転職活動と、ウィッグ出社

社会人4年目の夏、転職を決意した。
会社に不満があったわけではなく、純粋にステップアップしたいと考えたから。

面接のとき、大きな円形脱毛(小さい円形脱毛がくっついて、大きくなった)があっても採用してくれるのかな?と思ったが…

意外にも中途採用は、応募者の経験と、採用側のニーズがマッチしていて、労働条件の調整がつけば、だいたい内定をもらえた。
会社によって、面接でウィッグをつけたり、つけなかったりしたが、選考結果に大きな差はなかった。

そして、冬に入るころに、3年半過ごした会社を退職し、翌月から新しい会社に入社した。

ふと、転職先の会社の面接はウィッグをつけて挑んだことを思いだし、せっかくの機会だから転職後はウィッグを使おうと思った。

この病気は、一度、脱毛が始まると、しばらく脱毛が止まらない。脱毛が止まっても、もとの状態になるのに数年かかるし、もとの状態まで戻らない場合もあることを経験から理解していた。

そんなこんなで、新しい職場で円形脱毛であることを説明したり、また一から関係を構築していくことが面倒になり、転職後はウィッグで出社することにした。

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