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からだと脳の不思議【エビデンス型育児】

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子どもの特性を知って、上手に育ててあげるための知恵をお届けします。生まれ持つ特性は宝物!その宝物を「生きる武器」に育ててあげればいいのです。子どもの持つ特性を歪めて見ないで、魅力…
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記事一覧

愛着をすべての基本に据える

愛着形成の重要性は、いくら言っても言い過ぎることはありません。 なのに何故、人々は愛着を…

きょうだい~上の子の気持ち~

ずっと一人っ子だったのに、下にきょうだいが生まれると、上の子の環境は激変。これまで経験し…

発達性トラウマ

「発達性トラウマ」という言葉を耳にすることが増えてきました。 この言葉は、ベッセル・ヴァ…

16秒HUGと秒速5cmの癒し

皆さんは、心が疲れた時、どうやってその疲れを取りますか? 音楽を聴く 美味しいものを食べる…

「聞く」ことで心を育む

人は五感を使って、360度から24時間、休みなく情報を入手し、処理しながら生きています。そし…

「やる気」は誘い出す

やる気にならない…。 どうしてもその気にならない。 例えば、〆切が近づいているのに そろそ…

言葉を話すまでの心のキャッチボールが大事

子どもが言葉を話し始めるのは、大体1歳半から3歳ごろにかけて。 中でも、情動に関する言葉を、飛躍的に発達させるといわれている。 楽しい 好き 嫌い 怖い 悲しい という言葉を使うようになるのだ。 そして、2歳半にもなると、自分の気持ちだけでなく、相手の気持ちについても、自分とは違う感じ方をしていることを理解する。 すごい成長だ。 実は、そこに至るまでの間に、たくさん大人が話しかけ、意図を汲み取り、共有する体験を積んでいることがわかる。 親子だけではない。 きょうだいが

人間らしさは大脳が担っている

脳のしくみを知ると、生きるのが面白くなります。 感情や思考、記憶にはちゃんと根拠があるの…

脳科学活用術!感情は揺らされて作られる

心の構成要素は感情です。 感情はどこで生まれるのかというと、大脳の表面を占める大脳皮質の…

脳をもっと知ろう!

脳は、知れば知るほど不思議な臓器です。 考えたり、感じたり、心もそこにあるし、記憶も宿る…

運動と賢さを担う小脳!

脳って本当に神秘的⭐︎ 今から15年前だったかと思います。 脳科学が大ブレークした頃、本気で…

見事な脳のネットワーク!

脳好きな私と一緒に脳科学を楽しんでいただけたら、生きるのが、育てるのが、人と関わることが…

視覚と脳のはたらき

「みる力」について考えたことはありますか? みる力と聞かれてすぐに思いつくのはきっと視力…

聴力ではない「きく力」

聞こえているのに「きく力」が弱い子がいます。 どんな子かというと、聞いたことをほんの少しの間、覚えておくことが苦手なのです。 ほんの少しというのは、20〜30秒ほどの間でしょうか。 その間、覚えておくことがちょっぴり難しいのです。 (これ実はとても大事な気づきです!) 今回は、そんな「きく力」についてお伝えしたいと思います。 「見る」と「聞く」の違い 見る情報は、見続けることで、ずっと同じ情報を入手し続けることができます。 ところが、聞く情報はそうはいきません。 聞く情