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人とのつながりで出来た島体験。

こんにちは!広報担当の清瀬です。

大人の島留学修了生特集第3弾!!
今回は2021年4月-6月の島体験に参画していた伊藤永遠さんにお話しを聞きました!

伊藤さんは大人の島留学生の友人に誘われ、大学を半年休学し島体験生として海士町役場環境整備課で働いていました。現在は3ヶ月の島体験期間を修了し、地元に戻り残りの休学期間を過ごしています。

以前、伊藤さんに行った「わたし、島で働く。」では仕事内容や仕事をするきっかけ、仕事を通して変化したことなどをお聞きしました。
伊藤さんの「わたし、島で働く。」はこちらからご覧ください!

今回は、島体験を振り返ってみて仕事だけでなく、島で生活してみてどうだったのかをお聞きしました!

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伊藤永遠(いとう とわ)さん
21歳(取材当時)。愛知県出身。名古屋の大学に通い、友人に誘われ4年次の半年を休学し2021年4月から島体験スタート。3ヶ月の期間を終え、現在は地元に戻っている。


-まず島で生活してみて率直にどうでしたか

楽しかったです!島では、自分の存在感が大きかったように思いました。都会と比べて若者が少ないからというのもあるかもしれないですが、永遠ちゃんだから来てほしいとかやってほしいと言われることが結構ありました。島から地元に戻ってきて、大学の友達と大人数で遊んだ時に自分がいなくてもこの場は盛り上がるんじゃないかと思い、自分が居なくても進んでいく感じがして少しさみしかったです。

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あと、島に来る前は島暮らしってゆっくり過ごすイメージだったんですけど、島に来ると仕事や畑、散歩とかで家にいない人が多くて、自分も毎日なにかしら予定が入っていたりして、そこはイメージのギャップがありました。

今回は3ヶ月だったんですけど、いつか島での1年がどんな感じか1年間過ごしてみたいですね。ちょくちょく遊びには行くつもりですけど!


-島で生活することで自分の変化はありましたか

食を身近に感じるようになりました。海士町では牛をよく見ることがあったり、近所のファームやオープンアイランドというイベントで鶏を捌いているところを見たりと、食べる動物が近くで生きていることを考えることが多かったです。だから島から戻ってきてからも、むやみやたらに安い肉を食べたりとかはしなくなりました。また、地域の人と話すことで旬な野菜を教えてもらったりして、スーパーに行って野菜とかを見てもそういうことを思い出します。

オープンアイランド:「また会いたくなる人に出会える2日間」をコンセプトとし、「観光から『関係』へ」をテーマに毎月開催されるイベントです。積極的に観光地に行くのではなく、島の日常にある風景や人と出会う機会をお届けしています。
詳しくはこちら

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あとは島から帰ってきてからお金を使うことが多すぎるなと思います。特に交通費や化粧品代とかの遊ぶお金がかかるようになって、こんなに使っていたんだなと気づきました。島ではあんまりお金をかけずに遊んでいたのになと思います。


-島で暮らす上でおすすめすることはありますか

あり過ぎて、何を取捨選択すればいのか迷いますが、散歩がおすすめですかね。シェアハウスのメンバーや友達と散歩するのもいいと思いますが、1人で散歩するのもいいんですよね。私は散歩してるときに会った人に何でもいいから声をかけたり挨拶するようにしてました。そうすると、皆さん良くしていただいてどんどん交流の輪がひろがっていったので、散歩して地域の人に声をかけてみることは絶対した方がいいと思います!

あとは、島の方ばかりではなく、島に来ている若い人(島体験生や大人の島留学生など)と話をするのも楽しかったですね。全然違う考えを持った同世代が集まっているので、話が面白かったです。一見ちょっと合わないあと思っても、関わってたらいいところも見えてくるので、離れるのではなく話すことが大事だと思いました。

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2021年度4-6月の島体験生たち

-仕事をしてみてどうでしたか

地域の方と近い職場なので、上司の方や地域の方に「ありがとう」と直接言ってもらえることも多くて、それがうれしくて励みになってました。また上司の方に「とわちゃんだから任せたい!」と言われて仕事を任せてもらえることがあって、その言葉がモチベーションにもなってました。

大変だったと思うことは特に思い出せないんですよね(笑)。何か大変だったのかもしれないんですけど、職場の方のフォローがすごく良くて、あまり大変なことが印象に残ってないかもしれないです。


-島で感動したことはありますか

島から出る最後の時の見送りです。たくさんの方が来てくださっていて、その人数の多さに驚きました。それだけ自分と仲良くしてくださっていた方がいて、色んな方に支えられて島で暮らしていたんだなと思いました。

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-最後に次に来る島体験生や大人の島留学生に向けてアドバイスはありますか

私は仕事ではもっと言われたことをやるだけじゃなくて、もっと考えて提案することもやればよかったと思っていました。言われたことをやるのももちろん必要で大切なんですが、上司の皆さんは一緒に考えてくれる方ばかりだったので、もっと考えて提案してみるところまですればよかったです。そして、暮らしの面では3ヶ月って一瞬なのでもっと時間を大事にできたなと思います。たくさんの人と出会って、出会えば出会うほど一人ひとりとの時間が短くなってしまったので、大切にしてたつもりなんですが、もっと関わる時間を大切に過ごせばよかったなと思います。

あとは、島体験に全力で取り組んでほしいなと思います。研修とかもいいものを用意してくれています。だけど、そこに私たちが全力で取り組むかどうかでいい研修になるかならないかが変わるのかなと思います。恥ずかしがらずに、素直に言われたことに対して全力で考えたりするといい研修になると思います。

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伊藤さん、今回はありがとうございました。
他にも大人の島留学修了生の記事がありますので、ぜひご覧ください!


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