「信念」について考えてみる
1ヶ月ほど前の話ですが、運営をしているLiberal Arts Labの一貫で、オンラインの朝活イベントを開催しました。
テーマは「リクール哲学から学ぶ〈言葉の力〉―第1回 どうすれば正しく「自己」を分析することができるのか?- 」
『哲学。。。難しそう😨』
私自身、そんな立ち位置からのスタートでしたが、イベントが終わって時間が経てば経つほど、自分の中でもこの日の学びを噛み締めることが多かったので、感想を〜🙌
イベントの主題であったポール・リクールとは、フランスの哲学者です。
詳細はイベントページにて🙌
「信念」という言葉の捉え方
イベント前半では、「自己分析」「自己解釈学」という視点から「信念」という言葉そのものを見つめました。
「信じている」=日常的に行っている「状態」。 無自覚的・受動的。
「信じる」=その都度決断して行う「行為」。 自覚的・能動的。
という風に定義することができ、
「信念」は、
・「信じている」哲学を、日常の振る舞いにおける「行為」によって現実に具体化できるもの
・他者との「対話」の中で、絶えず更新・改訂されるもの
と捉えることができます。
「信念」のアップデート
イベント後半では、グループに別れて対話を行いました。
前半の講義を自分に当てはめて考えたとき、
私の場合は、海外旅行に行くことが自らの「信念」のアップデートのための行動だと感じました。普段の価値観とは異なる環境に身を置くことで自分の「信念」に気付き、他者とは異なるアイデンティティを自覚することができます。
旅行に限らず、他者との対話による「自己分析」は、自分の価値観自体をアップデートすることができます。「信念」だけでなく、今まで自覚していなかった意外なことが「特異性」だったり「強み」だったりしますよね!
より多くの特性の人と関われば関わるほど、価値観は広まっていくし、自分が大事にしたい「信念」は定まってくる感覚があります!
しかし、目的はあくまで「自分の価値観」「自分の信念」のアップデート。
あまり他者の価値観や意見に振り回されすぎず、自分の中で昇華する向き合い方を覚えていくのも必要ですね。
変えずに大事にしたい部分と、より良くなるために変えたい部分を明確にしておくのが大事なんだろうなと感じました。
「本来の自分はそうじゃない」かもしれないという話
「こうでありたい」という信念の姿
・自分の哲学
・自分の美学
・自分の信念
これらは必ずしも =実態(行動)とならないこともありますよね。
私自身も、意識はしているものの行動できていない瞬間に向き合うこともあり、自戒するばかりです…。
実際行動に移せていなければ、私が心で思っている「信念」は人から見ると意外だったりするかもしれないし、実は、「信念」はまだ見ぬ こうありたい「自分」であり、現実世界の本来の「自分」とは異なる可能性もあるなと感じました。
ゆめみの中からもイベントに参加してくれた、だっしーさんが書いてくれた記事中にあるマザーテレサの文面。とても印象に残って、その後何回も頭の中で反芻していました。
より自信をもって「信念」と向き合うためにも、行動で具現化することが大事だなあと改めて考える勉強会でした。
イベント中は、普段はなかなか改めて開示しない、いろんな人の「信念」が聞けてとても刺激的でした👀
まとめ
「信念」は、
・「信じている」哲学を、日常の振る舞いにおける「行為」によって現実に具体化できるもの
・他者との「対話」の中で、絶えず更新・改訂されるもの
・変えずに大事にしたい部分と、より良くなるために変えたい部分を明確にしておく
・まだ見ぬ こうありたい「自分」であり、現実世界の本来の「自分」とは異なる可能性もある
・行動で具現化することが大事
Liberal Arts Labの勉強会は、技術分野以外のプロフェッショナルから新たな視点をもらい、後日もやもや自分ごととして考えるのが楽しいです◎
アートシンキングに興味がある方は、是非おすすめですよ◎
今後は、オンラインイベントをどんどんやっていこうと思います〜🙌
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