「勉強するのは何のためですか?」~『ここは今から倫理です。』山田裕貴さんの質問に答えてみる6~
「ここは今から倫理です。」6話は、家族のために勉強を頑張る田村くんと成績優秀だけどしゃべらない曽我くんのお話でした。
高柳先生はドラマの中で田村くんに
「他者への没頭は、それが支援であれ妨害であれ、愛情であれ憎悪であれ、
つまるところ、自分から逃げるための手段である。」というホッファーの言葉を、
曽我くんにショーペンハウアーの
「我々は他人と同じようになるために、厳しい自己放棄によって自身の4分の3を棄てねばならない」という言葉を送っています。
田村君は家族の期待に応えるために日々勉強を頑張っていますが、自分のための勉強ではなく他人のための勉強になってしまっています。
そのため、高柳は”自分”の存在に目を向けてほしいとホッファーの言葉を引用して語りかけていました。
一方で曽我くんは家以外ではほぼしゃべらない生徒で、生徒指導がしゃべらないことでこの先困るからと指導しますが、まったく響いていないようです。
自分自身に目を向けて、自分を貫くことは簡単ではありません。
目だったり、笑われたり、批判されたり。他人と同じような言葉を使って同じような行動をして他人と同じようにしている方がよっぽど楽に生きられます。
でも曽我くんは違います。
言葉って万能な感じがしますが、高柳先生が言っていたようにその力を過信しすぎているのかもしれません。
Q.勉強するのは何のためですか?
私は新しい世界を知るためだと思います。
私が勉強に対して抱くのは「これが好きだからもっと勉強してみよう。これってどういうことだろう、もっと調べてみよう。じゃはこれはどうなんだろう……」というように木の枝が広がっていくイメージ。
中学、高校と興味のない面白くもない勉強をさせられて私も「何のためにこんな勉強してるんだろう」と思っていました。
でも、大学に入って自分が好きなことや興味のあることを専門に勉強できるようになって勉強ってこんなに楽しい物なんだと気づきました。
正直数学のなぞの数式とか、今の自分にどうつながっているのかといわれると答えに困ってしまいます。
でも、色々な分野の勉強をしてみてはじめて自分に合うもの、好きなのもが見つかるのではないかなとも思いました。
みなさんは何のために勉強していますか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。とっても嬉しいです。また読みに来てください!