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承認欲求こじらせ絵師はTwitterやめな

最近、というかここ数年ツイッターで「こじらせクリエイター」をよく見かける。

最初に結論を申し上げると、ここまでこじらせる絵師や文字書きやオタクが現代日本で大量発生しているのは、すべて『ツイッター』のせいです。あのツールは、”アマチュアの””今まで作品を褒められたことがあまりない”クリエイターがずるずるとまろやかに衰退していくツールとして、大変よくできています。誰が考えたんだ?どうやら、開発陣にカジノに詳しい人が居るとか居ないとか。つまりギャンブルの中毒性を上手く利用してツイッターにどっぷりハマる仕掛けがあちらこちらにあるというわけです。

こじらせた結果「反応がないので創作活動を辞めてしまった」というクリエイター。最近よく見ます。正直悲しい。あなたが生み出す可能性のあったあんな作品こんな作品、見たかったです。

たびたび議題に上がる話題ですが、私自身まさに「ツイッターが原因で自意識と承認欲求をこじらせて創作意欲が死んだアマチュア絵師」であったので、痛いほど気持ちが分かるし、悩んで悩んで考えに考え抜いた末自分の中で結論が出て対策をとり、現在は少しずつ創作意欲が回復しています。原因と対策が分かればいくらか救われるクリエイターもいるのではないかと思い、すこし書き留めておこうと思いました。私自身なにかを生み出すクリエイターさん(プロアマ問わず)は全員尊敬していますし、これからの時代必要になってくるスキルだと思いますので、クリエイターの心を守りたいと思っております。

前提として、絵師や文字書きというのは元々「好きだから」やり始めた人が大多数です。最初からビジネスとしてやり始めた人は恐らくこじらせないマインドの持ち主だと思いますのでここでは置いておきます。

つまり、別に誰から褒められたわけでもなく、「なんとなく楽しい~」から創作していたわけです。そこがみんなのスタート。

私の場合、最初は家族やクラスメイトに作品を見せて褒められたらめちゃくちゃ嬉しい(まあそんなに褒められないんだけど…)という中、ネットにアップを始め、サイトやブログやpixivだけの時代の頃は、褒められる事なんて半年にあるかないか。ほぼゼロです。交流なんて皆無。でも楽しかった。向上心もずっとありました。

そして、みんな大好きツイッターの登場です。衝撃でした。息をするように褒められる。認知されていくのがフォロワー数で分かる。知り合いがどんどん増える。アドレナリンがドバドバ出るのです。手軽に褒めることができてしまうツイッターは、評価された経験のないアマチュアにとっては劇薬でした。

ここでひとつ、こじらせにくいクリエイターについても書いておきます。それは「ツイッターを始める前からプロで活動していた人」です。そういう方はもともと作品で食っているという自信と他人から評価された経験がありますから、リプで「上手ですね!」「面白いです!」と気楽に褒められても、「ありがとう(当たり前だわ)」「ありがとう(知ってるよ)」というビジネススタンスで、それ以上は求めません。評価より売上の結果が命なのです。(勿論そういう人ばかりではありませんが)

さて、そんなふうにプロと同じように大勢から評価される経験をアマチュアが突然浴びたらどうなってしまうでしょう。

それは、無意識に目指す目標・目的が「よりよい作品を作りたい」「自分で萌えを生産してみたい」から、「もっと評価されたい」「チヤホヤされたい」にシフトしてしまうのです。ここからがこじらせのスタートでございます。ハッとした人!!!まだ遅くないよ~~!!!!

そして次第に作品そのものの良さよりいいねの数やフォロワー数、人の目ばかり気になるようになります。作品の質より量をこなすようになってしまい、1つの作品にかける時間が減っていき、クオリティが下がりがちになります。(私はツイッターで評価が貰えるようになった頃あたりから絵の雑さが顕著でした)当然いいねの数も満足いく数字が得られず、「反応が期待していたほど来ない」「相互フォローなのにいいねをくれない」「あの人はあんなに評価をもらえているのに」という間違った方向に不満が溜まるようになってしまうのです。

そしてその悩みがマックスになった時、「こんなに悩むなら辞めてしまおう」と筆を折ってしまうのです。如何でしょうか。以上が、ツイッターでこじらせクリエイターが生まれる仕組みです。…………なんということでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!許すまじ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

決してツイッターが悪い訳ではないですが、あまりにも『評価された経験のないクリエイターにとって』タチが悪い仕組みになっています。ここに早くみんな気付いてほしい。自覚するだけでも成長です。おめでとうございます。

はい、こじれる仕組みが分かったところで私なりの対策を提案します。(※ここは各自のこじらせ進行度合いによって大きく変わるので各自ゆっくり考えてみて欲しいです。答えは自分の心の中にもうあるはずですので、探ってみてください。しんどいですが、かなりマインドが変化しますのでやってみる価値アリです。)

まず、ツイッター以外での活動場所を作ってください。どこでもいいです。とにかくツイッターを一度離れるためにも無理やり居場所を作ってみてください。新しい事をやってみてください。怖いかもしれませんが、意外とやってみるとビックリする位なにも起きなくて拍子抜けします。フォロワーも何も興味示さなくてウケます。別フィールドに行くことによって、新規ファンが増える可能性も高いです。

大丈夫。このnoteを読んだ時点であなたはもうスタート地点に立てています。あとは楽しい事に向かって走るだけです。一度創作から離れてみるもよし、とことんアニメを観まくってインプットするもよし、いっそ別の趣味を開拓するもよし。そこそこ絵の描けるアマ絵師の方はお金を稼ぐことにシフトしてもいいかもしれません。いっそビジネスにするのです。罪悪感、後ろめたさをブッ潰してください。それは幻です。

「突然ツイッターやめたらフォロワーにどう思われるか……」はい、分かります。アカウントを消す必要はないですが、とりあえず一度1週間くらい放置するのを「遊び」「実験」としてやってみましょう。つぶやきたくても我慢してください。その欲求を作品なりブログなり日記なりにぶつけてください。発信欲を別のツールで発散すると新しい発見があります。

以上になります。

思いついたまま書いていますので文章がメチャクチャだったらごめんなさい。あなたの創作意欲が復活して、元々の「なんとなく楽しい~」の気持ちに戻れるお手伝いができたとしたら、こんなに嬉しいことはありません。

少しでも救われたとか思考するきっかけになったという方がいらっしゃいましたら投げ銭くれると嬉しいです。また書いちゃお~~となります。よろしくお願いします。では。ありがとうございました!

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