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「人のセックスを笑うな」のユリちゃんになりたい

おはようございます。

新年明けまして、ああ、今年も私がラッキーであれば一つ歳を重ねることができるんだなあと、そう思っております。

「人は誰でも歳をとる。恵まれていれば」のような言葉をヤンキー君と白杖ガールのドラマの中で獅子王が言ってた気がするので、その言葉を拝借しております。

歳を重ねることって当たり前じゃないんだな、と感じさせられる一年の始まりでした。

ということで、私もどんどん30代後半を登っていくのですが、年々、憧れ度が増す女性がいます。

ただ一人。

「人のセックスを笑うな」のユリちゃんでございます。

まだ大学生だった頃に映画館で観たのだけど、なんだろう、まだ10代の私の目にも、ユリちゃんがとんでもなく可愛く映ったのよね。

足ながっ!!!!

かわいい、本当にかわいい。

そりゃあみるめも恋するわ。

永作博美が演じてるわけだけど、そのナチュラルな奔放さ。

それまで永作博美って毒のある感じ、どちらかというと主人公のライバルというか、悪いオンナのイメージだったんだけど、この!人セクのユリちゃんは「計算がない人」だったのです。


人って比べる生き物に近いじゃないですか、常に競争の中にいるような、上とか下とか。

幸せの基準が何かと比較しないと見つからないというか。

それに対してユリちゃんの奔放な感じは、同世代(アラフォー)女性から完全に切り離された世界に生きてる気がして仕方ないのです。

羨ましい。

ユリちゃんはユリちゃんの世界を生きてる。

そこに悩んだりとか、思い詰めたりとかが全然感じられない。
その時その時をうららかに過ごしてる。

柔らかい雰囲気、ふわふわした感じ。

ガチガチに頑張るより、肩の力が抜けてて、ちゃんと抜けてて、すごく素敵な女性なのです。

世の中の「べき論」に参戦せず、自分の人生を自分の足で生きてる。

それはルーズに映るかもしれない。
ユリちゃんの価値観に理解を示せない人もいるかもしれない。
堂々と20歳下の男と不倫する。
そこだけ切り取ればあかんこと以外の何物でもない。

が、しかし、「不倫アウトー!!」で切り捨てるには勿体ない女性の生き様がユリちゃんには溢れてる。

たくさんの冷え性対策。
ストーブ。
たばこ。
一人のアトリエ。
自転車。

結婚してるけど「妻」としての生き方に人生を捧げていない。
大学講師をしてるけど、そこに人生を捧げていない。

明日どうなるか分からない、つかめない、ユリちゃん。

こうでありたいなあと思うものです。

今日もユリちゃんのように、これからユリちゃんのように。

雁字搦めに「こうでなきゃいけない」に囚われてしまって、それ以外の生き方をしてる人にイライラしちゃう人には、本当にユリちゃんを隅々まで堪能してほしい。

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