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大塚ぐみ
子どものこと、親のことなど、子育てにまつわるエッセイ集。
壺を買わされたことはあるだろうか。 私は、ある。 それも、一度や二度ではない。 そもそも、家系的に壺買わされ体質なのである。 聞くところによると、会ったことのない曽祖父は、天皇家の賀席で腕を振うほどの料理人だったらしい。 しかし、借金の肩代わりをした友人が行方不明になり、店を畳んだと聞いている。 祖父はオレオレ詐欺で300万円ほどを失っているし、実家を見れば、子の教育のためにと注ぎ込んだ、給料何ヶ月分かわからない愛の化石が、そこかしこに散らかっている。 スタイルこそ違
ママ友がいない。 子どもが生まれてから数年、子どもの誕生日をお祝いする一方で、人知れずママ友いない歴を積み重ねてきた。 今、私が何かしらのアイドルデビューをすることになったら「おひとりさママ」的な切ないキャッチコピーとともに売り出されるのだろう。 「奪いにきて、一番に」「あなたに汚されたい(LINE友達リスト)」「仲・良・く・し・た・い・の」みたいな80年代のリバイバルコピーをつけられるかもしれない(昭和生まれの宿命)。 どう売られてもいい。ママ友ができるなら、なんでも
5歳の次男は、鬼太郎の髪形に憧れている。 美容室(近所の1000円カット)デビューをしたのは、3歳の終わりごろだっただろうか。以来、約2年ほど通っているが、リクエストはブレない。デビューから変わらず毎回「鬼太郎にしてくださいっ(ニコッ)」である。 鬼太郎ヘア詳細。 ハマったきっかけは忘れてしまったが、当時YouTubeで公開されていたゲゲゲの鬼太郎最新シリーズの第一話を、何度も繰り返し見ていた。 現代版の鬼太郎は、作画もずいぶんと今風で、なるほど確かに髪形もスタイリッ
人生を裏切らないものといえば、努力・お金・筋トレである。(諸説あり) 努力もお金も筋トレも、確かに私たちの人生をより豊かに、より強固に支えてくれる。 しかし、付け焼き刃ではいけない。数ヶ月〜数年単位での積み重ねが効いてくるものばかりだから、ハードルはそこそこ高いと言えよう。 正直「もうちょっとお手軽なやつないの……?」って思いませんか。 思ってる人がいたら、こっそり手を挙げてみてほしい。 だよね、わかる。 ううん、全然、恥ずかしいことじゃない。 裏切らない存在、も
二年ほど、料理の仕事をしていたことがある。 恵比寿の小さな古民家で、知っている人でなければ決してたどりつけないような、不思議な路地裏にある料理屋だった。 料理の経験もスキルもほぼなかった私に、料理長はたくさんの手ほどきとアドバイスをしてくれた。 そんなにギュウギュウ絞ったら、ほうれん草の繊維が傷ついちゃうよ。口当たりが悪くならないように、水はしっかり切るけど、優しくね。 クレソンの茎は、 葉の部分や他の食材と食べたときに主張しすぎないように、縦に割ってなじむようにして
数日前に、腰が死んだ。 腰が死ぬと、人間どうなると思いますか? 強制的に、能の基本姿勢で過ごし続けることになります。 こんなに伝統芸能を身近に感じたことは、今までになかったかもしれない。 ピシィッ!!っと背筋が伸びていて、気持ちもなんだか引き締まる。 ものを拾うのに8秒。 息を止め、数秒かけてゆっくり腰を落とし、またゆっくり基本姿勢に戻る。 ゴミを捨てるのに19秒。 ステップを3つに分け、各ステップを忠実に実行していく。 わー、丁寧。 やってられっかーーーーーー
その瞬間は、前触れもなく、突然やってきた。 いつもと同じ、保育園の帰り際。 たまたま仕事でトラブルがあり、子どものお迎えが遅くなってしまった。 保育の延長時間に差し掛かっていたためか、他に親の姿はない。 子どもたちをピックアップして帰ろうとしたそのとき、微かに空気が振動し、声のような音が聞こえたのだ。 「あの……もしよかったら…… LINE交換しませんか……?」 ん……? 空耳……? 何を隠そう、私にはママ友がいない。 つまり、保育園送迎時に話しかけられるよう
「卒業生代表の答辞、やってみないか?」 中学三年生の冬、帰り際に、突然担任から声をかけられた。 寒い日だった。 指先は冷え切っているのに、職員室中は妙に蒸していて息苦い。受験を控えた時期だからか、問題集を抱えた生徒たちが出入りしていて、部屋中騒がしかった。 トウジ——? 耳慣れない言葉をキャッチし、脳内辞書を高速でめくる。 あぁ…… 金八先生の最終回で、卒業式に壇上で読みあげてる、アレのことか……。 鍵っ子だった小学生時代、16時台の再放送枠で知ったドラマ金八先生
「この下着、いつ買ったんだっけ……?」 産前身につけていた下着を整理しながら、私は途方に暮れていた。 子どもを産み、授乳が終わり、自分のものとは思えない形相の胸を見て見ぬふりしたまま、かなりの月日が経っている。 すっかり馴染んだブラトップ。はて、最後にきちんとした下着を買ったのは、いつだったかしら……? そもそも、世のワーママって、一体いつ下着を買っているんだろう。 平日は仕事。休日は育児という仕事。 あれこれ買い足したいアイテムがあっても、乳幼児がいると、なかな
子どもを産んでから、エンタメと疎遠になった。 かつてレンタルビデオ屋でバイトするほど映画が好きだったのに、司書に憧れ週末になるたびに本屋や図書館に入り浸っていたのに、前々前世ぐらいのことのように感じる。 読む本といえば、仕事に関するリサーチを目的とした本ばかり。 本棚に並んでいるのも、食、栄養、子ども関連が並び、かつて寝食を忘れるほど愛した小説は、もう何年も読んでいない。 映画に限っては、まず2時間もの時間の抽出が困難だ。 倍速で観たって、時間を浪費してしまっているので
生き辛さを感じる瞬間って、どんなときですか? 私は、不意打ちでフルオート便座と対面したときである。 フルオート便座という言い方がメジャーなのかどうか分からないけど、要は自動で便座が開閉し、勝手に水を流してくれる、あのタイプのことだ。 彼らが便座界における上位モデルであることは、承知している。 あらゆる分野でテクノロジーが進化する現代において、万人が享受できるトイレという場所で革命が起きていくのは喜ばしいことだし、昨今のウイルスや細菌に敏感なご時世柄、一切便座に手を触れ
出産後、約1年の育児専念期間を経て、4月に社会復帰をした。 フレックスかつリモート可のため、チームに支えられながら、日々育児との両立ができている。ありがたい限りだ。 ただ、実は復帰直後から、人知れず悩んでいることがある。 社内での己のポジショニングである。 社内政治や派閥がどうとか、そういう戦い方的な意味合いではない。 特に同性と話す際、「あれ…?これセクハラっぽいかも…」と、発言を控えることが急に増えたのだ。 この感情は、相手にとって喜ばしいことなのだろうか?変に
6歳長男と3歳次男は、別々の保育園に通っている。 引越し後、兄弟で空きのある保育園がなく、それぞれで入園可能な最寄りの園に通うことになった。 行事の日程は別々だし、持ち物やルールもそれぞれ違う。 なにより、踏切を挟んで5分程度の距離にも関わらず、送迎開始から完了まで、実に40分ほどかかる。正直しんどい。 ただ、園によって、雰囲気はもちろん、子どもへの声かけや環境、給食内容などが全く違うので、親としてはなにかと興味深い。 大変ではあるけれど、それなりに毎日楽しくハシゴして
我が家には、6歳と3歳のやんちゃ坊主がいるため、土日のどちらかは、だいたい公園に行く。 0歳もいるので、体力系チーム(6歳3歳)と非体力系チーム(0歳)に分かれて遊ぶのが常である。 主に体力系チームの引率をさせられがちな夫は、普段仕事をフルリモートでこなしており、運動は保育園の往復以外ほぼゼロといっていい。 平日との運動量のギャップがすごいので、こちらとしては心配になったりもするのだけれど、彼は言うのだ。 「全然大丈夫!俺、リレーの選手だったから」と。 私はいつも思う
今年初めて、自宅にクリスマスツリーを飾った。 180cmのアルザスツリー。 遠目で見ると、葉の感じがとてもリアルで、すっきりした佇まいも美しい。夜にライトアップさせるのが毎日の楽しみになっている。 ツリーに強い想いがあったわけではない。 そもそも、クリスマスに特別な過ごし方をしたいという願望もあまりない。 イベントやお祝い事に全くの無関心である夫と一緒になってからは、年々その傾向が強くなっていた。 ただ、子が生まれると、状況は一変する。 「無風こそ人生」を体現しているよ
お気に入りのパンツってありますか。 私は、専門店やあらゆる素材や上下お揃いなどの諸々を経て、ここ数年、ユニクロのシームレスなやつに落ち着いている。デイリー用として、女子の愛用者も多いことだろうと思う。 (※2024年現在、またパンツ迷子になっている) とにかく、アウターにラインが響かないところが非常にいい。 はき心地、すなわちパンツ本来の実力や素材ももちろん大切だけど、最優先事項は「見えないこと」だと思っている私にとって、非常に頼れる相棒だ。 上に着るワンピースやボトム