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田舎のきおく

割引あり

東京から祖父母のいる山梨に行く時、電車や車から見える景色が不思議でならなかった。
建物がどんどんなくなっていく、マンションが少なくなってきて、一戸建てが増える。
お店もなくなっていくし、林や川や畑が出現するし、幼い私は「違う国なのかな?」と考えていた。

都とか市とか良く分からないし、でも明らかに全てが違うし、そうか違う国なんだ!と思っていた。


山梨のなかなかな田舎町である祖父母の地域は方言もきつく、私はそのぶっきらぼうな方言が理解出来なくて、ますます違う国なんだと思ってしまっていた。私の顔がはっきりしてるし、目も髪も幼少期は薄い茶色だったから、私は来客や近所の人に外人さんだと思われていたし、ますますここは外国か?と不思議になっていた。

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