うちの息子は目がみえないんだけど…

縁談がらみのエピソードがもう1つ…

社会人3年目のときに、会社の人(50代のおじさん)に日本酒の飲み比べイベントに行かないか?と誘われた。
仕事で親しかった方だったし、社外で知り合いができたらいいなーと思っていたので即答で参加した。

イベント後、1週間くらいしてから会社でその人に会った。「この前は楽しかったですね!またイベント行きましょー」と話していたら、その方が、自分の息子さんの話をはじめた。

「うちの息子は○歳のときに薬の副作用で目が見えなくなった。今は薬害補償を受けているから毎月○円の収入があるし、鍼の資格もある」と言った。
「ちゃんと補償してくれる制度があるんですねー」って私が世間話程度に聞いていたら、「収入も安定しているし、うちの息子はどうだ?結婚しないか?息子は目がみえないから…」とまさかの縁談話!!

そうね…目がみえないなら、円形脱毛とかの外見より内面を見てくれるかもしれない、、、

いつの時代も、だれの親も、みんな自分の子供のことを考えている。
「普通じゃない」一面を持つ子供に対して、なんとか「普通の人生」を送れるよう、親は一生懸命になる。

円形脱毛症は「普通じゃない」けれど、その人の全てではない。ほんの一部分。

大きなホクロがある人、顔にシミがある人、、、
足が長い人、指が短い人、、、
髪がすぐ伸びる人、髪がすぐ抜ける人、、、
円形脱毛症って、こんなものです。

大人になっても、外見でしか人を判断できない人は、こちらから願い下げです!!!

結局、この縁談は、ちょうど転職を考えていた時期と重なり、自分のタイミングが合わず、自然消滅となったが、本質を問う縁談だなーって思った。

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