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【日記】ASDとACの私が未経験からの経理職への転職が決まった話

1年3ヶ月の休職を経て
ついに今月中旬から仕事に復帰する。
14年間、医療職をやってきたが
これからは中小企業の経理事務員となる。

昨年8月からうつ病で休職して約1年。
うつ病の診断を受け、本業を休職。
症状は睡眠障害、抑うつ、希死念慮。
心療内科で診察を受ける中で
自分がアダルトチルドレンであることと
ASDであることが判明。
同時に別居している妻が
カサンドラ症候群だったことを
後日、妻の口から明かされる。
年末に妻と和解するも
年越しに自分が会社へ自己退職することを
伝えてしまい、妻との関係が再度悪化。

自分自身のACやASDの特性を知る中で
今後の自分の人生をどうするか?を
真剣に考えた結果、
医療職から経理職に転職することを決意。
自分のこれまでの経験と特性を踏まえて
「企業での一人経理ができること」を
目標にした。

2023年2月から簿記3級の勉強を始める。
勉強時間130時間かけて簿記3級に合格。

年度が変わった4月に
会社から雇止めの通知が届く。
30代前半。男。妻子ありの人間が
5月から完全無職に。

傷病手当金でなんとか
食いつなぎながら
簿記2級の学習を開始。
519時間かけて簿記2級に合格。
簿記3級は一発合格だったが
簿記2級は2回落ちた。
簿記の勉強の合間に
MOS(Excel)をとった。

「簿記2級」
「MOS Excel」
を取得した後、すぐに転職活動を開始。

経理特化の転職エージェントに登録するも
「紹介できる地域がない」と言われ
その後の連絡はなく、自然消滅。

大手転職エージェントに登録し、
経理の求人に30社ほど応募するも
書類選考で全て不採用。

唯一、書類選考を通過した企業の面接に行くも
事前情報とだいぶ異なる業務内容を聞かされ
採用結果を待つ前に辞退。

その日に地元のハローワークに登録。
ハローワークから2社応募し
1社目の税理士事務所は書類選考で落ちたが
2社目の中小企業から一次面接の電話が届いた。
ハローワークからは
「その会社に応募した人はまだ0人です」
と言われたので、少し不安だった。

・学歴、経験不問
・簿記2級あれば尚可
・正社員雇用
・自動車免許必須
の条件だった。

一次面接では
経理担当の女性が面接官だったが
その人自身が「小学1年の壁」で
3月に退職となるため
その欠員補充のための
求人だったことを初めて知った。
経理担当はその面接官と
パートの経理事務員のみで
それ以外は営業や営業事務とのこと。

そのため、2024年4月からは
自分が一人で経理担当をすることになる。
未経験で引き継ぎ期間が3ヶ月くらいで
一人経理ができるものなのか?と
少し考えたが
社長と経理担当者の話を受ける中で
「簿記2級をもっていれば大丈夫」
くらいの業務らしい。
実際に中に入ってみないとわからないが
社長自身が私の経歴とスキルを見て
「この人ならできそうだ」
と判断しているのであれば
実務未経験でも十分できるのだろう。
会社側としても
経理担当者の退職が決まっている以上
早く次の人材がほしいのもあるため
会社側も早く採用したいのだろう。

二次面接は社長との面接だったが
面接開始後、開口一番に
「この面接で私が判断をすることはない」
と言われた。
要するに
顔合わせと給与の交渉をするくらいだった。
一番驚いたのは
過去5回の転職の理由を
一切聞かれなかったことだ。
そのため
休職していたことも
伝えることはなく内定をいただいた。

ただ、入社後に提出した書類を社員が見て
休職していたことが発覚したら
経歴虚偽となり契約解除になると思った。
そのため、再度会社に連絡し
社長との面談を設けてもらった。
社長にうつ病で休職していたことを話すと

「自己開示してくれてありがとうございます。大変でしたね。でも、入社前にそう言っていただけて助かります。むしろ、そう言ってくれた方が信頼できます。伝えることは良いことだと思いますよ」

とのことだった。

このような好待遇が本当にあるのだろうか?
自分としては奇跡に近い転職となった。
あとは、自分の頑張り次第ということになる。



うつ病による休職期間の中で
アダルトチルドレンであることや
ASDであること、
妻のカサンドラ症候群のこと、
自分自身の特性のこと、
自分の人生を見つめ直す機会になった。

今はSNSなどで、人によって
いろんな特性や症状、性格、考え方はあるが
一つだけ言えるのは
「自分で考えて行動しないと何も変わらない」
ということだ。

私自身もまだまだ不安なことばかりだが
自分を信じて前に進んでいこうと思う。

プロフィールのヘッダーで掲げていた
「必ず新しい自分を見つけ出す」を
達成できたので
次の目標は
このアカウントを消すことかもしれない。

その日が来ることを願う。

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