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日記(2024/05/18〜24)THE SECOND、GODLAND、鬼平犯科帳

2024/05/18土
日記を書き始めようと思う。
理由は、ここ数年、40になる前後にあまりにも多くの出来事ーーー弟の闘病と死、新居の完成と引越、目の手術などなどーーーがあって、どれもうまく書き留められる気がしなかったし、その影響もあってツイッター(現X)も半休止状態にあり、映画を観ても前のように楽しめていないような、そんな感じがあったから、何かしら文章を書いて、どこかに向かいたかった。
この日記が果たして武田百合子のようになるか、中原昌也のようになるか、というよりも二者とも真似してできるようなものではないのだが、はたまたM.ビュトールの『時間割』のように後から書き直すことになるか、わからないけれど、つらつらと書いていきたい。
『THE SECOND2024』鑑賞。沖縄在住で金属バットファンという自分にとっては贅沢なカードであるハンジロウVS金属バットという一戦からラストのザ・パンチVSガクテンソクまで実に面白かった。個人的には、変顔したパンチ浜崎の顔を東野幸治が持っているファイルで叩いた箇所が、賞レースの緊張感との対比から来るバラエティ的な笑いがあってとてもよかった。ただ、前回のマシンガンズの漫才の後ろに居酒屋で管を巻いている彼らの姿を見たような、ある種年月の重みという点では前回の方が上回る。あと、やっぱり前回とパターンが一緒なのは気になった。良い大会なので続いてほしい。

2024/05/19日
雨も降っていたのでのんびり過ごす。図書館にも行く。借りた本は以下。
・大西巨人『神聖喜劇 第一巻』
・池波正太郎『鬼平犯科帳4』
・武田綾乃『響け!ユーフォニアム』
・『ベネズエラについて知るための55章』

夜、ジョギング。

2024/05/20月
年休をとり、午前中は図書館に行き、少し読書。池波正太郎『鬼平犯科帳』の原作も読む。
午後、桜坂劇場にて『GODLAND』(2022)を、シネマQにて『鬼平犯科帳 血闘』(2024)を見る。どちらも、何かが足りない印象。


『GODLAND』はアイスランドの映画で、常に雨が降っているところや、長回しの仕方、画面外からの音の被せ方や登場人物の出方、風景のモンタージュによる時間経過の表現に非凡なものは感じる。ある場面に北野武の某作品を連想。おそらく、見ればわかると思うので作品名は伏せる。
『鬼平犯科帳 血闘』は、悪くはないし、観ている間は確かに楽しんだのだけれども、突出して良いところも見当たらない。なんか、スクリーンでテレビ時代劇を観る倒錯を感じるでもなく、映画として及第点をとっていた印象で、そうすると過去の東映時代劇とかが比較対象となってしまうので。


2024/05/21火
仕事。大きな業務に着手。この業務は、現在の部署に異動していた2年前に非常に莫大な時間がかかり、歳下の上司に叱られ、てっぺんを超えるくらい残業しながらこなした、分量がめちゃくちゃ多い上に(他の人に迷惑が及ぶので)失敗ができない仕事。去年はさすがに一昨年ほどは時間はかからなかったものの、それでもミスに関しては怒られた。早めに手をつけなければどうにもならない仕事なので、億劫だが進めねば。

2024/05/22水
仕事を定時で終わらせたのち、帰宅雨に公園でジョギングし、その後とんかつ定食を食べる。雨は降っていたが幸せな時間。
ジョギング中には僕と張り合って並走してくるオッサンがいたが、スタミナで振り切った。争うは本意ではないが、自分のペースで走ればいいのに何でわざわざ張り合うのか(それもあんな崩れたフォームで)とは思ったので。

2024/05/23木
引き続き仕事。
九段理絵『東京都同情塔』(2024)読了。よくできていると思う。言葉を取扱う小説家にとって切実な問題設定、個別の時事問題から現代を映しとる意識、それらは非常に有用。ただ、あまりにも「正解」感が強くて、そこまではまらず。

2024/05/24金
大きな仕事が一定の完成を見る。締め切りまではまだ余裕があるが、ここから幾度の見直しが必要。
帰宅後、『トーキングヘッズ蔵書 昭和幻想絵巻』(2006)読了。

実相寺昭雄監督が『姑獲鳥の夏』撮った時期に出されたムック。やや内容が薄い感じもするが、自分も初めて知る作家も多く楽しめた。


夜、ジョギング。

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