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からだと脳の不思議【エビデンス型育児】

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子どもの特性を知って、上手に育ててあげるための知恵をお届けします。生まれ持つ特性は宝物!その宝物を「生きる武器」に育ててあげればいいのです。子どもの持つ特性を歪めて見ないで、魅力… もっと読む
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#一般社団法人家族支援研究機構

言葉を話すまでの心のキャッチボールが大事

子どもが言葉を話し始めるのは、大体1歳半から3歳ごろにかけて。 中でも、情動に関する言葉を…

人間らしさは大脳が担っている

脳のしくみを知ると、生きるのが面白くなります。 感情や思考、記憶にはちゃんと根拠があるの…

脳科学活用術!感情は揺らされて作られる

心の構成要素は感情です。 感情はどこで生まれるのかというと、大脳の表面を占める大脳皮質の…

脳をもっと知ろう!

脳は、知れば知るほど不思議な臓器です。 考えたり、感じたり、心もそこにあるし、記憶も宿る…

運動と賢さを担う小脳!

脳って本当に神秘的⭐︎ 今から15年前だったかと思います。 脳科学が大ブレークした頃、本気で…

見事な脳のネットワーク!

脳好きな私と一緒に脳科学を楽しんでいただけたら、生きるのが、育てるのが、人と関わることが…

視覚と脳のはたらき

「みる力」について考えたことはありますか? みる力と聞かれてすぐに思いつくのはきっと視力ですよね。 アルファベットのCのようなもの(ランドルト環)を見て「どこが空いているか」を答えていく検査です。 ここでは、その「みる力」ではなくて、ものをジッとみる力とでもいいましょうか。 観察力のような、目に見えるものが何かを「見て捉える力」のことを指します。 この「みる力」が育っていかないと、漫然と「みる」ことになります。 ボーっと、ただみる、といった方がいいかな。 「ほら!よく見

聴力ではない「きく力」

聞こえているのに「きく力」が弱い子がいます。 どんな子かというと、聞いたことをほんの少し…

意欲の正体は”成功体験”

気にする子の場合慎重でおとなしい子は、警戒心が強く、失敗を怖がり、新しいことに挑戦するこ…

個性を武器に!【ビックファイブ】

性格って、わかっているようで実はよくわかっていないものです。 穏やかな性格だと思っていた…

あくまでも主役は「ほめる」!褒めるために叱るのです。

「ほめて育てよう」とか、「叱らない子育て」とか、巷ではいろいろ言われていますが、個人的に…

”安心の核”は赤ちゃん時代に作られる

子ども時代の記憶を遡ってみてください。 一番古い記憶は、何歳の頃の記憶になりますか? 多…

性格形成

性格は生まれ持ったものだから、変えようがないと考えがちですが、本当にそうでしょうか?(う…

子どもの持つ『楽観的バイアス』を信じよう!

子どもは”物事を楽観的に捉える力”が備わっているのをご存知ですか? このことを「楽観的バイアス」と言います。 大人で楽観的な人を、optimism (オプティミズム)とも言いますが、子どもは生来、それが強く出るようになっているのです。 特に、年少児・年中児よりも、年長児の方が、より強くなるんだそうです。 例えば、夢中になって積み上げたブロックを、お友達が倒してしまったとします。 壊れたことにはショックを受けても「わざと壊そうとしたわけじゃない」と判断する傾向が強くなるそうで