仕方無いわねとバニラのアイスくりいむを買ってくる君

だから今日はせめて
甘い香りだけで満足しなさいなと

手を繋ぎ歩く
僕は香りだけの見えぬ金木犀を想ったのです
見えぬけれども
やはり君の優しさに
甘く包まれてゆくやうなのでありました

小さな星の様にはらはらと
流れ星のやうに
何時かその姿を見せてと
願い浮かれて歩いてしまうのです

「バニラの香りと見えぬ星花」
泪澄 黒烏
 金木犀を見て

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(お急ぎ引っ越しの為、校正後日ゆっくりにつき、⚠️誤字脱字オンパレード注意報発令中ですが、この著者読み返さないで筆走らす癖が御座います。気の所為だと思って、面白い間違いなら笑って過ぎて下さい。皆んなそうします。そう言う微笑ましさで出来ている物語で御座います^ ^)

お賽銭箱と言う名の実は骸骨の手が出てくるびっくり箱。 著者の執筆の酒代か当てになる。若しくは珈琲代。 なんてなぁ〜要らないよ。大事なお金なんだ。自分の為に投資しなね。 今を良くする為、未来を良くする為に…てな。 如何してもなら、薔薇買って写メって皆で癒されるかな。