大塚ぐみ

A型と長野暮らしに淡い憧れを持つ、着想猪突猛進型の典型的なO型。3兄弟ママ。 記憶を脳…

大塚ぐみ

A型と長野暮らしに淡い憧れを持つ、着想猪突猛進型の典型的なO型。3兄弟ママ。 記憶を脳内に保てなくなってきたので日記始めました。 Xもはじめました。 https://twitter.com/GUMI_gumicooo

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わざわざ有給を使って下着を買いに行ったらQOLが爆上がりした話。

「この下着、いつ買ったんだっけ……?」 産前身につけていた下着を整理しながら、私は途方に暮れていた。 子どもを産み、授乳が終わり、自分のものとは思えない形相の胸を見て見ぬふりしたまま、かなりの月日が経っている。 すっかり馴染んだブラトップ。はて、最後にきちんとした下着を買ったのは、いつだったかしら……? そもそも、世のワーママって、一体いつ下着を買っているんだろう。 平日は仕事。休日は育児という仕事。 あれこれ買い足したいアイテムがあっても、乳幼児がいると、なかな

    • ママたちの圧倒的観察眼は自己分析の最強ツールだった

      「自分には何もない……」 「ブランクがあるから仕事するのが怖い」 「周りのみんなは成長していて焦ってしまう」 そんな風に思っているママ(特にワーママ)がいたら、今すぐにその思い込みをエイヤーっと投げ捨てよう。 育児で培った圧倒的観察眼があることにお気づきでないとしたら、それは非常にもったいないことだ。 子育て経験者がナチュラルに身につけている特殊能力について、まずは認知をしてほしい。 そして、その圧倒的観察眼を使って自分自身を見つめてみることを全力でおすすめしたい。

      • 校正とミステリーは似ている論。

        子どもを産んでから、エンタメと疎遠になった。 かつてレンタルビデオ屋でバイトするほど映画が好きだったのに、司書に憧れ週末になるたびに本屋や図書館に入り浸っていたのに、前々前世ぐらいのことのように感じる。 読む本といえば、仕事に関するリサーチを目的とした本ばかり。 本棚に並んでいるのも、食、栄養、子ども関連が並び、かつて寝食を忘れるほど愛した小説は、もう何年も読んでいない。 映画に限っては、まず2時間もの時間の抽出が困難だ。 倍速で観たって、時間を浪費してしまっているので

        • 誰が為のフルオート便座か?論

          生き辛さを感じる瞬間って、どんなときですか? 私は、不意打ちでフルオート便座と対面したときである。 フルオート便座という言い方がメジャーなのかどうか分からないけど、要は自動で便座が開閉し、勝手に水を流してくれる、あのタイプのことだ。 彼らが便座界における上位モデルであることは、承知している。 あらゆる分野でテクノロジーが進化する現代において、万人が享受できるトイレという場所で革命が起きていくのは喜ばしいことだし、昨今のウイルスや細菌に敏感なご時世柄、一切便座に手を触れ

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          今の自分は、おっさん枠か、否か。

          出産後、約1年の育児専念期間を経て、4月に社会復帰をした。 フレックスかつリモート可のため、チームに支えられながら、日々育児との両立ができている。ありがたい限りだ。 ただ、実は復帰直後から、人知れず悩んでいることがある。 社内での己のポジショニングである。 社内政治や派閥がどうとか、そういう戦い方的な意味合いではない。 特に同性と話す際、「あれ…?これセクハラっぽいかも…」と、発言を控えることが急に増えたのだ。 この感情は、相手にとって喜ばしいことなのだろうか?変に

          今の自分は、おっさん枠か、否か。

          6歳長男にカノジョができた話。

          6歳長男と3歳次男は、別々の保育園に通っている。 引越し後、兄弟で空きのある保育園がなく、それぞれで入園可能な最寄りの園に通うことになった。 行事の日程は別々だし、持ち物やルールもそれぞれ違う。 なにより、踏切を挟んで5分程度の距離にも関わらず、送迎開始から完了まで、実に40分ほどかかる。正直しんどい。 ただ、園によって、雰囲気はもちろん、子どもへの声かけや環境、給食内容などが全く違うので、親としてはなにかと興味深い。 大変ではあるけれど、それなりに毎日楽しくハシゴして

          6歳長男にカノジョができた話。

          「俺リレーの選手だったから」の有効期限はいつまでか問題。

          我が家には、6歳と3歳のやんちゃ坊主がいるため、土日のどちらかは、だいたい公園に行く。 0歳もいるので、体力系チーム(6歳3歳)と非体力系チーム(0歳)に分かれて遊ぶのが常である。 主に体力系チームの引率をさせられがちな夫は、普段仕事をフルリモートでこなしており、運動は保育園の往復以外ほぼゼロといっていい。 平日との運動量のギャップがすごいので、こちらとしては心配になったりもするのだけれど、彼は言うのだ。 「全然大丈夫!俺、リレーの選手だったから」と。 私はいつも思う

          「俺リレーの選手だったから」の有効期限はいつまでか問題。

          ツリーと、彰と、葛藤と。

          今年初めて、自宅にクリスマスツリーを飾った。 180cmのアルザスツリー。 遠目で見ると、葉の感じがとてもリアルで、すっきりした佇まいも美しい。夜にライトアップさせるのが毎日の楽しみになっている。 ツリーに強い想いがあったわけではない。 そもそも、クリスマスに特別な過ごし方をしたいという願望もあまりない。 イベントやお祝い事に全くの無関心である夫と一緒になってからは、年々その傾向が強くなっていた。 ただ、子が生まれると、状況は一変する。 「無風こそ人生」を体現しているよ

          ツリーと、彰と、葛藤と。

          たかがパンツ。

          お気に入りのパンツってありますか。 私は、専門店やあらゆる素材や上下お揃いなどの諸々を経て、ここ数年、ユニクロのシームレスなやつに落ち着いている。 デイリー用として、女子の愛用者も多いことだろうと思う。 (※2024年現在、ユニクロは卒業しました) とにかく、アウターにラインが響かないところがとても良い。 はき心地、すなわちパンツ本来の実力や素材ももちろん大切なんだけど、最優先事項は「見えないこと」だと思っている私にとって、非常に頼れる相棒なのだ。 そう、上に着るワンピ

          たかがパンツ。

          出産予定日の2日前に、網膜剥離になった話②

          ①はこちら。 眼科医から網膜剥離であることを告げられて、迫りくる出産に向けて自分はどうすべきか、考えて考えて考えた。 でも、考えて何か答えが出るなんてことは、基本的にない。 雑念はぎゅっと小さく丸めてゴミ箱に捨て、とにかくまずはお腹の子を無事この世界に迎え入れることに専念しようと、覚悟を決めた。 最悪、左目がダメになっても、右目がある。 集中できないお産は、満足度も安全性も下がってしまう。 授かった三人目で、きっと最後になるだろうから、最高のお産にしたい。 幸いなこと

          出産予定日の2日前に、網膜剥離になった話②

          出産予定日の2日前に、網膜剥離になった話①

          タイトル通りの話を延々とする予定なのですが、網膜剥離って、知っていますか。 ボクサーとか格闘技してると結構なる人もいて、放っておくと失明する、あれである。 痛みはなく、自覚症状がないことも多い。 もしかしてボクサーなの? と思われるかもしれないので念のため言っておくと、私はボクサーではない。 小学校が田んぼの中にぽつ〜んとあるような栃木の田舎町で、感受性を暴走させながら育ち、18歳で上京。 成城石井のプレミアムチーズケーキを一瞬で食べきってルームシェア中の友人に引かれる

          出産予定日の2日前に、網膜剥離になった話①

          第三子の名前を5秒で決めた話。

          2月に誕生した第三子(長女)がとにかくかわいい。 普段ドッカンドッカン怒り散らかしてる私でも、赤子を前にするとあら不思議、完全に毒牙が抜けて、ただのデレふにゃおばさんと化してしまう。 9ヶ月を過ぎ、ちんまり生えてきた前歯がかわいい。 振り向きざまに笑顔で手をあげる様子がかわいい。 手をパチパチしたりなんとなく発話を真似たりするの最高!優勝! いちいち全部かわいくて、我が家の男たちも、やれ自分のことを見て笑っただの、やれ真似してきただの、毎日大騒ぎである。 もぉぉーー誰

          第三子の名前を5秒で決めた話。

          死にゆくミミズを見て、念仏を学びたくなった話。

          4月に、ビルばかりの街から緑豊かな東京の隅っこに家族の拠点を移した。 家からすぐのところに、巨大な公園や、心地よい緑道があって、歩いているだけで気持ちがいい。 畑の横にある直売所で朝採り野菜を買うのも楽しくて、2月に産まれた長女をベビーカーに乗せて、あちこち一緒に散歩するのが日課になった。 歩いていると、よくミミズに遭遇する。 土の住人であろうに、何をどう間違ったのか、畑や雑木林と接したアスファルトにひょっこり出てきて、佇んでいるのである。 こちとら、小さな命を必死にこ

          死にゆくミミズを見て、念仏を学びたくなった話。

          母、4歳と1日目の徒然。

          長男4歳の誕生日の朝、次男が先週からの鼻風邪をこじらせて、肺をヒューヒュー言わせて咳きこみ、とても苦しそうだった。 夫と仕事の状況を確認し合い、近所の耳鼻科(鼻を吸ってもらいたい)の最終受付18時に滑り込むことを決め、早めに会社を出る。 渋谷駅の改札で、いつものようにモバイルSuicaをさっと取り出す。 「ピーッ!」と通過を拒否されてはじめて、いつの間にかSuicaの定期が切れ、チャージ残高が残り3円であることに気がついた。 チャージしようとして、更に、提携しているク

          母、4歳と1日目の徒然。

          鼻血を出したい人生でした。

          恥ずかしながら、生まれてこのかた、一度も鼻血を出したことがない。 体験したことがないものに、人は夢を見がちである。例に漏れず、個人的に鼻血にはちょっとした憧れがある。 憧れがあると、それなりに努力したりもするわけで、鼻を軽く殴ってみたり、壁にぶつけてみたり、痛々しく涙ぐましい行為に至ったことも一度や二度ではない。 しかし我が鼻は、あらゆる暴力に怯む様子を全く見せず、33年間平常運転を続けてきた。鼻水については、過去にさまざまなバリエーションの色を出してきたけれど、真紅の

          鼻血を出したい人生でした。

          離婚することになるかもしれない。

          結婚して早6年。我が家は比較的あっさりしたパートナーシップを築いているのだけれど、お互いへのリスペクトと感謝は忘れずに、という共通認識がある。関係性もとてもいいと思う。 生活に対するこだわりや癖、個人の嗜好についても、よっぽどのことがなければ「お好きにどうぞ」スタイルを守り続けてきた。 水滴レベルでも、無駄にティッシュを2枚使って拭く夫。 1枚で足りるのになぁ、と思いながらも、拭いてくれることに感謝はしているし、ダイニングテーブルの食べ残しを掃除機で吸い取るのだって、「お

          離婚することになるかもしれない。