笑うだけで若く見える。笑顔の努力を始めたおばさんのスタートライン。
最近目尻の小ジワとか、ほうれい線とか、目の下のたるみとか、そういう老いをほのめかすようなものが気になるようになってきた。
おおたさん35歳、避けては通れない闘いが近づいてきた。
しかし私はきづいてしまった。
笑顔の時はそれらが何ひとつ気にならない。
笑っている写真と笑っていない写真を見比べてみるとその差は明らか。
私は昔から笑うのが苦手だ。
今でも、卒アルの職員個人写真を撮影する際は毎年苦労する。だいたいが笑顔と言えないくらいの苦々しい笑顔だ。
普段も何も意識していないと口角が下がってしまっていて、こわいと思われることもしばしば。
「おおたさんって最初こわいと思ったけど、しゃべってみたら全然こわくなかった」と、後から仲良くなった人にはよく言われる。
人としゃべるのも苦手意識があるから、自分の緊張が相手に伝わって相手まで緊張させている、というのも考えられる。
私は考えた。
意識しないと口角が下がってしまうから、定期的に口角を上げることを思い出させる必要がある。
そこで、リマインダーを設定してみることにした。
スマホに毎朝8:00と、仕事で使っているiPadに平日の9:00・11:00・14:00の3回、笑顔の絵文字が現れる。
リマインダーの通知は消さなければロック画面にずっと残っているから、スマホは開こうとするたびに笑顔の絵文字を目にすることになる。これは仕事に関係ない時用。
仕事中はiPadに音で知らせてもらうことにした。メインで使うPCの横にiPadをたててあるので、通知が来た時にパッと目に入る。
こちらも通知は残ったままだが、長時間開かないこともあるので、1日3回通知が来るようにした。
PCに集中しておっかない顔になっている時に通知が来ると効果バツグンだ。
笑顔マークだけなので、特に集中力が削がれるといったこともない。
ところで、口角を上げるって難しくありませんか?
私は難しいです。口角だけ上げても不自然な笑顔になるだけ。
そこで思い出したのがカトパンが言ってた「ほっぺたアップ」。
確か彼女の本を立ち読みした時に書いてあった。記憶が定かでないので本の紹介ができないのが残念だ。
彼女の言う通り、口角よりほっぺたを意識すると変に力が入らないでやりやすい。
笑顔が得意な人からするとこんな努力はくだらないと思うだろうが、私みたいに努力しないと笑えない人も世の中には存在するのだ。
いつもにこにこしてる人って本当に羨ましい。
母から聞いてとても印象に残っていることがある。
母は趣味でアフリカンダンスのサークルに入っている。その活動のひとつで、老人ホームでダンスを披露することがあるそうだ。
老人ホームは施設によって雰囲気が全然違うらしい。
スタッフも利用者もみんな笑顔で明るいホーム、正反対に両者とも笑顔が少なく暗い雰囲気のホーム。
「お母さんを老人ホームに入れる時は楽しそうな所にしてね!」と言われたが、そりゃ誰だって周りが笑顔で明るい雰囲気の場所で生活したい。
みなさんご存知のとおり、笑顔には周りからの印象が良くなるだけでなく、自分自身の心身の健康にも圧倒的な効果がある。
たぶん笑うことで表情筋を使うから、顔のたるみの予防にもなると踏んでいる。
私も、まだまだ全然できてないけど、できるだけ笑顔の時間を増やして心身の健康を保つと共に、顔のたるみを阻止するべく老いに挑んでいきたい。
少し話は変わりますが、
こないだ事務室の前でPTAの皆さんが話しているのが聞こえてきた。どうやら6年生のお母さんのようだ。
卒業間際になってうわばきがきついと言われてしまったので、残り2ヶ月弱のために新しいものを買わなければならない。
困ったようで声色はとてもうれしそうであった。
この子の場合は「成長」で、私の場合は「老い」だけど、年をとるのが決して悪いことではないことも忘れてはいけない。
楽しく年をとっていきたいものだ。
それでは。
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