見出し画像

中国華電グループが2020年サステナビリティレポートを公開 2年連続で5つ星の評価も獲得

以前、同じ電力系企業の広州発展グループのサステナビリティレポートを紹介しましたが、今回は「中国华电有限公司(日本語訳: 中国語華電グループ有限公司、以下:中国華電)」のサステナビリティレポートを紹介したいと思います。

画像1

中国華電は2002年に設立された、5大国有電力会社の1つで、2020年のフォーチュン500では370位にランキングされ、資産総額は8,610億元、直近の総利益は189.8億元(≒ 3226.8億円)で、総発電量は5799億キロワットになります。

画像2

同社は社会責任報告を14年前から公開し、2017年からサステナビリティレポートと改名していますが、毎年同レポートを公開するなど環境問題にも積極的に取り組んでいますが、実際に同社の発電設備の43%がクリーンエネルギーによるもので(前年同期比2.63%増)、CO2排出量も年間で1億2996万トン削減しています。

環境問題対策のほか、支援やボランティアにも積極的で、新型コロナ対策として6782万元(≒ 11億5299.3万円)の資金や物資を提供したのと、貧困地域への支援にも積極的で、同社社員の23000人がなんらかのボランティア活動に参加しているそうです。 

今回の2020年サステナビリティレポートは中国社会科学院企業社会責任報告格付け専門家委員会から5つ星を授与していますが、これは昨年に続き2回目となるようです。

画像3

中国華電のサステナビリティレポート全文はこちらで確認いただけます。

今まで、電力系やエネルギー、通信、食品系企業のサステナビリティレポートを紹介してきましたが、以後はアパレル業界などのサステナビリティレポートも紹介していきたいと思います。

※中国を中心としたアジアのサイバーセキュリティ事情、業界動向について綴っている姉妹ブログの方もぜひ!

この記事が参加している募集

SDGsへの向き合い方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?