[健美茶話](日常に東洋医学)~気について①~

年末年始、風邪ひきさんが増えています。
私も少々喉の調子がおかしいなと三が日から思いはじめ 仕事が始まるころになって
咳がコンコンと少し困っています(笑)

 正月休み中は人々の往来も激しくなるので
風邪がうつったり うつされたりと流行りやすいのよという 話もよく聞きますが
私 お休み中普段よりまして 外出歩いてないのになー なんなら普段のほうが 人にめっちゃ
接触しているお仕事(健美操のインストラクター毎日50~100人の人と会う)。
なんで? 
 どっかで うつされたのかもしれませんが
 普段の私だったら 平気だけど年末年始の私は
平気じゃなかったのです。
その平気の差は 「気の働き」の差なのかもと思うのです。


「気」の話

少々「気」という考え方のお話です
東洋医学では 私たちのからだは 気と血と津液でつくられていると考えられています。
その中でも 「気」は目には見えないエネルギーのようなもの。私たちが動いて生きているのも「気」が充実しているからとされます。
こうゆうことが 東洋医学の本を開くと必ず書かれています。 
いきなりそんな話されても
だから? もしくは 
ふーん(´<_` )ですよね。

「気の働き」について

「気」という目に見えないエネルギーのようなもので 以下のようなことをやってます。

  1. 臓器の働きを機能させる

  2. 外部からの「邪」が浸入するのを防ぐ

  3. 汗の量を調節、血液を漏らさない働き

  4. 体を温める

  5. 栄養物質から血液を作り出す

  6. 栄養物質と血液を体中にめぐらす

こんなことやってます。

普段の私が 人といっぱい会ったりしていて
平気なのは (もちろんマスクとかしてなくても)
2の「邪」の侵入を気がふせいでくれてるから
風の邪とかいて 風邪 まさにですよね。

でも、正月は守ってもらえなかった。
何故なのかは、たぶんの推測ですが 
2以外の気の働きを頑張りすぎていて 
守る余裕がなかったのかと。
私の中で 頑張りすぎていたのは
お正月のご馳走の食べ過ぎで
1や5 消化吸収をするために臓器がずっとずっと
働かされすぎて 気が消耗💦
いっぱい食べて栄養満点、元気いっぱい
なんじゃないのかと考えないところですが
体は食べ物が入ってきたとき もともと身体に備わっていたエネルギーを使って臓腑をうごかし入ってきたものを新しい気(エネルギー)に変えていくのです。
だから私は自分の欲を満たすために大事な気を使いすぎてしまい 他の働きが追い付かない状況を作ってしまったという推測をしました。

守ってもらえないし 肺は弱ってるだろうし
  という風に 風邪をひいた原因を 食べ過ぎで気を消耗しすぎていたからと反省して
食べることを慎むことにしました。 
そして 肺に熱がこもっているから 咳が出るので せきどめを飲んでも夜中の咳は お布団で身体が暖まると余計でるからとまらないと 嘆くことになります。
なので せき止めは買わずに
お茶をのみます。数種類の薬草をブレンドした漢方茶。

漢方茶と風邪が治るということ

今回は 枇杷の葉や菊の花、スイカズラの蕾、桑の葉、雪ノ下などといっしょに ほうじ茶をブレンドしてみました。(写真はほうじ茶、枇杷の葉、菊、鶏血藤)
これらは 体にこもる熱を外へ発散させる働きがあったり 臓器に潤いを与えたり
エネルギーの方向を上向きから下向きへ促すとか
身体が求めている働きをサポートしてくれます。 


一日中ちょびちょび喉を湿らすように飲んでいます。夜中も咳で目が覚めることがあったら飲めるように枕元にも置いといて
そうすると 少しはコンコンするけど
眠れないほど辛くはないです。
そして だんだん風邪症状もフェードアウトしていきます。
食べるものを 消化のいいものにしたり
消化にエネルギーを使わない蜂蜜をちょこちょこなめたりして 臓器を休ませて
「気」がまたしっかりとすべての働きを担ってくれるぐらい充実させることも 大切だと思います。
もちろん なによりも睡眠を多めにとるも大事。
そうやって 風邪が治ったに近づいていきます。

 西洋医学の薬は 今辛い症状が何故起こっているのかは無視して ただ消す、辛いけれどもなにか意味のあるその反応を出ないように押し込めるので 本当のトラブル(今回だったら 臓器を働かせすぎて余分な熱が肺などにこもってしまったかも)を解決させることができず いつまでもスッキリしないってことにもなるかもしれません。

人間の体は自然の一部である

これは東洋医学の理論のベースにある考え方なんですが そうゆうものだということで
自分自身や家族 周りの人々の心身のことを
捉えるようにしてみると
 ある日突然 熱が出た(@_@)とか
急に腰が痛くなったとか めまいの原因がわからず不安になるとかにも どこかバランスが崩れていてそれをなんとかするための 内側からの反応なのかもしれないという見方ができます。
崩れたバランスを整える行動をとると 自然と身体も過剰な反応を治めてくれます。 
これはご存知の言葉、自然治癒と言いますよね。
不調は悪❗って捉えると 辛いだけだし 不安だし 一刻も早く すぐに元に戻りたい スッキリさせたいとばかり思ってしまうけど

今感じている 不調は身体のなかで 何か崩れてしまったバランスを整えようと 体が頑張ってくれてる反応なんだねと思えると ただただ不安とかにはならないですよ。

東洋医学って 本も文章多くてわかりづらいし
なかなか自分から学んでみようとはならないけど
自分の身体のあるある辞典って思って読んでみると
「わーこれ 私のことやわー」とか
「めまいによくなるのは更年期 お年頃だからだと思ってたけど 冷たい飲食によるむくみが原因なのー?」とか なんかわかるわーと思えるところが出てきますよ。
興味が湧いたら 読んでみてください。
 私の書く~健美茶話~では 
専門的な ちゃんとした本を読み漁ったり セミナーで漢方の先生から学んだりしたときに
わーあるあるやわーと 自分自身か思っていたこと また 日々の体調や 周りの人々の声から
こーなんじゃないかなーという考えを 綴っていきます。
人気テレビ番組の言い回しの
「ほんまでっか?」と面白がって
読んでいただけたら 
また東洋医学ってこんな考え方をするのねって
気づいてもらえたら嬉しいです。











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