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視覚に囁く『小ご絵』

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いつも大きくて立派な扉ばかり見せられてきたように思う。 深く考えることなく、大きくて立派な扉ばかり追いかけてきたように思う。 だけどいつもうまく開けられるわけじゃない。 ある… もっと読む
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2022年2月の記事一覧

いい言葉、二層。

 いい言葉が降り注ぐと、人は明るくなる。顔が明るくなる。  ほら、照らされたそばから輝き…

都合の主張。

 地球防衛隊があったなら、入隊していただろか。  世に怪獣が出たならば、やっつけたいと思…

絶対にわざとだよね?

 どうしてそんなことができる? こっちはテレワーク中だってのに。  いつだって君のことを…

猫の前足。

 天地がひっくり返っても、起こらないことってある。死んでしまうと戻ってこないし、寸分違わ…

亡き君は消えない。

 士官学校じゃないはずなのに、そんな制服で決めた君。  大人になれなかったのに、大人にな…

壁。

 たとえば、才能がなければ小説家にはなれない。才能があってもその筋の人に発掘してもらえな…

ひこうきぐも。

 母というものは、我が子を手塩にかけて育てこそすれ、手にかけるなんてこと、微塵も考えることはないものだと思っていた。内密出産にしろ、裕福な家庭にこっそり託す捨て子にしろ、生きてほしいと願う母心が子の命をつなぐ。  なのに、まさか。同情を得るために手にかけた、とニュースは言った。この目で確かめたわけではないけれど、おそらく本当のことなのだろう。  幼い命が空にひと筋の雲となって流れると、多くの人が悲しむ。悼んでも悼みきれないほど心を痛める。  もし世界にコウノトリ一括管理

Snow park, feeling peak?

「やろう、やろう」と思っちゃいたが、始める前に下火になってたスノーボード。  それが。  …

糾弾者。

 人は、新しいことを始めると、やらなければならないことが山ほど生じることを知っている(と…

明日への扉。

 日めくりは、意味の具象。一枚めくるごとに、明日への扉を開いてる。  心の日めくり、開け…

寝落ち後。

 少しだけ。本読む前に、少しだけ。  少しだけ。note書く前、少しだけ。  ほんの1分のつも…

なにに見える?

「飛んできたボールを打った三日月」に見えるあなたの心理状態は……。  ロールシャッハ・テ…

思い出、伝言ゲーム。

 雑多に放り込んだ『いつか整理しなければ写真BOX』から数枚を探し出さなければならなくなっ…

後悔しない生き方へ。

 これまで山ほど失敗を繰り返してきた。無知の恥、気遣い足らずで結果に至らず、独りよがりの空まわり、我の強さゆえの無配慮。人を傷つけてもきたと思う。恥ずかしい。恥の多い人生だ。  それでも近ごろ、誇れるものがひとつできた。ああすればよかった、こうすればよかった、のウダクダ、たくさん積み上げてきたからね。どっちつかずの決めあぐねの優柔不断、はたまた慎重に欠けたwrong road選び。どれもこれもが後悔直結の体たらく。勘の鈍さが他人様より遠まわりを強いてきたけど、それでも余分に