フェラガモのシューズ、破産を乗り越えたこだわり
こんにちは!
健太です。
今回は、フォーシーズンズホテル京都のアフタヌーンティーとのコラボレーションが話題となったサルヴァトーレ・フェラガモを紹介していきます。
軽くて履きやすいことで時代を越えて愛されている靴を主力製品として活躍しているフェラガモとはどのようなブランドなのでしょうか?
復活を遂げた成り立ちから代名詞である靴のこだわりまで紐解いていきます。
■破産からの復活
すでに靴職人として有名だったサルヴァトーレ・フェラガモが1927年にブランドを創立したところから歴史が始まります。
元々ハリウッドで靴の店を出していたフェラガモは、映画関係者やセレブに愛される靴を提供していました。しかし、機械で生産していたことが許せなかったフェラガモはイタリアに戻り、ハンドメイドで最高の靴を世界中に届けようと一念発起します。
そのために60人程の職人をなんとか集めましたが、自分達のやり方に固執した職人はフェラガモのやり方に不満を持ち衝突することもしばしばありました。やむを得ず職人を解雇したフェラガモは、修行中の少年や学生を集めてテコ入れを図ります。何とかこの苦難を乗り切りますが、会社の資金繰りも悪化して終いには破産してしまいました。
この破産を機にフェラガモは自分を見つめなおしました。利益を再投資に回す、投資家への配当などビジネスの原理原則も抑えて行動することを決意します。以前店に訪れた貴族階級の夫人にその友達を紹介してもらうというやり方で着実に注文を増やしていき、事業は回復していきました。
■天才のこだわり
フェラガモの最大の魅力は靴の履き心地であると言われています。
そんなフェラガモの靴で最も有名なモデルといえば、「Vara」でしょう。リボンのモチーフが付いた可愛らしいフォルムのハイヒールで、世界中の女性に憧れの対象であり続けました。
それ以外にも、フェラガモは靴のスタイルのパイオニアとして知られています。現在多くの人に履かれているウェッジソールやプラットフォームといった特徴的なヒールのスタイルを生み出して世に広めていったのもフェラガモの功績です。
こだわりによって、そうした数々の新しいスタイルを開発し続けた天才として時代を越えて愛されてきました。
■おわりに
一時は破産も経験し、絶対絶命の状況に追い込まれながらも見事な復活を遂げたフェラガモ。
そのきっかけとなったのは、フェラガモの情熱、こだわりに惚れたファンである貴婦人でした。
顧客の事を常に考え、こだわり抜いた靴を生んできたことがフェラガモの愛され続ける所以なのかもしれないですね。
それではまた!
服部 健太
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