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青海省の再生可能エネルギー設備率は90%超 太陽光発電、風力発電は中国トップ10クラスの規模に

青海省政府は、同省の再生可能エネルギーの設備率が90%を超えていることを発表しました。

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9月末時点の同省のエネルギー設備規模の割合は以下のようになっています。

太陽光発電  1622万キロワット
風力発電    863万キロワット
水力発電   1193万キロワット
火力発電    393万キロワット
―――――――――――――――――
合 計    4071万キロワット

火力発電の設備が非常に少なく、太陽光、風力、水力で全体設備量の90.3%と再生可能エネルギーがかなりの割合を占めています。

中国全土で考えれば、再生可能エネルギーの設備割合は25%程度なので、突出した結果になっています。

以前2020年末時点の再生可能エネルギーの設備量トップ10をお伝えした際は、青海省は太陽光、風力、水力のいずれもトップ10入りはしていませんでしたが、現時点の数値で言えば風力以外の太陽光と水力はトップ10入りしていてもおかしくない数値と言えそうです。

もちろん、他の省もそれぞれ設備を増強しているでしょうから、何とも言えない部分もありますが、こちらは2021年末時点の発表を待ちたいと思います。

また、青海省の発電量は9月末時点で745.23億kWhあり、前年同期比5.18%の伸びを示しており、これが2021年末には965億kWhになる予定とのことでした。

青海省は他の省へも電力供給を行っているようで、華中地域には9月末までに89.8億kWhの再生可能エネルギーによる電力を供給しているそうです。

青海省は90%超の設備率でも満足をしておらず、これを100%にしていくべく、海西モンゴル族チベット族自治州、海南チベット族自治州に千万キロワット級の再生可能エネルギー基地を建設しているそうです。

青海省は72.1万㎢と中国でも4位の広さを誇る割には人口が600万人弱であったり、黄河、長江、メコン河の水源地帯になるなど再生可能エネルギーを発展させていくには、最適な条件を備えているともいえそうです。

青海省は中国西部の再生可能エネルギー拠点として今後も注目していきたいと思います。

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