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最近、結婚相談所がおかしい?

最近、結婚相談所のくせに婚活の事かいてないねとご意見いただきました。婚活に興味がない人もある人も読めるように書いてあります。
私自体、他の仲人さんやカウンセラーとおんなじこと書いても「つまんない」しアメブロみたいなブログはNOTEには向いていないと感じながら、久々に婚活ネタを投下します。

恋愛と結婚はちがう

誰もが知っていると思いますが、婚活というと「結婚活動」=結婚するための活動という意味です。けど、皆さんは結婚を「恋愛→結婚」と考えるひとは9割だと思います。私は拙著「オタク婚活はじめます」(すばる舎)恋愛と結婚は違うと謳っています。恋愛から結婚のステップを踏みたい人は、「婚活アプリや婚活パーティ、今や廃れた街コン」などをお勧めしています。

結婚相談所界隈で
コロナ前から変化が出てきてきます。変化とは何でしょうか?

結婚相談所について話そうじゃないか


結婚相談所というと名前にも書いてあるように 「結婚について相談する所」です。相談者がいて仲人がいて、相談・導きが必要であれば、成婚(結婚)へ導くところです。仲人道を極めてこの道12年経ちました。いろいろな相談所を観てきてわかったことがあります。3つに分けてみました

結婚相談所は3つに分けられます

相談型

コンサルタント・カウンセラー・仲人が相談力に力を入れているところになります。私の場合「オタク専門の結婚相談所」としてオタクのひと向けの相談・コンサルを行っております。相談型は何かに特化した相談力がある所です。都会を中心に活動している所がほとんどです

斡旋型

仲人自らのコネクションを使い、互いを紹介し、マッチングさせる昔ながらの「手紹介」という手法です。年配の方に多く「顔が広い」おじちゃんおばちゃんのが多く、相談には向いていません。地方に多くほぼ「紹介のみ」親が勝手に入会させている場合が多い

場所提供型

私がよくいう「結婚斡旋所」型です。すべてはマッチングシステムによるマッチングのみのサービスになります。ある意味「マッチングアプリ」と変わらないサービスです。都会に展開しています。

結婚相談所を取り巻く環境

コロナ前

結婚相談所とマッチングサービスと二極化状態でした当時としては、住みわけができており

結婚を考える場合は結婚相談所
恋愛から結婚を考える場合は婚活アプリ・街コンなど

となっていました。当時は、婚活アプリなどで事件も多数あり「よいイメージはなく」大半が婚活パーティが主流でした。マッチングアプリもイメージアップの為躍起になっていました。

コロナ禍

マッチングアプリが堅気に
コロナが流行し非常事態宣言がは発令されコロナ禍に入ります。
マツコの知らない世界にて「マッチングアプリ」の世界が21時台に放送され前までは、テレ東WBS後の「じっくり聞いたろう」などの24時以降の「深夜の話題」であり、TBS21時に放送する話題ではありませんでした。これを機に、「マッチングアプリが健全である」という印象を与え、ネットやテレビなどキャンペーンが増え、マッチングアプリブームが起きコロナ禍でも、急成長を遂げました。今ではテレビCMもあります。

堕ちていく結婚相談所
結婚相談所の場合、コロナ禍でお見合い自体がタブーになりました。お見合いは減り、マッチングも減りました。ZOOMなどオンラインでお見合いができるように整備されましたが、ご年配の運営する結婚相談所は「直接会う」お見合いにこだわり、ZOOMお見合いを申し込んでも「ZOOMに対応していない」という事でリアルでもオンラインでも組めない状態でした。コロナ後半になってくると、ZOOMお見合いが組めるようになってくるのですが、1年はほぼ、「他会とのお見合い組めない状態」でした。

コロナ禍で婚活アプリと言われるマッチングアプリが伸び、結婚相談所がどんどん落ち目の状態になってきます。

結婚相談所のマッチングアプリ化

コロナ禍で、結婚相談所連盟A社が、これを機に結婚相談所の加盟店を増やすキャンペーンを始めました。参入障壁の低い結婚相談所です。誰にでもなれる、副業感覚で、銭のにおいとメルヘン臭で集まった、勉強しない「素人仲人」が増えていきます。

さらに結婚相談所連盟を提携・買収をしていきます。コロナ禍前までは、いち都市に強い連盟でしたがコロナ禍で提携・買収をし会社規模を全国区まで成長ました。

簡単に言うと、提携買収を繰り返し、会員数は増えましたが、素人仲人が増えたという事です。

更に、婚活世代に20代30代にウケようと、「マッチング力」に力を入れます。婚活アプリもAIマッチングができるようになり、結婚相談所連盟も右へ倣えと、AIマッチングに力を入れます、前項で話した紹介という事すらAI任せになっていきます。

  • 場所提供型(連盟システム)

  • 斡旋型(AIマッチング)

もう婚活アプリと一緒です。相談型の相談力は落ちていっているのが現状です。結婚相談所のマッチングアプリ化なのです。

コンサル力が落ちたか…時代が変わったか…

最近、昔に比べるとお見合いが組めなくなってきています。前までは申し込みも受託も個人差がありますが「おみあいが組めなくなってきました」

「結婚を前提とした婚活」の提案が時代に合わなくなり
私のコンサル力が落ち、自分の手法や考え方が今の時代にあっていないのかと常日頃考えていました。

なんでだろうといろいろ調べて観ると、婚活アプリからのひとの流入です。婚活アプリでマッチングするがすぐに別れる、相手の結婚の意識が低いという事で連盟全体の入会者数は増えてきています。大半が婚活アプリでうまくいかず結婚相談所へ入会するパターンです。

大半の婚活アプリから来た人は、なんかちがう?

婚活アプリから来た人は、必ずこう言います
「婚活アプリではこの方法でした」
できない人のセリフみたいな文言です

「これ(婚活アプリの方法)でうまくいかなかったから、うちに来たんじゃないの?」というとすこしだけ話を聞いてくれます。

大半の相談所は、婚活アプリからの婚活ジプシーが来て、相談力の弱い「素人仲人」が婚活アプリの手法を容認し、「結婚相談所の婚活アプリ化」が進んでいると考えています

なぜ!?結婚相談所が結婚相談所でなくなっていったか?

長ったらしく、話をしましたが、要因を上げました

  • 連盟は、仲人育成を行わず、集客(会員数を増やすこと)が主になっている仲人を育てる気がない

  • 参入障壁の低さから、結婚相談所を始めるが仲人自体に相談力がない学ぼうとしない

  • 結婚の相談ではなく、恋愛感覚の仲人が増え恋愛相談中心の相談所が増えた

  • AIマッチングが紹介仲人の仕事をなくした

  • 婚活アプリからの婚活ジプシーの流入

  • 仲人が婚活アプリと結婚相談所の教育しない為、自らの感覚のみで婚活を始める

  • 婚活が「マッチングアプリと変わらない」とモンスター化

こんなことが要因と考えます

結婚相談所が婚活アプリ化し余計に成婚は減る

結婚相談所が婚活アプリ化すると、成婚は増えません。婚活アプリで成婚に至らないため、新たな場所が同じ環境だったら、育つものも育ちません。
ここは、結婚相談所の相談力のプライドを持ち独自性を出していかないとAIに仕事が取られるように(もう…取らているが)あと5年後にはオワコンになります。私も廃業です。おい5年短くないか?といいますが、コロナ前とコロナ後でこれだけ違うのです。

私は結婚相談所のコンサルタントです。相談力で法人化し、上梓し、オタク婚活専門家として取材を受けるようになりました。

今後ともオタク婚活に力入れています。いつまで通用できるかわかりませんがもがき続けます。




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