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鈴木敏夫「読書道楽」のことを書いてたらいつのまにか朝井リョウの話になっちゃった

鈴木敏夫さんはジブリのプロデューサー。

なんでこの本のことを知ったのかは忘れちゃったけど、ジブリが好きで、本のことを書いた本が好きなので、読むっきゃないと思い読みました。

読み始めたら、ところどころ小難しい(と私は感じる)とこもあって、このまま一言一句逃さずに読んでたら途中で挫折しそうだ、と思い、すぅーっと読みました。

でももちろんジブリのことも書いてあって、例えば、

鈴木さんも宮崎駿監督も都会っ子。そんな2人がつくった「トトロ」の世界は、都会人の考えた理想の田舎である。宮崎監督は田舎コンプレックスがあるからこそあの農村を描いた。実はトトロのエンディングをめぐっては一悶着あって、鈴木さんが宮崎監督の考えを全力で止めた。(一悶着の内容も具体的に書いてあった。)

とか、堂々と出版されているにも関わらず、あ、なんか聞いちゃいけないこと聞いちゃったって思うっちゃうようなことも書いてあって、そういうところはじっくり読んじゃいました。(全部じっくり読め。)

ちょっとうれしかったことは、いくつか共通点があったこと。

海外作家はあんまり読まないとか、現代作家の話で中で朝井リョウと又吉の名前が挙がったこととか。

まあ朝井リョウと又吉は仕事で一緒になったことがあってご贔屓ってのはあると思いますが!

でも朝井リョウについては私と見解がちょっと違かった。

「何者」、実は出版界からも映画界からも「こんなものを書いているとだめになるぞ」と批判されたらしいです。

鈴木さん曰く『「こんなものを書くな。もっとおもしろいものを書け」ということなんでしょうね。』ということでしたが、鈴木さんはそれには反対で、朝井リョウを励ましたそうです。

私はどっちかというと「こんなものを書くな」派です。

「桐島、部活やめるってよ」とか「少女は卒業しない」とか、朝井リョウのさらさら系が大好きなので。

「少女は卒業しない」は学校でも生徒におすすめしちゃうくらいです。


「何者」もおもしろかったけど、ざわざわ系よりさらさら系がまた読みたいな〜なんて。


話がごちゃついてきましたが、この本を読んでまた読みたい本・人リストが増えました。
茨木のり子「詩のこころを読む」
ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」
井上ひさし
エーリヒ・ケストナー

あとはやっぱり中村文則読むしかないか。あの人作品は暗いのに本人は明るいらしいですね。確か又吉がアメトーークの「読書芸人」出てた時かなんかに言ってた。

本についての本はやっぱりいいですね〜

生粋の読書っ子じゃないのでこれから読む本が無限です。

それでは。

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