適応障害の僕が転職エージェントをおすすめする理由【利用しない手はない!】
本日もお疲れ様です。
こぺです。
以前、下記の記事で転職成功のポイントとして「転職エージェント」の活用とご紹介しました。
僕の転職成功の最大のポイントだとお伝えしましたが、あなたは下記のような疑問や不安を抱いてないでしょうか?
・そもそも転職エージェントとか転職サイトの違いが分からない
・転職エージェントを使った方が良いって言われるのってなんで?
・どうせ精神疾患持ちや休職中の人に紹介できる求人なんてないでしょ...
大丈夫です。
この記事でその不安や疑問を払拭していきましょう。
転職エージェントを利用するメリットを理解し、あなたが環境を変える一歩を踏み出すきっかけになれば幸いでございます。
では、書き進めてまいります。
転職サイトと転職エージェントの違いとは?
まずはこの両者の違いを明確にしていきましょう。
転職活動するにあたってはどちらも利用することがおすすめなので、その違いを理解しておきましょう。
・転職サイト
ネット上で求職者自らが希望条件や希望勤務地など、あらゆる条件から求人情報を検索することができるサービス。企業への応募も自ら行い、一度サイトに登録した履歴書や職務経歴書を複数企業で使いまわせる等、比較的マイペースに転職活動を進めていけます。
・転職エージェント
求職者一人一人に担当者がつき、個別面談などから最適な求人を紹介してくれる転職支援サービス。応募書類の添削や面接対策から待遇面の交渉まで転職活動を総合的にサポートしてくれます。また、転職サイトにはない非公開求人もあり、あなたに合った企業が見つかる可能性も高まります。
適応障害の人に転職エージェントをおすすめする最大の理由
僕が適応障害の方に転職エージェントの活用をおすすめする理由は、なんといっても転職エージェントの最大のメリットでもある「完全無料で転職のプロからのサポートが受けられること」です。
簡潔ではありますが、転職エージェントは下記の図のような仕組みになっております。
無料でサービスを受けることができる理由は、人材を募集している企業が、求職者が内定に至った時点で転職エージェントへ成功報酬を支払う形になっているからです。
リクルートエージェントでは、成功報酬型に加えて、「入社して半年以内に退職した場合は企業にコンサルティングフィーを返金する」というルールを設けています。
そのため、希望に合わない求人をお勧めしたり、強引に転職を促したりすることはありません。
引用:リクルートエージェント(転職エージェントの仕組み・無料の理由)
このように入社後の定着も報酬を受け取る条件としている転職エージェントもございますので、あなたに希望に沿わない求人を強引に押し付けるという心配も多少は和らぐのではないでしょうか。
また、適応障害を患っている方の多くは、医療費が大きな負担となっているでしょう。更に休職中の場合は、会社からの給与が出ず経済的に苦しい状況だと思います。
そんな中、転職エージェントは全てのサービスを無料で受けることができます。このサービスを利用せず、一人で転職活動を進めようとするのは流石に損だと思います。
※転職経験が初めて、社会人経験が浅いなどの場合は尚更です
是非、転職のプロからのサポートを存分に活かしてみてください!
適応障害の人に役立つ転職エージェントのサポート
では、具体的に転職エージェントは、あなたにどんなサポートをしてくれるのでしょうか。
主に受けられるサポートは下記の通りです。
①転職理由、転職の方向性の深堀り(★)
②応募書類の添削、志望動機の練り直し(★)
③転職理由や経歴にマッチした求人の紹介
④企業との日程調整(★)
⑤各選考段階での企業側へプッシュ、フィードバック
⑥給与等、待遇面の交渉
⑦模擬面接や面接対策セミナー等の面接対策(★)
※★がついているのは、特にありがたかったものです。適応障害の僕にとって転職活動を適切な方向に導いてくれることや、余計なストレスを排除してくれることは本当に重要だったと感じています。
それぞれ一緒に見ていきましょう。
①転職理由、転職の方向性の深堀り(★)
適応障害を理由に転職活動というのは、ご本人からすると大きな一歩ですが、やはり企業側からのイメージは良くありません。
そのため、どのような言い回しが少しでもポジティブに捉えてもらえるのかを、一緒に考えてくれます。
また現職での何が苦しかったのか、どこまでなら許容できるのか、何が得意なのか等、自分一人では中々辿り着かない視点からアドバイスをいただけます。
なので、孤独に転職活動を進めていた時よりも視野が広がり、遥かに転職活動が進めやすくなりました。
②応募書類の添削、志望動機の練り直し(★)
僕は初めての転職活動かつ、新卒一年目で書類に書けるようなスキルや実績もなかったため、とても苦戦しました。
しかし、自分では誰でもできると思っていたことや、当然だと思っていたことも、立派なスキルとしてアピールできると背中を押していただけました。その結果、営業成績が最低クラスだった僕でも、書類に書けるような強みを見出していただくことができました。
志望動機に関しては、①の転職理由と強みを掛け合わせることで練り直せました。また、それを応募企業ごとの特徴によって、伝えるニュアンスを多少変えていくと良いなど、実践に活かせるアドバイスをいただけました。
③転職理由や経歴にマッチした求人の紹介
初回に担当エージェントと面談をし、転職の方向性が定まると、それにマッチした求人を多く紹介してくれます。また、紹介された企業に関する疑問点は、質問すれば企業担当者などを通じてお答えいただけるので、安心して検討、応募することができます。適応障害を抱えている新卒一年目の僕にも、丁寧に求人を紹介してくださいました!
※ただし、明らかに合わない求人を紹介してくる場合も0ではありませんので、合わないと思ったら正直に担当者の変更や「この求人は希望にあっていない」と申し出ましょう。
④企業との日程調整(★)
応募企業の書類選考を通過した際、その後の面接の日程について企業と直接やりとりすることはありません。
求職者は、担当エージェントに面接希望日を伝えたり、アプリを通じて希望日の入力をしたりするだけで、調整は全て転職エージェントが行ってくれます。
企業と直接連絡を取り合わなくていいというのは、想像以上に精神的な負担を軽減でき、選考に集中できるため求職者にはとても嬉しいサポートです。
⑤各選考段階での企業側へのプッシュ、フィードバック
どこまで効果があったか定かではありませんが、各選考段階で企業側に僕をプッシュしてくださっていました。特に志望度が高いという旨を企業側に伝えていただくこともあったので、転職エージェントを活用していない人には受けられないサポートだったと思います。
また、面接選考のフィードバックをいただけたので、もし不採用だったとしても次に活かせるのは嬉しかったですね。
⑥給与等、待遇面の交渉
適応障害を抱えている方の転職は、キャリアアップというよりも環境を変えたいという意味合いが強くなってくると思います。
もし、未経験職種や異業種への転職になると現職よりも給与が減ることが考えられますし、ある程度の譲歩は必要になるでしょう。
とはいえ、可能な限り給与は減らしたくないという思いもあるかと思います。そのような時に自ら条件交渉を行うことなく、担当エージェントに希望や譲れない条件を伝えておくことで、企業側としっかり交渉してくれます。
重要ですが自分の口から言いづらいことなので、このサポートはとても助かるかと思います。
※僕は新卒一年目ということもあり、待遇面はあまり気にしていなかったので、そこまで重要ではありませんでした。
⑦模擬面接や面接対策セミナー等の面接対策(★)
適応障害を抱えている方にとって、面接でどう自分の状況を伝えればいいのか不安ですよね。また、休職中の方は人と話す機会も減っているので、いきなり面接に臨むと上手く言葉出なかったり会話がぎこちなくなったりします。(そうです。完全に僕の実体験です笑)
そのため、事前に練習をしておくことは大きなアドバンテージになります。友人に手伝ってもらうなどの方法もありますが、やはり適応障害を抱えているという難しい状況なので、転職のプロ相手に練習してフィードバックをいただくのが適切でしょう。
練習で沢山失敗しておくと、本番で力が発揮できます!
適応障害の人が転職エージェントを活用する前の注意点
ここまで、転職エージェントの仕組みや、サポート内容を見てまいりましたが、活用する前に注意していただきたいポイントがあるので、お伝えいたします。それが下記の3つです。
・初めから一つの転職エージェントに絞らない
・エージェントもあなたに転職してもらうことで成果になると理解する
・転職エージェントに丸投げをしない
・転職への意欲がそこまで高くないなら転職サイトだけでいいかも
こちらも一緒に見進めていきましょう。
・初めから一つの転職エージェントに絞らない
まず一口に転職エージェントと言っても、現在はその数は本当に多くあります。また、大手の転職エージェントが抱えている求人内容に大きな差はありません。
そのため、初めから口コミやネットの情報のみで一つに絞ってしまうよりは、複数の転職エージェントに登録、面談を行い、比較検討してから徐々に活用する転職エージェントを絞っていくといいでしょう。
僕は3~5社ほど登録して面談を行い、3社ほどに絞り転職活動を進めていきました。(実際にメインで活用したのは2社)
※ここだけの話、複数エージェントを掛け持ちすることで、担当の方も「なんとか自分のところで転職を成功させたい」と思ってくれる可能性が高いです。また、どこの転職エージェントかよりも、どの担当者かの方がよっぽど重要だったりします。
・エージェントもあなたに転職してもらうことが成果になると理解する
転職エージェントの仕組みでご説明させていただいた通り、エージェント側は求職者を転職させることで初めて報酬を貰うことができます。
そのため、担当者によってはあなたの希望を叶えることよりも、転職させることに注力してくる方も少なからずいます。そのような方が担当者になった場合、あなたにとって転職活動が大きなストレスになりますし、転職できたとしてもその後に不安が残ることになるでしょう。
そうならないために、エージェント側にも成果が求められていることを理解し、合わないと感じる場合には変更を申し出ることも検討しましょう。
※このリスクを減らすためにも複数エージェントの比較は大切です。
・転職エージェントに丸投げをしない
上述したように、エージェント側もあなたを転職させることで報酬を得ています。長期的な目線で見れば、きちんと求職者の要望に沿った求人を紹介することがエージェント側にとっても信頼に繋がります。ただ、あなたの今後のキャリアの全てを背負ってくれるかと言われればそうではありません。
そのため「転職エージェントに登録してサポートしてもらっているから大丈夫」とは思わず、自分の要望や芯はぶらさないようにしましょう。そして、何か違うと感じたらエージェントにはしっかりと伝えるようにすると転職活動もスムーズに進みます。
・転職意欲がそこまで高くないなら転職サイトだけでいいかも
何度も申し上げますが、エージェント側にも成果が求められています。
担当のエージェントも人間なので、転職意欲がより高い求職者により手厚いサポートをしようと思ってしまうのも不思議ではありません。
恐らく適応障害で環境を変えたいと思っている方は「今すぐにでも転職したい」という気持ちだと思いますが、もしそうでない場合は、転職エージェントの恩恵を最大限に享受できないかもしれません。
転職エージェントのサポート期間には上限(3か月など)が設けられていたり、場合によっては登録を断られたりすることもあるからです。
「今すぐに転職を!」という訳でないのであれば、転職サイトで気になる求人があれば応募してみる、というくらいの方が良いと思います。
転職サイトとエージェントの併用が最も効率的
もし、あなたが本気で現状から抜け出して新しい環境を手に入れたいと思っているのであれば、僕は転職サイトと転職エージェントの併用をおすすめします!
その理由は、併用することで両者が互いに持ち合わせていない特性を補完し合い、盤石の体制で転職活動を進めることができるからです。
では一体、どういった点を補完し合えるのでしょうか?
<転職サイトの弱み>
求人数や希望条件での検索には長けているが転職活動に対するサポートがない。書類や面接、そして日程調整に至るまで、全てあなたが行わなければならない。
<転職エージェントの弱み>
転職サポートの充実度はかなり高いが、どうしてもあなたのキャリアを見た上で求人を紹介するので、あなたの希望に沿わない求人が多く紹介されることがある。期限内に内定までいけない場合や登録を断られる場合がある。
転職エージェントを活用すべき理由はここまで十分にお話してきました。ただし、その中で最も注意すべき点は、キャリアによっては登録できない可能性もあるということです。
そのため、その保険として間違いなく転職サイトには登録をすべきです。そして登録しておくことで下記のような使い道もあります。
転職サイトで見た求人で気になるものがあれば、担当のエージェントにその企業の扱いはないか聞いてみることです。
※単純にエージェントを介した方が選考通過率も高まりますし、あるならエージェントの方から応募すべきです。
逆に転職サイトで気になった求人をエージェントで扱っていなかった場合でも、エージェントからアドバイスを貰って作成した履歴書や職務経歴書を転職サイトの方で活かすことができます。
このように併用することで得られる情報が広がり、どちらがあなたに合っているのかというのも見えてくるでしょう。
転職エージェントを複数登録して転職サイトも併用するとなると、かなり面倒に思えますが、享受できるメリットは確かなので、ここだけは労力を惜しまずにやっておきましょう。
※複数登録をすると受信メールがかなり増えますので、転職活動用のフリーメールアドレスを作っておくことをおすすめいたします。
まとめ:適応障害でも内定をゲットするなら転職エージェントも転職サイトも使い倒そう
ここまで、適応障害の方に転職エージェントの活用を大いにおすすめしてきました。加えて、本気で環境を変えたい方には転職サイトとの併用をおすすめしました。
ただ、正直に申し上げると、やはり適応障害だと公言しての転職活動は圧倒的に不利です。もしかすると、転職エージェントや面接官に心無い発言をされて大きなショックを受けるかもしれません。
※ただし、長期的に働きやすい職場を探すのであれば隠さずに事実は伝えておきましょう。
特に新卒一年目などは、経験もスキルも実績も何もないのに精神疾患を抱えているということで、大きなハンディキャップにはなります。
だからこそ、内定を獲得し新しい環境を手に入れるために活用できるものは何でも活用しましょう。
そこに遠慮やプライドは必要ありません。貪欲に担当のエージェントに疑問点を質問し、気になることは何でも聞きましょう。
まあそれが中々難しいんですけどね(笑)
ただ、何度も申し上げましたが、エージェントにとってもあなたが転職することが成果になるので、迷惑どころかその積極性は大いに評価され、手厚くサポートしてくれるはずです!
最後に:転職活動のペースは適応障害の症状や医師と要相談!
最後になりますが、僕は心身の状態が整っていないのに転職活動を推奨するつもりは全くありません。あなたが自ら転職活動することを望むようになるまでは、しっかりと療養に努めるべきだと思っています。
なので、主治医の先生への相談は怠らないようにし、転職活動を始めることにもお墨付きをもらってからにしてください。「疲れたな」と感じたらちゃんと休養を取ってください。
あくまでも転職の目的は「環境を変えてあなたが前向きに働くこと」です。
絶対に転職活動が原因で適応障害の症状が悪化したなんてことにならないよう、ご自身をコントロールしながら進めてくださいね。
あなたの転職活動が上手くいくこと、そしてあなたが穏やかに過ごせる毎日を心から願っております。まずは、ご自身を一番大切に生きていきましょう。
たっぷりとご自愛ください。
では、今回はここまでとさせていただきます。
「適応障害の僕が転職エージェントをおすすめする理由」でした。
また次回の記事で(^^)/
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