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にがくてあまい読了

 小林ユミヲさんの人気漫画「にがくてあまい」全13巻を読み終えました。コロナで家にいることが多く、レンタルコミックでまとめ借りしました。

 私は食にまつわる食や漫画が大好きでよく読みます。今回も何気なく手に取ってみたものの、途中から話の内容に引き込まれました。主人公の江田マキは仕事バリバリこなせるキャリアウーマン。部下からも憧れられる素敵な女子。ただ家に帰るとご飯もお掃除もあんまり得意ではない。

 ゲイの男性教師片山渚と同居することになって、少しずつ変わっていきます。割とお洒落な料理がたくさん出てきます。どれも美味しそう。ただ料理上級者にしか馴染みの無さそうな食材もたまに出てくるのがネックです。

 マキの家族の問題や渚のトラウマなど少しずつ良い方向に向かっていくのがすごく心地よいです。まるで自分もこの人達と同居しているみたいで。登場人物と年齢が近いせいか、それぞれの葛藤や等身大の悩みに凄く共感できました。

 あえて詳しくは書きませんが、二人の恋の行方にも注目です。どのキャラクターかには自分を投影できそうですね。近くに住んでる人や、仕事がらみの友人昔はこんなだったよなと下町の懐かしさも感じられて良かったです。

 数年前に林遣都さんと川口春奈さんで実写化されています。私はそちらは観ていません。この作品は、どちらかというと深夜でアニメ化したら当たりそうな雰囲気ですけどね。

 人間関係とか色んな事に疲れた社会人の皆さんにおススメです。「昨日何食べた?」が好きな方はハマると思います。ややそちらの作品よりも若い人向けかなという印象は受けました。

 noterさん世代には、刺さるんじゃないかな。続編とかいつか書いて欲しいですね。まだクリアになってない問題もありますし。日本のどっかで本当にこんな素敵な人たちが暮らしているんじゃないか、と読み終えて何だか心がほっこり温かくなりました。

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