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商業施設、サービス施設の開発とは

the SSAW hostel Shibuya Yutenji オーナーの小薗江です。

先日、大阪南港ATCに行きました。大型展示場、アメニティ施設、インターナショナル・トレードマート(ITM)、アウトレットモール、ビジネスサポート施設、オフィスなどで構成される施設で、飲食・娯楽施設などもある1994年に竣工した建物です。しかし、高い賃料や大阪都心からの交通の不便さなどにより、入居企業が相次いで撤退したため、資金繰りが悪化し、経営破綻。その後、経営再建を果たし、今は黒字経営されています。

本来は貿易のためのトレードセンターとして大阪市により総事業費1,465億円で建設されました。施設全体が保税地域(総合保税地域)の許可を受けていることから、国内外の大小の卸売業者や貿易業者、専門商社などの企業が入居し、関税を払うことなく世界各国から商品を輸入し、加工・展示・催事・輸入取り扱いの商談・販売などができる拠点となることが期待されていたそうです。

開業当初、私もこの施設を注目してみていました。施設の意義やコンセプトとしては面白いし、消費者側もうれしい機能になると思われましたが、実際には赤字続き。先ほども記載したとおり、賃料が高い、都心からの不便さが確かにありましたが、それは二次的な要因で、それを凌駕するほどの集客があると、見込まれていたと思います。

商業、あるいはサービス施設というものは、しっかりとしたマーケティングに基づき、収支計画を立ててオープンさせますが、蓋を開けたら全く違った・・なんてことが良くあります。逆に期待していなかったのに大化けした、なんてことも往々にしてあります。ミネラルウォーターは今ではスーパーで当たり前に売っていますが、発売当初は、水道ひねれば水が出るのに誰が買うんだ、と思われていました。当然、当初は全く売れなかったそうです。しかし、販売メーカーは、スーパーの売り場でカレーの隣に配置したら爆発的に売れたそうです。人が何にそそられるのか、何に興味を覚えるのか、何に心が動かされるのか、ある程度は想像できますが、最終的にそれを想像するのは大変難しいと思います。

だからこそ、商業・サービス施設の開発は面白いとも言えます。現在は、コロナ禍という大変な時期ですから、マーケティングはほぼ機能しません。人々が何を求めているのか、何を欲しているのか、自分の目で確かめ、それを見つけ出すしかないのかもしれません。

当ホステルも、ご多分に漏れず非常に厳しい状況です。しかし、どうすれば集客できるのかを考えるのではなく、これからのホステルがどうあるべきなのか、アフターコロナはどうすべきなのか、今は考えることしかできません。

◆the SSAW hostel Shibuya Yutenji
(ザ・エスエスエーダブリュ・ホステル・渋谷祐天寺)
【予約は下記から】
https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/179938/?l-id=top_C_history
【HP】
http://ourspace.wardrobehostel.com/ssaw_yutenji/

◆Instagram
https://instagram.com/osonoe_masami?r=nametag

◆動画でチェック
【新規ホステルのご案内】https://youtu.be/GCImUMEvmCw
【館内のご紹介】https://youtu.be/yuH2mr4efAI
【祐天寺駅からホステル】https://youtu.be/yWAaQ3TJV2Y
【周辺のCafé, 飲食店】https://youtu.be/r8_ZkAw3juo
【個室のご紹介】https://youtu.be/b88_fL6KiqM
【ダブル・ツインルーム体験】https://youtu.be/O5KRS-H39yo

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