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日記(2024/07/20〜26)NAGISA、ハヌマーン、あぶ刑事

2024/07/20 この日から娘は夏休み。娘が本当なら幼稚園でやっておくべき絵日記5日分をやってなかったことが判明したので叱り、出来上がるまでは外出なしと言い聞かせ、一緒に日記を書いた。まあ、僕もこうやって日記を貯めていたので、人のことは言えないわけだが。筆が乗ったのか、夕方には出来上がったので、夜は外食。 2024/07/21 ママ友が、娘を猫カフェに連れて行ってくれたので、僕と妻は久しぶりに二人きりですごした。家でのんびりし、『怪~ayakashi~』をサブスクで見た

    • 日記(7/13〜19)コロナウィーク

      2024/07/13〜19 この三連休から週末までは家族が次々とコロナに罹り、ひたすら対応に追われた日々だった。僕はかからなかったものの、詳しく書くと炎上の要因になりそうなので書かない。ただ、検査薬を求めて那覇市内を車で右往左往した日、カーステレオから流れるイースタン・ユースに夏を感じた。那覇は観測史上最高気温の36℃を記録していた。 この時期から習慣化していた読書やランニングが途切れているのが正直なところ。音楽は聴き続けている。

      • 日記(2024/07/08〜12)ABCお笑いグランプリ、巨匠とマルガリータ、ファースト・カウ

        2024/07/08月 ようやく日曜日の記事を書いて落ち着いたのでABCお笑いグランプリの感想を書ける。ついでにツギクル芸人グランプリも。しかし、リベラルでお笑いファンやっているとある種の自己矛盾と向き合わなくてはいけない。前者には立川志らくが、後者には爆笑問題太田が出ている。なところ、ある種リベラル的な思想とお笑いの相性の悪さは感じる。どれだけ政治性薄いネタであっても、冷笑的な態度に繋がるのではという懸念を捨てられないから。ちょっとフォローすると、太田さんは政治に関して茶化

        • 日記(2024/07/06〜07)ブラウン、ジュネ、都知事選

          2024/07/06土 外がめちゃくちゃ暑かったので家族で一日家にいた。夜は、賞与が出たので、いつもお世話になっている母へのお礼にしゃぶしゃぶへ行った。提案はむろん妻。食べている途中に歯が抜けた。正確には根っこから折れたかもしれない。すごく臭かった。歯が抜けてしばらく経っているけど、やっぱり臭い。来週、ちゃんと歯医者さんに診てもらおう。 読んだ本 フレドリック・ブラウン『天の光はすべて星』(1953) タイトルが天元突破グレンラガンにも引用されていたSF小説。1950年代

        日記(2024/07/20〜26)NAGISA、ハヌマーン、あぶ刑事

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        • 映画鑑賞2024
          10本
        • 好きなものについて
          0本

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          日記(2024/07/05〜06)ルックバック、フェラーリ

          長くなったので2回に分ける。 2024/07/05木 この日から仕事復帰。少し残業。娘は平熱とのこと。 夜、歯間ブラシで歯を磨いていると、奥歯から出血。ひどくくさい臭いがした。調べると歯周病はメタルメルカプタンという成分が含まれているため唾液と混ざると悪臭を出すとのこと。 歯の治療が途中で止まっていたので、そろそろ再開しないとな。 2024/07/06金 平常の仕事。今日から娘も保育園再開。 歯医者の予約の電話をしたが、なかなか取れず、結局休みをとって平日の午後に行くこと

          日記(2024/07/05〜06)ルックバック、フェラーリ

          日記(2024/06/30〜07/04)看病と読書(青春小説多め)

          2024/06/30土 安和桟橋における警備員死亡事故は非常に痛ましいと思う。ただ、その主題とは別に、いわゆるネット右派が反対陣営の攻撃なり、自己正当化なりの理論が固まるスピード、そしてその先鋭化には恐ろしいものを感じる。例えば、今回のケースも警備員の強引な誘導が指摘されてきたという背景もあるが、死を笠に着て反対派を一絡げにして「人殺し」などと言われたら流石に傷つく。その言葉、直接僕に会った時に言えますか。 一年前にryuchellさんが亡くなった時、第一報が出てから三時間も

          日記(2024/06/30〜07/04)看病と読書(青春小説多め)

          日記(2024/06/22〜29)慰霊の日、肌馬の系譜、蛇の道

          2024/06/22土 朝ジョギング。帰りに戻る道を間違えた結果、道に迷い危うく帰れなくなるところだった。携帯のナビに頼ることとなる。 この日は最近の小説を読みたかったのでいろいろ読む。 ニシダ『不器用で』(2023)はお笑いコンビ・ラランドのツッコミ担当が書いた短編集。一編目こそ自分の内面にばかり目が向いている感じで目も当てられなかったが、二編目の「アクアリウム」が見違えるほどよい。おそらく時系列に並べると一編目が一番古く、二編目が一番新しいので、技術の向上がみられる。本

          日記(2024/06/22〜29)慰霊の日、肌馬の系譜、蛇の道

          日記(2024/06/15〜21)選挙、木村政彦、ホールドオーバーズ

          2024/06/15土 午前中は父の日ということで娘の父親参観に参加。一緒に陶芸をやった。 実用性を考えて、皿の底ではなく淵面に模様を掘らせたが、周囲を見るとほとんどが底面に掘っていた。「これは弥生式土器の工法だ」と思ってしまったのが間違いのもとだった。 午後、期日前投票。 夜、ジョギング。BPM160くらいの方が走りやすいかもしれない。 体重76.5kg 2024/06/16日 午前中図書館に行く。借りた本は以下。 ・増田俊哉『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』 ・

          日記(2024/06/15〜21)選挙、木村政彦、ホールドオーバーズ

          日記(2024/06/08〜14)あじさい、いいね欄、違国日記

          2024/06/08土 朝、車検に向かう。車検と思っていたが法定点検だった。最近出費が大きかったのでラッキーという気持ちと、もしそれだったら一日で済ませて代車もいらなかったなという気持ちが半々。 昼過ぎ、家族で名護まであじさいを見に行く。楽しかった。 体重76.1kg。 2024/06/09日 朝、ジョギング。2週間ぶりだった。尾籠な話にはなるが、走っていると汗とともに、特に顔や頭皮から脂がよく出てくるので気持ち良い。老廃物を排出しているぞというのが意識できて、本当

          日記(2024/06/08〜14)あじさい、いいね欄、違国日記

          日記(2024/06/01〜07)ユーフォ、違国日記

          2024/06/01土 ほぼ一日中病気で寝込む。 2024/06/02日 引き続き寝込んでいる。積読も図書館で借りた本もいっぱいあるにも関わらず、まったく読む気にならず、芸人さんのTHE SECOND振り返りYouTube動画とか、『水曜日のダウンタウン』『ゴッドタン』の過去回などを観ていた。 午後にはご飯が食べられるようになる。 体重77kg。 2024/06/03月 病気から復帰。早速残業。 武田綾乃『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』(2013

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          日記(2024/05/25〜31)渋谷系、体調不良

          2024/05/25土 雨が降っていたため、娘をデパート屋内のキッズスペースで遊ばせる。 一日中頭痛の感じあり。 2024/05/26日 実家でくつろいでいたら漏水があったことが判明。水道代が高くなる。経済的には実家の家計とも影響し合っているため、倹約が必要と実感。 そう思っていたらiPadがこわれたと思ってひやりとするも、復旧。 『渋谷系狂騒曲』(2020)読了。様々な証言から当時の空気を浮かび上がらせる貴重な資料だとは思うが、渋谷系とは結局のところ人脈だったのかなと思っ

          日記(2024/05/25〜31)渋谷系、体調不良

          日記(2024/05/18〜24)THE SECOND、GODLAND、鬼平犯科帳

          2024/05/18土 日記を書き始めようと思う。 理由は、ここ数年、40になる前後にあまりにも多くの出来事ーーー弟の闘病と死、新居の完成と引越、目の手術などなどーーーがあって、どれもうまく書き留められる気がしなかったし、その影響もあってツイッター(現X)も半休止状態にあり、映画を観ても前のように楽しめていないような、そんな感じがあったから、何かしら文章を書いて、どこかに向かいたかった。 この日記が果たして武田百合子のようになるか、中原昌也のようになるか、というよりも二者とも

          日記(2024/05/18〜24)THE SECOND、GODLAND、鬼平犯科帳

          『悪は存在しない』短調の血脈

           ※ネタバレしています。何を持ってネタバレというべきかわからない作品だけど  日本の映画監督・濱口竜介監督の2024年作品。  映画の感想というのは、物語の後から見た立場から最初まで振り返って、最初から知っていたという風に語れるものだけれども、今回は、観ていた時の自分の心の動きになるべく忠実に書いてみたいと思う。  まずタイトルが出る。EVIL DOES NOT EXIST。タイトルの色使いがゴダールみたいだと思う。後のことになるけれども、音が急に止んだり、かと思えばやや暴

          『悪は存在しない』短調の血脈

          『エドガルド・モルターラ/ある少年の数奇な運命』とユダヤ教

           1858年にボローニャで起きた誘拐事件と、その背後に潜む宗教的対立を描いた史劇。マルコ・ベロッキオ監督。  私、今回デヴィッド・I・カーツァー著『エドガルド・モルターラ誘拐事件 少年の数奇な運命とイタリア統一』(早川書房)という本を読んでから観たんですね。初日初回に。多分、これくらいのテンションで挑んだ人あまりいないんじゃないかと。で、正直なところ、これだけ、自分から前のめりになってこのくらいの楽しみだったら、ひょっとして何も知らずに見たら相当きつかったんじゃないか、という

          『エドガルド・モルターラ/ある少年の数奇な運命』とユダヤ教

          『オッペンハイマー』は観客にどこまで求めているのか

           多分最遅レビューではなかろうか。原始爆弾の開発者であるJ・ロバート・オッペンハイマーについて描いた伝記映画。クリストファー・ノーラン監督。  ノーランは得意な監督ではないか、割と楽しめた。ただ、自分は原作に該当するカイ・バードとマーティン・シャーウィンによるノンフィクション本『オッペンハイマー:「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』(早川書房)を先に読んでいたので、ある程度エピソードの理解に混乱が生じなかったというのはある。こうやって書くと知識を前提とした映画なのかと思われ

          『オッペンハイマー』は観客にどこまで求めているのか

          『ゴーストワールド』はメロドラマである

           2001年製作。近年リバイバル上映されているらしく、大学生の時以来に鑑賞。平日の夜ではあるが大型連休の間ということもあり、結構な客入り。しかも若い観客が多かった気がする。  さて、感想。この作品はよくコメディ映画に属される。映画レビューにありがちなクリシェに、本人的には悲劇的な経験を距離感を持って眺めているさまを「実はコメディです」というのがあって、死んでも使ってやるものかと思っているのだけれども、『ゴーストワールド』に関して言えば「実はコメディではありません」と言ってしま

          『ゴーストワールド』はメロドラマである