死ぬまでに一度は行くべき温泉旅館 15選
日本全国を旅してるまさゆきです。
これまで登録者1300人の旅系YouTubeを運営したり、気づいたらGoogleマップに2000個以上のピンが立ってました。
今回は「死ぬまでに一度は行くべき温泉旅館15選」を紹介します。
次の旅先を選ぶ参考にしていただければ幸いです。
名前のリンクからホームページに飛べます。正確な値段はご自身でお調べください。
不老ふ死温泉
手を伸ばせばすぐ届きそうな日本海を間近に入る露天風呂は、まるで海に溶け込むよう。特に夕暮れ時は空の色が変化し、夕日も温泉も世界の全てが黄金色に包まれる。地球の美しさにため息が漏れる。
また白神山地のミネラル豊富な水が注ぐ海からとれる海の幸は絶品。料金をプラスすれば食べれるアワビの踊り焼きのゴリゴリとした弾力と、ジュワッと広がる旨みが忘れられない。
谷地温泉
八甲田山麓に位置し、開湯400年以上の歴史を誇る日本三秘湯の一つ。昔ながらの足下自噴の源泉かけ流し泉があり、白濁したお湯と透明のお湯の二つを楽しめる。木の温もりが満ち満ちた小屋の中にこじんまりと温泉があり、自分だけの秘密基地を見つけた感覚になる。
食事もおいしく、特に岩魚のお造りの食感と濃い旨みはたまらない。
乳頭温泉鶴の湯
秋田藩主も訪れた歴史と伝統を誇る温泉旅館。特徴は何といってもその長い歴史を今に伝える茅葺きの佇まいだろう。江戸時代以前にタイムスリップしたかのような温かく懐かしい気持ちになる。
美人の湯とも称される乳白色の白湯をはじめ、冷えの湯、子宝の湯など種類がある。だがここの売りはやはり混浴露天風呂。周囲の建物や山奥の景色、満点の星空見ながら入る温泉はたまらない。
白神矢立 湯源郷の宿 日景温泉
明治26年(1893年)創業の歴史ある温泉旅館。
5つの貸切露天風呂を追加料金なしで巡れるのだが、一つ一つのクオリティが高い。滝、山並み、星空などそれぞれ趣が異なり、温泉巡りをした気分になれる。
チェックイン時に夜と朝の貸切風呂を予約できるのだが、小さな黒板に書かれた時間の上に自分の部屋番号を置くのが素朴でよい。
貝掛温泉
700年超の歴史を誇り、かつては上杉謙信も愛した「目の温泉」として名高い。自然豊かな山々に囲まれ、季節が移ろうと風景も表情を変える。私自身子供の頃から5回以上は訪れているが、何度訪れても変わらない温かさがある。
地元の幸を使った絶品の夕食をいただいた後に、37℃のぬるめのお湯に揺られてうとうとまどろむのが至高の幸せ。
東京駅から80分ほどで行けるアクセスの良さも魅力。
赤倉観光ホテル
昭和12年(1937年)にオープンした日本の高原ホテルの始まりのホテル。妙高高原の標高1000mから見下ろす絶景はここでしか味わえない。
17時から営業を開始するバーでお気に入りのお酒を飲みながら、夕日が沈んでいくのを眺めるのはこの上ない贅沢。もちろん源泉掛け流しの温泉に浸かりながら見るのも良い。
「この贅沢に慣れてはいけない」と己を戒めながら、極上のひとときを味わう。
名剣温泉
宇奈月温泉からトロッコで最奥の欅平駅まで行き、15分歩いたら着く秘湯。山深い渓谷で何十年も修行した僧侶のような佇まいに、荘厳さと心の昂りを感じる。
露天風呂のすぐ脇を流れる黒部川の水音と透明で素朴な泉質に、長旅の疲れが癒やされていく。
ちょっと羽を伸ばして、俗世間から離れた秘境の温泉に入りたい時におすすめ。
松之山温泉 ひなの宿 ちとせ
草津、有馬に並び、日本三大薬湯の一つに数えられる松之山温泉。開湯は800年前(南北朝時代)に遡るとされている。温泉と認められる基準値の「15倍」もの濃い温泉で、あっという間に体が温まる。
冬に入る露天風呂「月見の湯」は、白銀の冷たい世界と隔絶されたお湯の濃厚な温もりににやけが止まらない。
奥鬼怒温泉郷 手白澤温泉
「不便だからこそ価値がある」
怒川温泉駅からバスで約1時間30分、下車した後山道を歩いて約2時間。
くたくたになってたどり着いた一軒宿には、この世の幸せが詰まっている。白い湯の華がこれでもかと舞うお湯で温まり、少しのぼせてきたら裸で自然と向き合う。山風が素肌をそっと撫でていくこの感覚は都会では味わえない。
電波が入らず電子機器を触れられないからこそ、本当の意味でココロが解放される。不便だから本当に大切なものが浮かび上がる。
自分にとって豊かさとは何かを思い起こさせてくれる素敵な宿。
こちらの宿泊記もあわせてどうぞ。
法師温泉長寿館
1,200年前に弘法大師によって発見されたとされ、長寿館は明治8年に創業。国登録有形文化財に指定されている。また『テルマエ・ロマエⅡ』や『国鉄 フルムーン』の撮影地としても有名。
なんと言っても建築されてから1世紀以上経つ「法師乃湯」は圧巻だ。大正ロマンを思い起こさせる窓枠の精巧さと味のある鄙びた木造建築。地面からポコポコ湧き出る温泉。考え抜かれたランタンの配置と明るさと色。時間の流れがとてもゆっくりで、もはや時の流れを感じない。
温泉にゆったり浸かりながら、地面にある小石の感触を確かめたりももの上で転がしてみる。木の浴槽を触って質感を肌で感じる。お湯の温度だけでなく触覚でも楽しめるのがおもしろかった。
元湯 孫九郎
本館から40歩歩くと露天風呂「蒼の湯」がある。世にも珍しい緑色のにごり湯だ。なんと異なる源泉をブレンドして、硫黄分と鉄分が反応させることで緑になるそう。また、湧き水を加水するのではなく異なるお湯をブレンドすることで、成分を薄めることなく温度調整ができる。自然の恵みをまるまる感じてほしいというこだわりに感服。
食事処は養蚕農家を営んでいた館主の築160年の住まいをそのまま利用している。ここでしか味わえない飛騨牛や川魚など、地元の食材を使った夕飯は絶品だ。
みたまの湯
宿泊施設ではないが素晴らしい温泉なので紹介したい。
標高370mにあり八ヶ岳や南アルプスに囲まれた甲府盆地を一望できる。しかも天然温泉に入りながら。2019年から2022年の温泉総選挙「絶景部門」で4年連続日本一に輝いた。
夕暮れ時には空が茜色に染まり八ヶ岳の稜線がくっきり現れ、夜になると甲府の夜景が燦々と煌めく。この移りゆく絶景はここでしか味わえない。
湯の峰温泉 つぼ湯 & あづまや
約1800年前に発見された日本最古の温泉で、世界遺産に登録されている。また浄瑠璃や歌舞伎の演目で有名な「小栗判官」の伝説がある、歴史的にも貴重な温泉。
昔の人も熊野詣で疲れたらこの温泉に入っただろうことを想像し、不思議と共鳴してしまう。世界遺産のお湯に浸かっている特別感も素晴らしい。
また地元の喫茶店のおばちゃんが言っていたが、泊まるなら「あづまや」が良いそうだ。日帰り入浴をさせていただいたが、天井の太い梁がある木造の建物が印象的だった。
明礬温泉 岡本屋旅館
別府八湯の一つである明礬温泉に含まれ、美しいミルキーブルーのお湯が楽しめる旅館。日本中に温泉は湧いているが、ここまで綺麗に青みを帯びた白濁の湯はめずらしい。
大分を代表するブランド魚「関さば」のお造りは圧巻だった。潮流が激しい豊後水道のおかげで身がきゅっと締まっていて、歯ごたえがプリプリだ。さばはしめ鯖でしか食べたことがなかったので、刺身のおいしさに目を丸くした。
極めつけは部屋からの景観だ。手前には大きな別府明礬橋、奥には別府湾、そこに沈んでいく夕日。思わずため息が漏れてしまう。
城山ホテル 鹿児島
最後は鹿児島で一番有名なホテル。
客室や温泉から見える桜島の絶景が最大の魅力。朝焼けや夜景まで、日の出から日の入りまで、変わりゆく桜島の姿を堪能できる。
また城山は西南戦争の最後の激戦地で、日本の明治維新を象徴する場所でもある。
桜島の堂々たる姿を見ながら露天風呂に入ると、「これが薩摩藩士が愛した景色か」と心が温まった。
終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございました!
私は仕事、プライベート問わず旅の発信をしているのですが、
「今まで行った中でおすすめの旅館ってどこ?」とよく聞かれます。
せっかくなので私が自信を持ってお勧めできる旅館をnoteにまとめて、世の中に置いておこうと思います。
自分の感情とじっくり対話できる一人旅でも
生まれた感情を分かち合える二人旅でも
極上のひと時を過ごせる場所ばかりですので参考になれば幸いです!
また、日帰り温泉の記事も執筆したので、よければどうぞ。
ちなみに今回の記事は、『木本梨絵|HARKEN』さんの記事を参考にしております。
素敵な宿がたくさん紹介されているのでぜひご覧ください!
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