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デジタル社会で「手書き」が出来る人は仕事が出来るようになる

あなたは普段、仕事でパソコンを使うことがありますか?

よく手元を見ずに文字を打ったり、色々なショートカットキーなどを覚えている人は仕事が出来そうに見えますよね。

もちろん間違いではありません。

でも、今回私が言いたいことは何事もタイピングで済ませるよりも、「手書き」をした方がいいこともあるよ。
ということです。

普段からタイピングや、スマホのフリック入力している人は少し「手書き」を取り入れるだけで格段に仕事が出来るようになるかもしれません。
実際に私も、手書きをするようになってから仕事が出来るようになりました。

今回はそんな現代人が忘れかけている「手書き」についてのお話です。


手書きの利点

「手書き」には、科学的に見た様々な利点があります。

私の主観で「こうしたらいいよ!」と最初から熱く語ってもいいのですが
それは一流のビジネスマンになってからするとして、今回は実際の事例を参考にしながら3つの利点を説明していきます。


インプットの吸収率が良い

「手書き」は、タイピングよりも脳に情報をインプットしやすい効果があります。
これは、実際に研究されて数字的にも証明されています。

プリンストン大学のパム・A・ミューラーとUCLAのダニエル・M・オッペンハイマーによる研究(2014年5月22日発表)では、PCなどのデジタルツールだけでメモを取ると、新しい知識を吸収しづらくなるとわかりました。

引用元:https://www.dhbr.net/articles/-/3576?page=2

よく会社の会議などで、パソコンのWordやテキストでメモを取っている人を見かけますが、重要な情報や新しい企画の会議なんかでは「手書き」でメモを取った方がより覚えやすいです。
(たまに年配の上司が言う「手書きでメモを取れ」は、あながち間違いではないのかもしれませんね)

タイピングは議事録などインプットを必要としない作業の方が向いていそうです。


脳の思考力が上がる

「手書き」をすることで脳の前頭前野の働きが活発になることがわかっています。
これも実験で数値的に証明されています。

どうもスマホを使うと前頭前野は働かないことがわかってきた。ちなみに、使用時に前頭前野に抑制がかかるのはスマホに限ったことではなく、ゲームやテレビ視聴も同様である。

引用元:https://toyokeizai.net/articles/-/220685?page=4

前頭前野は記憶や学習に深く関連し、思考力や創造力を担う脳の最高中枢とも言えます。

その場でも"作業"の効率は上がるかもしれませんが、ネットで検索したときに答えが見つからなかったり、正解がないことに対して思考をするときに
「考えることが出来なくなる人」になるかもしれません。

思考力を養うためにも、普段から「手書き」をしていた方がいいですね。


自由度が高く、頭の中の考えをまとめやすい

これもメモなどに関する話になりますが、「手書き」の方が頭の中の思考を
整理しやすいと言われています。

「手書き」なら、文字を書いている途中で他の項目に矢印で紐づけたり
図やグラフなどのレイアウトも自由にすぐ書くことが出来ますもんね。

これに関しては、数字的な根拠はありませんが「手書きの方が良い」とうテーマで書かれている本があるほどです。

和田茂夫著(2009),『デジタル時代だからこそ、使える! 伝わる! 「手書き」の力』, PHP研究所.


作業の早い=仕事が出来る ではない

現代のデジタル社会では、パソコンを使えない仕事はむしろ珍しいかもしれません。

その中で、タイピングが早い人やパソコンでの作業が早い人は重宝されえるでしょう。

しかし、仕事は作業だけではありません。

解決したい課題や問題に対して思考したり、新しい企画を考えたりする力も社会では必要とされてます。


そんな時に「考えることが出来ない人」が活躍出来ないことは明らかです。


パソコン作業やタイピングはある程度、数をこなせば人並みには出来るようになりますが
思考力は普段から意識していないと、身に着けたり養うことは出来ません。

「手書き」は特別難しいことではありません。
むしろ学生の頃、さんざんやってきたことですよね。

特別な「手書き」をする必要はありません。
毎日短い手書きの日記をつける、会社の朝礼でメモを手書きで取ってみる。

そうした習慣が、「仕事が出来る人」になる第一歩だと私は思います。


まとめ

・「手書き」にはタイピングにはない様々な利点がある。

・インプット力や思考力は「手書き」に紐ずいている。

・仕事が出来る人になる為に「手書き」の習慣を取り入れよう。





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