c.t.smith

音楽や映画のことなど。

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最近の記事

fromis_9の非公式Remixを愛でる

「Remix」が好きだ。慣れ親しんだ楽曲が外部の人間による新たな視点と解釈によって再構築され、全くの新しい楽曲として生まれ変わる。常に新しく刺激的な音楽を求めている私からしたら好きな楽曲を1度でなく2度、3度と新しい興奮をもって楽しめることほど喜ばしいことはない。 ただ私が一番応援しているK-POPグループであるfromis_9には公式のRemix楽曲が一切無い(一応それっぽいのはあるはあるが音源リリースは無い)。そもそも公式のRemix曲をリリースしているK-POPグルー

    • 陽だまりの歌

      パク・ジウォンが歌っているのが好きだなと思った。彼女の歌声、彼女の歌い方、彼女の歌唱力、もちろんどれも素晴らしいし、そのすべてが揃ってこそのパク・ジウォンの魅力であることは当然なのだけど、何よりパク・ジウォンがこうやって歌っていること、それ自体が何よりも素晴らしくて尊くて、パク・ジウォン今日も歌い続けてくれていて本当にありがとうね…、ある意味彼女のソロ曲としてリリースされた「Talk to Me」はそんなことを改めてしみじみと感じさせてくれるような楽曲だったなと思ったし、パク

      • 未来に恋焦がれて

        fromis_9の2ndミニアルバム『To.Day』を今年も聴いている。6月5日、季節で言えば初夏にリリースされたミニアルバムなのにも関わらず、なぜか毎年この季節にどうしようもなく聴きたくなってしまう。fromis_9の楽曲は季節を問わず年中聴いてはいるが、この『To.Day』に限ってはやはり春がとても似合う、春に聴くべきミニアルバムだと確信できる何かがある。 明るく溌溂とした彼女達のボーカルや、ポジティヴなエネルギーに満ち溢れたサウンド、ワクワクと不安が入り混じった絶妙な

        • 2022年のfromis_9まとめ

          明けましておめでとうございます。昨年の内に2022年のfromis_9の活動をまとめておきたいなとずっと筆を取っておりましたが、最推しなだけあって言いたい事が多過ぎた故、中々骨子が固まらず、リライトにリライトを重ねて結局年が明けてしまいました。 という事でこの記事では2022年のfromis_9にとって<重要だったトピック>を「楽曲」「コレオグラフィー」「ステージ」の3つのカテゴリーに分け、それぞれの部門で3つずつピックアップしてまとめていく事にしました。ピックアップの基準

        fromis_9の非公式Remixを愛でる

          "それでも大丈夫"

          VLIVEが2022年12月31日でサービスを終了する事が公式にアナウンスされた。 私が推しているfromis_9はHYBE傘下のグループなのでVLIVEでアーカイブされていた配信動画は既にWeverseに移管済。とは言え一部何らかの事情で移管されていない動画があったので、その動画が見れなくなってしまう前に一度ここで書き記しておきたいと思いこうやって筆を執っている。 その動画というのがfromis_9が主演のWEBドラマ『Welcome to Heal Inn』、そしてそ

          "それでも大丈夫"

          拝啓、永遠の季節へ

          思い返すとやけに眩しく光っている記憶がある。世界の全てがキラキラと輝いて見えていた季節がある。あの光は何だったのだろうか。あの光の正体こそ青春と呼ばれるものではないだろうか。そしてあの青春の光が照らした季節は今尚記憶に鮮明に焼き付いている。もし永遠というものが存在するのであれば青春の光が照射したあの季節こそが永遠なのかもしれない。どれだけ時間が経とうとも、どれだけ街が移り変わろうとも、その季節の輝きは色褪せることなく記憶の中で光を放ち続けている。そして青春の光が照らした季節の

          拝啓、永遠の季節へ

          永遠はないと知っていても

          fromis_9「Stay This Way」のレビューです。 fromis_9の「Stay This Way」、近年稀にみる超絶エモソングである。MV初見時こそ「WE GO」から1年越しに放たれたプロミスナインの直球サマーソングだ!最高!とこの時点でもしっかり感動したが、その後歌詞の内容やMusic Videoに隠されたメッセージを自分なりに読み解いていくにつれ、この曲が単なるサマーソングではなく、人生の儚さと時間の残酷さ、それ故の大切な人が目の前にいる今この瞬間の愛おし

          永遠はないと知っていても