見出し画像

16秒HUGと秒速5cmの癒し

皆さんは、心が疲れた時、どうやってその疲れを取りますか?
音楽を聴く
美味しいものを食べる
とにかく寝る、という人もいますね。

心を癒すには、脳内ホルモンの「オキシトシン」をたっぷり浴びるのがオススメ。
オキシトシンを効果的に分泌させる方法は、スキンシップです。

今回は、とってもお手軽で、年齢問わず、すぐに安心効果を発揮する方法をご紹介しましょう。名付けて「16秒HUG」です。

16秒HUG

16秒HUGとは、ギュッと抱きしめるHUGを、前後含めて16秒間で究極の安心を引き出すというものです。
手順は以下の通り❣️

①目線を同じ高さにして、両手をしっかりと握り、じっと目を見つめます。
 「さあ、今からHUGをしましょう」と声をかけます。
 そして、両手を頭に当て、ゆっくりと肩、腕を撫でて、最後にもう一度手をしっかり握ります。(5秒)

画像1

②両手で優しく頬を包んで深呼吸♪(3秒)

画像2

③両手を広げ「さあ!HUGしましょう」の合図を送ります。
 両腕でしっかり子どもを抱きしめたら、子どもの後頭部・首の後ろ・背中をゆっくりと優しく擦ります。(5秒)
この時、せわしなく手を動かさないでください。

画像3

④もう一度、両手で頬を包んで「おしまい」の合図を送ります。(3秒)

画像4

そして、もう一つ。
触り方も工夫します。
肌に触れる時の手の動かす速さですが、「秒速5cm」を意識するのです。

秒速5cmの癒し

画像6

皮膚の中でも、有毛細胞といって、毛が生えているとこに「C触覚繊維」と呼ばれる細胞があります。
つまり、手のひらや足の裏以外の皮膚ということですね。

そして、C触覚繊維は、触られた時に感情と結びついて、<気持ちいい>または<気持ち悪い>という反応を引き起こすのです。

もっとも心地よさを引き出すのは、秒速5cmだといわれています。
ゆっくりすぎても心地よさは感じないし、忙しなくゴシゴシと触られても、落ち着きません。

深呼吸して、落ち着いた気持ちにさせて、秒速5cmで触る。
ぜひトライしてみてください💕

子どもが落ち着きのない時にも効果的

ベビーマッサージ

HUGの文化を持たない日本人でも、「ベビーマッサージ」であれば抵抗感はありません。
ところが、子どもが成長するにつれ、スキンシップは激減。

大人同士になると、新婚時代でもない限り、自分以外の大人と肌を触れ合わせることはほとんどなくなります。
ストレスを感じることの多い大人こそ、オキシトシンをたっぷり浴びて、気持ちを安定させることを意識したいものです。

そしてもう一つ。
落ち着きがないお子さんにも、効果があることがわかっています。
衝動性の強いお子さんに「HUG」を毎日行ったところ、一ヶ月後明らかに攻撃や妨害といった振る舞いが減った、という報告もあります。

ぜひ16秒HUGをお試しくださいね♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?