見出し画像

過去っていつのこと?📕今のことだよ!【受験対策3点セット】

過去っていつのこと?

時間とは不思議なものです。記憶の中では「過ぎ去った日々」に戻ることができます。また,想像の世界では「まだ見ぬ未来」に飛ぶことも可能です。でも,それを考えることができるのは「今」だけ。今の積み重ねが,時間の本質⁈…。

時間に対しての向き合い方が変わってから,スポーツ観戦をするときの応援の仕方が変わりました。野球・サッカー・ゴルフなど,好きなスポーツが多いので,毎日が忙しい…ウレシ( ; ; )ナミダ…。

以前は,応援しているチーム(人)が失点したりミスをしたりすると,
「ハァ〜(´Д` )」
とため息をついていました。
今は違います!逆です!
「ヨシッΣ(-᷅_-᷄๑)」
と気合いが入ります。

⭐️今を大切にすることがすべて⭐️
たとえ過去に成功をしたとしても,成功に酔って「今」をがんばることができないのであれば,その成功は,結果として敗北につながります。なぜなら「今」が未来をつくるから…。反対に過去の失敗が大きな教訓となって「今」を必死に生きることができれば,この失敗は未来を開く要因となります。充実した「今」は実りある「未来」に変わるから…。このように過去の価値すら変えることのできる「現在」ー「今」という時間ほど素晴らしいものはないのではないでしょうか?

好きなスポーツチームや選手が失敗したときに,「そのミスを最後の勝利につなげてくれ~!!」という気持ちで,これまでより前向きに応援できるようになりました。人は失敗から学び真剣になることの方が多いと思うからです。もちろん厳しい勝負の世界において,肝心なところでミスしていては,まだまだ力不足なのかもしれません。しかし,それ以上に大切なことは「前に進むこと」だと思うのです。現在の行動で過去の意味は変えることができても,過去に戻ることそれ自体はできません。進むしかありません,たとえ休みやすみであっても。

そろそろ,本題である受験対策(テーマ=過去問)に触れなくてはいけません。「過去問の重要性と使い方」については,以前『何からはじめる?受験勉強と過去問!』の記事で多少お話させていただきました。過去問は日々の学習をより良いものにして未来をつくっていくためのもの。しかし,使い方を間違えば,逆効果になることもあります。すべてのことにはプラス面とマイナス面の2つの面があるからです。今回は「過去問の有効利用」について,受験生の皆さんのヒントになるお話ができればと思います。

私は学生時代に「一般旅行業務取扱主任者試験」(現在の「総合旅行業務取扱管理者試験」)に挑戦しました。大学に通いながらバイトもしていたので,勉強の時間を確保する必要があるありました。生活費の問題もあったので「1か月だけバイトを休んで,短期決戦で集中してやってみよう」と決めて取り組みました。当時の合格率は20%前後(免除なしで受験した人の場合)だったと思います。高校受験・大学受験で,自分の学習スタイルは,ある程度確立していました。それが受験対策3点セット(「過去問・お気に入りの問題集・できるだけ詳しい参考書」)を使っての戦いです。

この国家試験は,試験内容が複数科目あり、1科目でも60%の得点率を切れば不合格になります。一番不安だった科目は地理でした。出題される国が限定され,1つの国について詳しく聞かれます。広く浅く出題される問題であれば誤魔化すことができるのですが,それができない。そこで威力を発揮するのが「★過去問★」。山を張るしかありません。選んだのは「スペイン」。私が持っていた過去問には載っていない国です。もし私が過去に出た国を下手に分析して,それまで出題された国を頻出度の高い順に勉強していたら,地理が原因で不合格になっていたと思います。出題されてきた国がどのように決められているのかを考えたとき,「一歩の道」が見えました。それは「明るい話題がある国」だということ。受験の翌年にはスペインオリンピックが開催されることになっていたので,対策をしておきました。試験当日,地理の試験がはじまり問題用紙を開いた瞬間,鳥肌が~……何とスペインだったのです。試験中にも関わらず,周りから溜め息が聞こえてきました。そこで合格を確信したのです。

ごく一部でチラホラ聞く「同じ問題は出ないのだから,過去問は手を付けないように」また「試験の作成担当が変われば問題の質が変わるから過去問は見てはいけない」というアドバイスは,確かに一理ありますが,一理しかありません。マイナス面があれば排除するという思考は,私は時代遅れだと考えています。

価値観が目まぐるしく変わる社会。受験生も「見る目」を磨いて,時代に合った判断力を身に着けてくださいね。すべての過去を今の財産に!今の困難は未来の成功へとつながりますように!




「オウチ塾」の記事を読んでくださり,本当にありがとうございます!よろしければサポートをお願いいたします!多様化する子どもたちの学習環境を整えるために使わせていただきます!