おてき まり|インタビューライター|種子島在住、ときどき屋久島

フリーランスのインタビューライター|「人生の意味を思い出し、命燃やして生きる人を増やし…

おてき まり|インタビューライター|種子島在住、ときどき屋久島

フリーランスのインタビューライター|「人生の意味を思い出し、命燃やして生きる人を増やしたい」|プロフィールライター|ブランディング・SNS集客支援|種子島バスガイド|元広告代理店勤務@名古屋・東京→Uターン

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改めましての自己紹介

「自分のことが全くわからない」悩みながら思い出した理想の働き方1993年鹿児島県種子島に生まれ。高校卒業まで地元種子島で育ちました。「人生は環境と人との出会いで大きく変わる。どこに住んでいても人が自分らしい人生を選択するきっかけを届けたい。」そんな想いを胸に、宮崎の大学卒業後は高校生の進路選択に携わる教育系広告代理店に入社。 企画営業として名古屋で3年間、大学・短大の募集広報やブランディング・インナーブランディング等の支援に従事した後、東京の人事部へ異動。社内報の企画・記事

    • 「習い事しなくても、全てこの島で学べるじゃん」

      本日から森林浴ガイド養成講座に通っています。深呼吸・辻さんによる屋久島島民向けの養成講座。種子島在住の私も参加させていただくことに。 参加者は私も含む5人。たまたまこの5人だったけど、この5人だったことには意味があるのだろうと思う。 私以外の4人は移住者で、「子育て」のためというのも移住した理由の一つだったそう。 関東から小学生の娘さんと移住してきた女性がこんなことをおっしゃっていました。 「屋久島にずっと住んでいる人は『習い事の選択肢が少ない』っていうけれど、習い事

      • アレルギー体質の息子のために始めたオーガニック和紅茶

        昨日ご紹介させていただいた種子島はお茶栽培。緑茶はもちろんのこと、紅茶や発酵茶等の製造・販売も行っています。 昨今の和紅茶ブームも相まってか、最近は島内でも和紅茶を飲む人が増えてきたような気がします。特に松下製茶さんでは、農薬や除草剤を一切使用せず、無農薬にこだわった和紅茶を製造・販売していて、島外からの注文も多いそう。 松下製茶さんは現在、4代目であるお父様を中心に経営されていますが、最近は5代目の息子さんも跡を継ぐことを見据えて本格的に経営に携わっています。 農薬・

        • 日本一早い新茶の里、鹿児島県種子島

          種子島は今、お茶シーズンです。 種子島にお茶のイメージってないのではないでしょうか? (実は私もバスガイドを始めるまで、島でお茶栽培が行われてるって知りませんでした……) 「日本一早い新茶の里」と言われていて、一番茶はその年の全国の茶葉の価格や生産量の目安になっています。 * 始まりは明治時代。 当時この島に静岡から赴任していた役人さんが、種子島でもお茶栽培ができるかもしれないと思い、地元静岡のお茶農家を呼び寄せました。 松下七助を筆頭に数名が移住し、適地を探して

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        • 島ぐらしエッセイ🕊種子島、ときどき屋久島
          6本
        • 今日は未来に一番近い日〜島に生きるおじい・おばあとの物語
          6本
        • つれづれなるままに...
          4本
        • Being you & インタビュー
          4本
        • 自己紹介
          2本

        記事

          たった一人の在り方が与える影響は、 小さいようですごく大きい。

          今日は島のとある校区の区長さんのお話。 * 今年から地域の男女共同参画推進員になりまして、県から派遣された講師のもとでセミナーを受ける機会が多々あります。その時よく一緒になるのが70代のNさん。 もともとは市役所の職員で、定年退職後は農業をやりながら、区長やらその他様々な役員を引き受けていらっしゃいます。 * 3月のセミナーでも一緒のチームになり、行政職員やら集落支援員やらを交えてワークを行いました。 確か、テーマが”地域や職場で感じるジェンダーギャップ”で、それ

          たった一人の在り方が与える影響は、 小さいようですごく大きい。

          島暮らしは「胆力」が鍛えられる

          先月、屋久島からあるご夫婦が種子島にご来島された。昨年、神奈川県から屋久島に移住してきたそうで、島で出会った種子島牛乳がとても美味しく感動し、産地へ行きたい!と思い立ったとのこと。ようこそおじゃりもうせ〜! 実際の牧場を見てみたかったそうだが、牧場は衛生管理が厳しく、酪農家さんは早朝から深夜までお忙しいこともあり訪問は叶わず。代わりに、島の牛乳からチーズをつくり、そのチーズでケーキを製造しているお菓子屋さんとお話しできたとのことで、途中から合流した私にも1日の出来事を楽しそ

          「成長できる環境」を選ぶことを辞めた

          20代の頃、仕事・職場を選ぶ基準は「成長できるかどうか」だった。 具体的にどう成長したいかまでは考えきれていなかったけれど、適度に負荷がかかる環境で、順調に昇進して、リーダー的ポジションを任せてもらえるような人になるんだ!と思っていた。 決してデキる新人ではなかったと思うが、やる気だけは人一倍あったので、会社の先輩からは可愛がっていただいた。前のめりな姿勢を評価してもらい、いろんな仕事を任せていただけることが嬉しく、忙しくも充実した日々のことは今でも覚えている。 しかし

          ”のんびり島暮らし”、なんて幻想的すぎる?

          「南の島でのんびり暮らしたいな〜」なんて思ったことはないだろうか。私の周りだけで数人がこの言葉を発しているのを聞いたことがあるので、ふと考えたことがある人は少なくないのかもしれない。 そして今、私は鹿児島県の離島・種子島に住んでいる。ここが私の生まれた場所であり、高校まで過ごした故郷だ。この島も、沖縄県ほど南ではないが、本土最南端の県に位置しているので、南の島と言えるのだろう。 今日はこの種子島から、実際の南の島暮らしのリアルをお伝えしようと思う。ただ、私の主観が多く含ま

          一生忘れないであろう添乗員さんとの出会い

          昨日は2024年初回のバスガイド。その時ご一緒させていただいた添乗員Aさんがとっても素敵だったので勝手ながら紹介させていただこうと思う。 昨日は鹿児島からのお客様。22名の皆様と添乗員Aさんを乗せて、種子島を北から南へと一日旅をした。いつも港や空港でお客様を待っているときはドキドキ。 一番最初に出てくるのは添乗員さんなので、まずその人がどんな人かでドキドキは高まりもするし、ホッとすることもある。今回のAさんは笑顔で空港のゲートから出ていらしたので、ひとまずホッと一安心。

          「ikigai」は幸せな人生を送る秘訣

          昨年11月に屋久島へ行ったときにたまたま参加したシンポジウムで、脳科学者 茂木健一郎さんの講演を聴くことができました。(テレビ等で観ていたあのまんまのお姿でした^^)茂木さんは屋久島おおぞら高等学校の校長先生を務めていらっしゃるそう。その茂木さんが初めて英語で執筆されたというご著書「生きがい(ikigai)」の日本語版を最近読んでいます。 脳科学者である茂木さんが、一見、全くフィールド外のような「生きがい」について本を書かれたという点も興味深かったのですが、寿司、相撲、アニ

          宝いっぱいの島で子どもたちの凸凹な個性を伸ばし未来へ種子をまく「こどもの家 アトリエtempo♬」

          集団の中で見過ごされがちな子どもたちの凸凹を大切にしたい。辿り着いた「モンテッソーリメソッド」 保育に関わりはじめて10年以上がたちます。最初に就職したのは、メディアにも取り上げられるような有名なマンモス幼稚園。500人以上の子どもたちと、毎日12時間以上を園で過ごすめまぐるしい日々の中で、学んだこともたくさんありますが、先生同士の関係性や、子どもたちとの向き合い方に悩み苦しんでいた時期でもありました。 日々の忙しさで先生たちは余裕を失い、それを子どもたちが気にしているこ

          宝いっぱいの島で子どもたちの凸凹な個性を伸ばし未来へ種子をまく「こどもの家 アトリエtempo♬」

          疎開以来、70年ぶりのご来島。「やっと来ることができました」

          「小学1、2年生くらいの時にね、種子島に疎開していたの。宇宙センターのところに疎開先があって、死ぬまでにもう一度行きたいと思っていたのよね。やっと来れました。」 夏前にバスガイドをさせていただいた時のこと。久々に30名超えのお客様を目の前にして、コロナがやっと明けてきて、コロナ前の活気が戻りつつあることに嬉しさを噛み締めながら臨んでいました。 その中に乗っていた関西から70歳後半のおばあちゃん👵とお孫さん。おばあちゃんのは遠い昔、第二次世界大戦中に種子島に住んでいたご経験

          疎開以来、70年ぶりのご来島。「やっと来ることができました」

          「生かされている」ことを実感する種子島での暮らし

          種子島にUターンしてから早2年が経とうとしています。「地元が大好きなんだね」と言われることがありますが、実はそうではなく、”人生に迷った時は一番取りたくない選択肢をあえて取ってみる”という自分の判断軸をもとに選んだ結果が地元に帰るという選択でした。 しかし、地元愛に導かれて種子島に帰ってきたわけではないものの、島で暮らし始めてから気づかされた人生において大切なこと(今後の人生においても大切にしたいと思っていること)がたくさんあります。 「生かされている」ことを実感すること

          「生かされている」ことを実感する種子島での暮らし

          捨て猫がくれた生きがい

          去年の夏頃に、祖父母の家の畑にひょっこり姿を現した子猫ちゃん。 まだ生まれて数ヶ月も立っていないはずなのに、一匹だけで大きな芭蕉の木の下からよろよろと出てきました。多分、どこかのお家で生まれた後に、捨てられちゃったのかな。 祖父母は、最初は放っておいたものの、目やにでいっぱいで顔も汚れ、それでも小さな体からかすれ声を絞り出している姿にいたたまれなくなり、祖父が汚れていた顔を拭き、目には薬を塗ってあげました。そしたらすっかり懐いてしまい飼うことに。  名前は、現役農家であ

          お仕事実績/ご依頼について(2024.03.08更新)

          ご訪問くださりありがとうございます。インタビューライター の樗木真理(おてき まり)です。 教育系の広告代理店(企画営業・人事)を経て、現在はフリーランスのインタビューライター として活動しています。 こちらのnoteに、現在のお仕事実績・ご依頼方法等についてまとめましたので、ぜひご覧くださいませ。 プロフィールご協力できること・インタビュー記事の執筆 (企画〜執筆まで、先方とのコミュニケーション含む) ・簡単な写真撮影 ・音声のみでの記事執筆・文字起こし ・代表あいさ

          女性が自分らしく生きていくことは、地域社会の未来を創るための鍵だと思う

          ここ1年の間に仕事内容がグッと変わってきましたが、わたしが個人での仕事を始めた最初の頃から関わらせていただいている「女性の生き方・働き方」については、今後もわたし自身の軸の一つとして持ち続けたいと思っています。 それは、これからの時代、女性がイキイキと自分らしく生きていくことは、地域社会の未来を創っていくための鍵だと思っているからです。 ”女性の機嫌でその場の空気が変わる”と言われるくらい、家庭や職場での女性の存在や在り方は周囲へ影響力するもの。 女性たちが自分自身を肯

          女性が自分らしく生きていくことは、地域社会の未来を創るための鍵だと思う