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ジンバブエから学ぶ”本当の富”

夢の中でうなされる私。

夢の中の私が電話に出ようとした時、ちょうど起きたら本当に電話が鳴っていました。

時間は早朝4時。

こんなに朝早いのは久しぶりだな。

その電話は名古屋に住むジンバブエ人の友人からで、昨日やり取りしていた内容の続きだったが、まあ時差がある(私は今ノルウェーにいる)のを忘れていたのだと思うし、悪い夢から脱出できて逆にありがたい気持ちで話し終えました。

それで、今このブログをそのまま書いていますが(早朝4時30分)
せっかくなら自分にしか書けないものを書きたかったのでジンバブエについて書きたいと思います。
※私は幼い頃ジンバブエに住んでいた関係で、今まで何かと調べてきました

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ジンバブエに起きたこと

”ジンバブエ”という国を聞き覚えのある人もいるのではないでしょうか。

社会の教科書で、よく”経済が大暴落した国”として紹介されています。

2008年には、ハイパーインフレーション(お金の価値が下がりすぎ、経済が大崩壊すること)が起き、パン一斤のために、山ほど積み上げた札束を持って(注1) 買い物にいく子供などがよく写真に残っています。
(注1) お金の価値が下がると、安いものを買うためにお金がたくさん必要。

それでも札束をたくさん持って買い物するのは、結構大変なので、ジンバブエ政府が新紙幣である0が14個も着いた100兆ジンバブエドル札を発行しました。(詳しくはこちらをクリック)

なんでこんなことが起きたのかというと、それは歴史と政治が強く関係していて、全部話すとそれだけでブログが終わってしまいそうだから簡単にいうと、

当時のジンバブエの農業や雇用を支えていた白人農家が、政府の政策によって国外に追い出され、農業構造が破壊されたことが原因だとされています。

国の政策一つで経済は人々の生活を良くも悪くもなる

私は大学の卒業論文で、自国の経済の悪化によって、新たな可能性を信じて国外に移住した人々ディアスポラと呼ぶ)について書き、実際にジンバブエから遠く離れた日本にやってきたジンバブエ人にインタビューをしました。

その一人が今朝電話してくれた子で、卒論以降もこうして親交があります。


ジンバブエから私たちが学べること

今はコロナウイルスという感染症によって日本経済は大きく揺れ動いています。

観光、宿泊、飲食業界をはじめとしたサービス業は今まで日本経済の大黒柱でした。そんな柱だった産業に雇用削減、倒産という亀裂が生じています。

経済、お金など物質的なものは、外部環境によって簡単に崩れてしまう

今を生きる人であれば、その怖さを痛いほど感じていると思います。

いつ崩れるかもわからないし、究極を言えば、ジンバブエみたいに今頑張って貯めたお金の価値が0になってしまう時だって来るかもしれない。

そんな明日の見えない日々に大切なのは、お金ではなく自分自身の心の富。


無償の愛をくれる家族や恋人
辛い時、共に鼓舞し合える友人
自分の挑戦をいつも応援してくれる周りの人


そんな人からもらう、たくさんの『楽しい』、『嬉しい』というポジティブな気持ち

それこそが本当の富

それはどんなにお金を出しても、買うことのできないもの。

気づけばほら、いつもすぐそこにあるもの。

みんなの心が富で溢れますように。

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(参考)コロナによる日本経済の影響


本当の富をテーマにした曲


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

今回は椎名林檎から『ありあまる富』を紹介したいと思います。


(本当は毎週違うアーティストにしたかったのですが、二週連続になってしまいました。それだけ椎名林檎が好きってことで(笑))

PVもぜひ見てほしいのですが、私たちが日々生活するうえで消費している”モノ”たちがベランダから投げ出されて、空中分解してしまいます。

さあこれは何を意味しているでしょう?

ぜひ歌詞にも注目しながら見てみてください。

PS 今回のトップ画はコロナが日本で流行る前、昨年11月の代々木公園で撮影したもの。この日はシャボン玉のイベントが催されていました。

たくさんのシャボン玉が空に放たれては消えてしまう、その瞬間を共有しようと大人も子供も集まっていました。

人は儚くも美しい、その刹那に魅了されるのかな。

と、深く考えてしまうのは私だけかな(笑)

ではHa det bra~


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