【映画】シェフ！ 〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜

概要

ペンキ塗りの男ジャッキー・ボノが天才的料理の腕で、シェフのアレクサンドルの危機を救うバラエティ映画。フランス映画。

あらすじ

起

ジャッキー・ボノはこだわりが人一倍強かった。
その性格でレストランを度々クビになり、最終的にはペンキ塗りに転職する。
そんな折、シェフであるアレクサンドルと出会う。
ある老人ホームでサーブされた料理がアレクサンドルの料理を再現しているということを知り、ジャッキーに見習いとして働かないか聞きに来たのだ。

承

その出会いをきっかけにジャッキーはペンキ塗りを辞めて、アレクサンドルの元で働くこととなった。
ペンキ塗りを辞めたことを知ったジャッキーの彼女であるベアトリスは、嘘をついたことに激怒して、実家に帰る。
アレクサンドルも離婚後、娘とうまくいっていなかった。

転

そんな折、アレクサンドルは経営者から、ガイドの調査員が分子料理を好んでいることを聞く。
どうにか審査日に間に合うように分子料理店に足を運んだり、分子料理に詳しい人を呼んだりして、分子料理を懸命に創作する。
その理由は、星2にランクダウンしたらカルゴ・ラガルドを辞めさせられるからだ。
しかし審査日当日、アレクサンドルは今までの行動を見つめ直し、娘の論文審査会に出席することにした。
シェフがおらず、食材もないジャッキーはどうにかこうにか分子料理を作る。

結

なんと、その料理がお客さんやガイドの審査員の口に合い、カルゴ・ラガルドのシェフであるアレクサンドルは称賛される。
しかし、アレクサンドルが自分が作った料理ではないので、そのことをお客さんに伝える。
そして、ジャッキーを紹介し、カルゴ・ラガルドのシェフを辞めると発表。
それから、ジャッキーはベアトリスにプロポーズ、アレクサンドルは前に出会った美人経営者の元で働くのであった。

感想

この二人の共通点は、恋人や家族と上手くいっていっておらず、我が強いところだと思う。
そんな二人が最初こそ揉めるが、アレクサンドルが段々とジャッキーの実力を認めて、最終的にハッピーエンドで終わるのが良かった。
二人とも恋人や家族と上手くいき、ジャッキーは念願のフェフになり、アレクサンドルは料理の楽しみを取り戻していたしね。
最初は、困難な状況下で出会った二人が本気で料理に向き合いすぎて、恋人や家族とうまくいっていなかった。
しかし、恋人や家族のこと、所謂プライベートに時間を割くことで、仕事である料理の方もうまくいくようになる。
「仕事、仕事、仕事。」でプライベートをなくしている日本人にとっては、余計に響く内容になっていると感じた。