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テレマンの無伴奏を3つ
システムの異なる3つの楽器で同じ曲を演奏しました。
自分にとってフラウト・トラヴェルソが一番難しくて、次に円錐管が難しいのですが、トラヴェルソを練習することで円錐管が上達し、円錐管を練習することで、現代のフルートが上手くなる気がしています。(現代のフルートと言っても、一般的には結構古いフルートを吹いていますが・・・。)
・現代のフルート
(ベーム式 円筒管フルート 1940年頃)
・19世紀の
エルガー/愛の挨拶[Fl&Gt] Op.12 Elgar/Salut d'amour
引っ越し前、段ボールがごった返した中で撮ったので、イングリッシュガーデンの写真と合成してごまかしました。。
J.Andersen Albumblatt 8 Vortragsstucke Op. 55-7 ヨアヒム・アンデルセン アルバムブラット
アンデルセンのエチュードはフルートを吹く者にとって知らない人が無いくらい有名ですが、「フルートのショパン」と謂われることがある様に、サロン風の小品もたくさんあります。この曲は8曲セットの組曲ですが、全部演奏すると30分かかります。Albumblattは小曲と言う意味で、この組曲の7曲目です。とても可愛らしいサロン風音楽です。
C.Gluck Ballet des Champs-elysees ''Orfeo ed Euridice'' グルック 精霊の踊り
この曲はフルートのレパトアとして有名ですが、元はグルックのオペラ、『オルフェオとエウリディーチェ』の第2幕第2場で、インテルメッツォ(間奏曲)として流れる作品です。初演は1762年(ウィーン)です。
オルフェオは毒蛇に噛まれて死んだ妻エウリディーチェの死に悲しみますが、神々に、黄泉の国に行って妻を連れてくることを許されます。ただし何があっても決してエウリディーチェを振り返って見ないことが条件・・ もっとみる
W.A.Mozart Sonata K.V.12 Adur モーツァルト ソナタ イ長調
1764年、モーツァルト8歳、ロンドンで当時の英国王妃シャーロットへ送った6曲のソナタ(ロンドンソナタと言われている)のうちの1曲。クラブサンとヴァイオリンまたはフルートのための作品で、K.V.13のFdurとK.V.14の Cdurは頻繁に演奏されますね。モーツァルトはこの時期、シャーロット妃の音楽教師でもあった当時29歳のクルスティアン・バッハ(大バッハの最初の妻、マリア・バルバラの死後に妻と もっとみる
Jacques Ibert / Piece pour flute seule - イベール/フルートソロのための小品
イベールの作品を演奏するときは、脳裏にいつも地中海の景色が広がります。ハバネラ、フラメンコ、美しい夕日が沈む海岸・・・。ルイロット4代目と黄金期のオールドヘインズ、2本の古いフルートで吹きました。ヘインズはロットを継承したと言われていますが、現れる音楽には異なる趣があります。このロットは120年位前、ヘインズは60年位前の楽器です。これだけ古いと、楽器自身の意思で勝手に歌い始める時があります。それ
もっとみるタクタキシヴィリ「フルート・ソナタ」より2楽章Aria
滝沢昌之(fl)、栗山沙桜里(pf)
(instrument:Anton Braun Grenadilla wood)
2020/6/14 カメロホール(福岡県筑紫野市)
http://www.otomigaki.com/