生後1か月~黄昏泣き?夕方からは目が爛々~
生後1か月になっても頻回授乳は変わらない。そのことに悩んでいると、以前に自治体の新生児訪問を受けたときに「浅吸いになっている」と言われたことをふと思い出し、授乳の仕方を見直してみた。
いろいろ調べてみると「ラッチオン」が重要で、姿勢や乳首の咥えさせ方など、さまざまなことに気を付けなければいけないのだと知った。授乳と一口に言っても、実に奥が深い……。
正直、授乳を舐めていた。ただお乳を口に当てればよいのではなく、赤ちゃんが飲みやすいように意識することが大切なのだ。
そうして1日1日、1回1回、ラッチオンがうまくいくように意識して授乳に集中。最初は特に大きな変化はなかったものの、息子も日数が経つにつれて飲むのがうまくなったのもあり、15回前後だったのが12回前後に。それでも頻回授乳であることに変わりはないが、終始授乳ばかりしていたのが少しだけ余裕が出て、気持ち的にも非常に楽になった。
が、17時~23時ごろの時間帯にまったく寝ない。
1か月検診を終えて沐浴を卒業したが「あんまり遅いのもな……」と、お風呂の時間は17時ごろに設定。そのため、毎日17時になったら一緒にお風呂に入るのだが、お風呂に上がってから23時までノンストップで起きている。その間、機嫌よくいてくれたらいいのだが、基本的にはぐずぐず。ひどいときは泣く。だから、夕飯を支度したり食べたりすることもままらない。
運よくお風呂のあとに寝てくれるときもたまーに、本当にたまーにあったが、基本的にはぐずついているので、泣かせっぱなしにして家事に集中することもなきにしもあらず。「泣いている」ということは、少なくとも「生きている」ということだし、「泣いて運動したり発生したりするのもよいこと」と思い、無理に泣き止ませようとしないようにもしていた。息子に対しては申し訳ないが、生活していく以上、こればっかりは仕方ない。
育児においても、時には「諦め」が必要だと思う。うんうん。仕方ない。
生後1か月の変化としては、少しずつ外に出すようにしたことも挙げられる。抱っこしながら玄関に出るのを数分、というレベルから始め、生後1か月半を過ぎるころにはベビーカーに乗せて家の周りを1週する程度の簡単な散歩へ。息子は7月生まれで8月からお散歩デビューになったので、できるだけ暑くない午前中や夕方に外に出るようにした。
それでも、近年は朝から暑いので、5分外を歩くだけでも親子ともども汗をかく。そこまでして外に出なくていいという意見もあるが、私が出たいのだ。ずっと家にいると頭がおかしくなりそうなので、自分の気分転換を図るというのが散歩の大きな目的になっていた。
うんうん。これも仕方ない。お母さんの心の健康を保つこともまた大事。
あと、生後1か月になると新生児のときに発生した皮の剥けがなくなり、だんだんとふっくらとして赤ちゃんらしい体つきに。目が見えるようになったのか、目が合うことも増えていった気がする。「あ~」「う~」など、いわゆる喃語を話すようにも。
ただ、朝方に寝ながら「うー」「あっっ」と唸るようになった。目は閉じているし泣いてはいないので特に何もしなかったが、めちゃくちゃに唸るので少しだけ心配になった。調べてみると、生後1か月にはよくあることらしい。腸の機能が上がってうんちを溜められるようになってお腹が気持ち悪くて唸っているのだとか。
そうした赤子の成長をほほえましく思いつつも、黄昏泣きにはさすがに手を焼く。夕方から夜は一切何もできないような状態になるので「そうだ、朝活をしよう」と思い立ち、午前中や息子が昼寝をしている間に夕飯の準備などをするように。そのおかげで、だいぶ黄昏泣きにも付き合える余裕が出た。
自分のペースではなく、息子に合わせた生活に変えて、だんだんと赤ちゃんとの過ごし方にも慣れていった生後1か月だった。
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